業務効率を低下させているメールシステム 電子メールに代わる良いコミュニケーションツールはないものか──メールの処理に時間を取られた経験のあるビジネスパースンは、少なからずそうした期待を抱いたことがあるはず。出社して受信ボックスを開くと未読メールが何十通もあり、それを処理するだけで小一時間要してしまうことはざらだ。 さして重要でないメールばかりなら対策の立てようもあるが、大量に届くメールの中には、見落としが許されないものも含まれているので、結局、すべてに目を通す必要がでてくる。役職や担当プロジェクトによっては、1日に数百通のメールを処理しなければならないというケースも少なくない。企業システムとしてのメールは実質的に破綻していることを実感しながらも、代替手段がないために使わざるをえないというのが本音だろう。 一方で、メールの代わりにSkypeなどの個人向けチャットツール(インスタントメッセージ