コロナの流行を見越した山形大学の対応がお見事と思っていたら、学長が動物生態学者の玉手 英利さん。なるほどトップが感染症動態をバッチリ理解している訳だ(感染症動態は理論生態学の土俵だし、感染症対策は外来種対策と事実上同じ)。
どこの大学でもそうだと思うが、今日の会議では学生がコロナに罹ったり、持病があってハイリスクの場合、対面授業の受講はどうするか、入試はどうするか、本人ではなくハイリスクの同居家族がいる場合には…と対応についての確認が延々。学生(や受験生)への対応は概ね決まったが、恐ろしいことにどう見ても学生よりハイリスクである教員(私も高血圧症)への対応はまだ決まっていないらしい。教員側の持病等の理由による遠隔授業等も認めないと、当然それに該当するケースも出て来るはずである(もう出ているかもしれない)。上層部にお伺いをすると「教員都合で対面授業をしないことは罷りならぬ」とか言われそうなので、前期と同じく、一々伺いを立てずに教員裁量でやっちゃうのが吉なのかもしれない。
昨晩は学科教員の新年会だったのだが、その時の話の流れで昔から考えている「業績にイマイチ自信がない人のためのアカポスゲット法」を披露したら「m-urabeさんてそんなことを考えているの??」と驚かれてしまった。ふんっ、私は大学人事の表もウラも知っているよっ! 最近は若い人が研究職に見切りをつけて大学院進学率も下がっているので、もうこんな毒知識を使おうという人もないだろうけれど、まあ記念のために書いておこうかと思う。 (1)まず、頭が悪くて人を見る目のない教授のいる研究室を探せ。 (2)面接の時は「自分は流行りの研究手法を使える」ことを披露せよ。「流行り」とは最先端の手法という意味ではなく、もう学会の若手研究者はみんな使っていて、年寄研究者にとっては「気になるが、今更自分がその手法を勉強する気にはならない」手法のこと。私が院生の頃は多変量解析か分子系統、今じゃ環境DNAあたり? (本当に最先端
去年、「環境研究倫理特論」で特別講義をしていただいた朝日新聞社の長野さんが、今度はNMRパイプテクターを取り上げた記事を書かれました。 webronza.asahi.com この装置の原理は高校程度の初等物理の知識で十分におかしいと理解できるものなのですが、大々的な広告を打つ手に出ているせいか、購入してしまっているビルやマンションが既にかなりあるそうです。商品の性質上、効果の有無がはっきりわかるようになるのは数十年後なので、その時までに業者が逃げてしまっていたらおそらく損害を取り返すことは困難になります。 一昨日の国立26大学理学部長会議で、各大学の地域貢献や地域教育への取り組みの実例を聞きましたが、やはり産学連携事業や高大連携の話ばかりで、この新聞記事のように消費者を守る活動ですとか、消費者がいんちき話の被害に合わないように教育する活動はまったく行われていないようでした。一部の大学教員や
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