東京五輪を開催するリスクについて、東京専門家有志26人が6月18日に提言を出した。 大会開催にかかわらず感染拡大のリスクは迫り、大会を開催すればさらにそのリスクが上乗せされると分析している。 それにもかかわらず、「中止」を求める文言はなく、開催するとすれば「無観客が望ましい」など、開催を前提とした内容だ。 緊急事態宣言解除で確実に感染者は増え、ワクチン接種も開催までに国民にいき渡らず、変異ウイルスの脅威も迫る中、なぜ「中止」は提言されなかったのか。専門家たちが伝えたかったのは何か。 有志の1人として名を連ねた国際医療福祉大学医学部公衆衛生学教授の和田耕治さんに、専門家有志の会見後に聞いた。 ※インタビューは6月18日夜にZoomで行い、その時点の情報に基づいている。 政府と組織委員会に危機感を持ってもらうため ーー専門家有志でこの提言を出そうと考えたのはなぜなのでしょう。 今後、そう遠くな
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