中国がジャカルタのショッピングモールで開催した高速鉄道展示会で、会場に並んだ鉄道模型=2015年8月13日、平野光芳撮影 インドネシアがジャワ島のジャカルタ−バンドン間(直線距離で約120キロ)で導入を検討している高速鉄道計画で、日本と中国が受注を競って真正面からぶつかっている。日本が「技術と安心、実績」を訴えれば、遅れて参入した中国は「工期の早さ、技術移転の推進」を売りに働きかけを強めた。インドネシアはさながら「2人の男性に求愛される美しい少女」(インドネシアの閣僚)のようだ。ジョコ大統領が近く下す最終決定が注目されている。 実はジョコ大統領は昨年10月の就任当初、高速鉄道計画に消極的だった。「インフラでいま必要なのは発電所や港、高速道路、スマトラ島やスラウェシ島などでの鉄道」「重要だが人々の利益になるかもっと見極めなくてはいけない」。今年3月、毎日新聞のインタビューにはこう答え、計画を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く