日本とインドネシア両政府は17日、初の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を東京都内で開き、防衛装備品・技術移転協定締結に向けて交渉を開始することで合意した。中国が人工島造成を進めている南シナ海問題を巡っては、国際法の順守や対話に基づく平和的解決の重要性で一致した。2プラス2の開催は米英仏露豪に続く6カ国目で、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国とは初めて。 日本側は岸田文雄外相と中谷元防衛相、インドネシア側はルトノ外相とリャミザルド国防相が出席。2プラス2の隔年開催と外務・防衛当局間協議の来年の開催、インドネシア主催の多国間訓練への自衛隊参加でも合意した。インドネシア側は海上自衛隊の救難飛行艇「US2」に関心を示した。日本から輸出するには装備品移転協定の締結が必要なため、今後、協議を進める。
イスラム圏の34の国・地域 イランは不参加 【カイロ秋山信一】サウジアラビア政府は15日、過激派組織「イスラム国」(IS)などテロ組織に対抗するため、イスラム圏の34の国・地域が「イスラム軍事同盟」を結成したと明らかにした。エジプトやトルコは同調したが、ライバル関係にあるイランは参加しない。軍事行動や部隊派遣の詳細は不明で、イスラム教スンニ派の盟主を自任するサウジの影響力誇示という色合いが強い。 軍事同盟は、テロ対策での協力をうたったイスラム協力機構(OIC)の条約を根拠に結成された。サウジなどペルシャ湾岸諸国、エジプトやトルコ、パキスタンなど軍事大国、過激派の活動が活発なナイジェリアやマリ、ソマリアなどアフリカ諸国、マレーシアなどが参加する。またインドネシアなどイスラム圏の10カ国以上が同盟結成への支持を表したという。
インドネシア・ジャカルタの地下鉄工事現場。奥にある日本製のシールドマシンがトンネルを掘り進める=2015年12月10日、平野光芳撮影
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