両生類「ミカンチビアシナシイモリ」の口腔に爬虫類と同様の毒腺があった Image credit: Carlos Jared. <ヘビやミミズに似た無足の両生類アシナシイモリの一種のの口腔に爬虫類と同様の毒腺があった...> マムシやコモドオオトカゲなど、爬虫類の一部には、口腔で毒液を分泌する器官があるが、長年、両生類にこのような器官はないと考えられてきた。しかしこのほど、両生類「アシナシイモリ(ハダカヘビ)」の一種である「ミカンチビアシナシイモリ」の口腔に爬虫類と同様の毒腺があることが明らかとなった。 アシナシイモリとは、熱帯アフリカや東南アジア、中南米などの熱帯地域に生息する、ヘビやミミズに似た無足の両生類である。米ユタ州立大学の生物学者エドムンド・ブロディ名誉教授、ブラジル・ブタンタン研究所のペドロ・ルイス・メーロ-フォンタナ研究員らの研究チームは、その一種であるミカンチビアシナシイモ