2006年09月24日01:00 カテゴリValue 2.0 「正しくする」ためのもう一つの方法 「正しい」に関して言えば、こちらに加えてもう一つ見落とされがちな見地がある。 それは、「どれくらい正しいと充分正しいか」という、「正しさの精度」の問題である。 正しい答えを得るための方法というのは、実は二つある。「より正解に近づけるために努力する」方法と、「正解の範囲を拡げる」という方法だ。前者の方は誰でも至極当然だと思っているが、後者の方は以外と見落とされている。 ゴルフに例えれば、前者は穴に入れようとする行為で、後者は穴を大きくしようという行為に相当する。こう書くと後者の方はずいぶんとずるいように感じるのではないか。 しかし、これこそが自由主義の効用なのではないだろうか。 自由主義というのは、自分が「正しくない」と思う他人の行為も、可能な限り「間違っていない」とすることなのだから、「正しい
2006年09月24日00:00 カテゴリValue 2.0 「正しい」より大事なこと 本blogも含めて「みんなの意見は正しい」か否かの議論が活発である。 しかし、それより大事、というよりそれ以前に考えておかなければならない問題がある。 それは、どの命題を扱うのが正しいか、ということ。 もう少し詳しく言うと、どの命題に、どれくらいの手間ひまをかけ、そしてどんな優先順位で吟味するのが正しいか、ということ。全ての命題を正しいか間違っているか判断するほど我々は暇じゃないのだ。 要素はわかっている。重要性と緊急性。明日手形が落ちるかどうかの瀬戸際で、明日恐竜を滅ぼした規模の隕石が落ちてくるかを考えるのは「正しく」ない。運転中に急ブレーキをかけなきゃ行けない時に、より高性能なブレーキの設計について考えるのは「正しく」ない。 個人単位においては、これらに関して「正しい順番」で対処することに我々はすで
梅田望夫・英語で読むITトレンド umeda シリコンバレーで経営コンサルティングを行なう傍ら、ベンチャーキャピタリストとしても活躍する梅田望夫さんが、IT業界の先を読むのに役立つ英文コンテンツを毎日紹介していきます。これを読めば、英語と業界動向を読む力が同時に身に付くはず(このブログの更新は2004年12月30日で終了しました)。 最終回・Blogを26カ月続けてみて 2003年3月31日にスタートして21カ月続けてきた本連載も今日が最終回である。 読者の皆さん、長い間、ご愛読ありがとうございました。 「Blog」という言葉を知って、面白そうだから何かやってみようかなと思った... Googleの歴史的役回り Googleについての今年の総括はFortune誌の記事をベースに「Googleをめぐる2004年の総括」を書いたのでもうそれでいいかなと思っていたら、年末にかけて続々とGoogl
近藤淳也の新ネットコミュニティ論 kondo 人力検索やダイアリー、アンテナなどユニークなサービスでおなじみの「はてな」。そんなはてなを率いる近藤淳也氏が、ネットのコミュニティやサービスのあり方について独自の視点で切り取ります(このブログの更新は2006年2月9日で終了しました)。 近藤淳也の新ネットコミュニティ論が本になりました このブログの連載が翔泳社さんから本になりました。 「へんな会社」のつくり方 作者: 近藤淳也 出版社/メーカー: 翔泳社 発売日: 2006/02/13 メディア: 単行本 二つのブログで書いた内容に加えて、id:matsu... 終わりに 世界中の意識をつなげるインターネット 7月の上旬からこのブログを書き始めて5ヶ月になりました。当初の終了予定だった10月を1ヶ月過ぎてしまいましたが、今回でこのブログはおしまいにしたいと思います。 期間中、はてなでのさまざま
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