家の中で、あるいは外出先で、子どもが「してほしくない行動」をとる場面に必ず遭遇します。そんな時、つい感情的になって子どもに怒ってしまったり、はたまた諦めて放っておく、などといったことが多いのではないでしょうか。このような対応では、「してほしくない行動」は減るどころかますますエスカレートしたり、あるいは反抗的になったり、親子関係そのものが悪くなってしまうでしょう。 「してほしくない行動」を目にすると怒りやイライラがつのり、親や家族自身もストレスを抱えます。また子どもも絶えず怒られる中でストレスを抱えることでしょう。単なる悪循環の繰り返しになってしまうことは少なくありません。 ペアレントトレーニングは、ストレスや深刻な悩みを抱える家族を支援する方法の一つとして、アメリカ・UCLA神経精神医学研究所のハンス・ミラー博士によって1974年に開始されました。日本でもこの方法を改良した肥前方式、奈良方