タグ

ブックマーク / dogsbookshelf.blog25.fc2.com (83)

  • 犬の本棚 エロマンガのエロとは、コーラでいえばボトルキャップくらいの存在

    ■エロマンガで抜いたりしない、エロ小説派です  エロマンガには、独特のお得感があると思うのである。このお得感を言葉で伝えるのは難しい。簡単にいえば、用途が定まっているから、その分だけ他のマンガよりは得である。つまり、エロマンガは楽しいだけでなく、抜くことができる分だけお得なのではないかという錯覚である。  なにゆえ、これを錯覚というのかといえば、別に抜かないからである。俺自身、エロマンガを人より多めに買っている方だが、エロマンガでエロいことをすることが滅多にない。まず、ない。百冊あって、一冊か二冊。そんなものである。実際、大好きなエロマンガであっても、好きな理由はエロい部分じゃなかったりするのだ。 ■エロマンガの女の子は、どんだけ都合が良くても、まあいいじゃない  エロマンガの良さというのは、結局のところ、女の子が可愛いところなのである。エロマンガの用途は、もちろん、下半身を露出させて、握

  • 犬の本棚 よつばと綾瀬三姉妹の関係について

    ■綾瀬三姉妹とよつばの関係  『よつばと』の九巻を読んで、あれっと疑問に思った。恵那とよつばって、こんなに仲良かったっけ。あさぎって、子供の同行をすんなり許す人だったっけ。読んでる人にもよると思うんだけど、俺の中のイメージとは違っていて。気になったので、調べてみた。ちなみに、風香はついで。 ■恵那 妹、かつ、友達  恵那の場合、一話「よつばとひっこし」でブランコを眺めてるよつばが、ファーストコンタクト。「なんかかわった」、「外国の子?」という印象で、目が合いそうになると、すかさず顔を背けている。お隣さんとして紹介された後も、ちょっと変わったお隣さんくらいのポジション。  これが六話「よつばとせみとり」で変わってくる。せみとりのアミとカゴを買うべく、ジャンボのトラックの荷台に乗る恵那とよつば。よつばが引越しの時に見た風景を、今度は恵那も見ることになる。よつばは変わった子だけど、その変わった子

    dododod
    dododod 2010/01/12
    "単行本九冊分の時間"
  • 犬の本棚 電子書籍になって、マンガは流行するのか

    電子書籍でマンガは成り立たない  電子書籍でマンガは流行らんと思うのである。それは俺んちにマンガが数千冊あって、重みで部屋が傾いていて、常に半開きのドアからすきま風が吹くので寒いこととは、関係がない。やっぱり、は紙だよね、という地球の木材に魂を引かれたオールドタイプだからである。 ■何ページのマンガで、どこまで読んで、終わるのはいつか  まず、先行きが不透明である。紙のマンガであったら、手に取った瞬間に長さが分かる。だいたいのマンガ単行は240ページ前後みたいだが、その物語の長さが手に持った感触で分かるのである。今どこまで読んだのか、どれだけ読んだら終わるのか、全部厚みで理解できるのである。  電子書籍だって、同じことはできる。「このマンガは何ページです」とか「8/24P」と隅に表示させることは可能である。電子書籍に慣れ親しんだ世代が生まれれば、その数値を見ただけで理解できるかもしれ

    dododod
    dododod 2010/01/11
    長さとか見開きとか
  • 面白いマンガと定評のあるマンガ - 犬の本棚 - 犬の本棚

    ■面白いマンガと定評のあるマンガ       『バクマン』の読後感は独特である。脱力感というのか、虚脱感がある。読んだのか読んでいないのか、分からない。面白かったとも言えないし、面白くなかったわけでもない。他の連載、『ワンピース』や『ブリーチ』は面白かったり、つまらなかったという感覚がダイレクトにある。床に叩きつけたくなる回もあれば、興奮することもある。『バクマン』には、それがない。  これは『バクマン』から得ているものが全くないというわけではない。適当に読んでいるのとも、違う。連載当初から今まであらすじは覚えているし、そこに書かれていた情報は興味深い。知識欲というか、好奇心が満たされたことは事実としてある。しかし、やっぱり、マンガとして面白かったのかどうか、答えづらい。  なんだかんだいって、俺は『ブリーチ』が好きで、「今週も全然進まなかったな」と言いながら、楽しかったりする。これが『バ

    dododod
    dododod 2009/12/17
    『バクマン』は『こち亀』的にすごい同意
  • 犬の本棚 『よつばとカレンダー』の奇妙さ

    ■写真にイラストを載せた『よつばとカレンダー』  『よつばと』のカレンダーを見た。あずまきよひこはカレンダー作るのが好きらしく、『あずまんが大王』の頃もカレンダーを作っていた。『あずまんが大王』のカレンダーは日めくり式で、8月32日まであるのが伝統だった。『よつばと』のカレンダーは十二枚でワンセット、一月分の日付とイラストの描かれた通常カレンダーである。  面白いことに、背景は実写である。何気ない風景写真があって、そこによつばが描かれている。まるで現実世界によつばが飛び出してきた。世界のどこかによつばがいる、そんなカレンダーになっている。三次元のリアルな背景と二次元のキャラクターのカレンダーである。 ■イラストを写真に撮る、PaperChild  PaperChildを知っているだろうか。たぶん、ネットに明るい人なら見たことはあると思うが、名前まで認知していないかもしれない。キャラクターの

    dododod
    dododod 2009/12/17
    ミスマッチが
  • 犬の本棚 『よつばと』のテンポ

    ■よつばのテンポが面白い  『よつばと』のテンポが面白い。ご存知の方も多いかと思うが、『よつばと』は翻訳家の父と娘よつばの、話。セミとりに行ったり、お祭りで花火を見たり、お神輿を引っ張ったりする。今月出た9巻では、みんなで気球を見に行った。  その『よつばと』のテンポが面白い。表現の緩急が明確にあって、時間の流れが進んだり止まったりしている。具体的にはフキダシと台詞のある場面と、動いている場面が分かれている。そこで時間の流れが変わっている。 ■時間の流れるコマ、止まったコマ  台詞のある場面は時間が動いている場面である。フキダシの書かれているコマには、台詞が目一杯書いてある。普通のマンガと比べてみても、結構な量の台詞が一コマに詰め込まれている。当たり前だけど、喋るには時間がいる。つまり、一コマなんだけど時間が流れている。  一方で、台詞のないコマもある。チャップリンの映画のように、コマ送り

    dododod
    dododod 2009/11/30
    時間
  • 犬の本棚 忠実度バツグンの、たかみちフィギュア発売 (夢でも嘘でもなく)

    ■ダンジョンブックスは宣伝が下手すぎる  ダンジョンブックスは情報を広めるのが致命的に下手なのでないか。レアなエロマンガ作家を呼んでサイン会をやったり、クオリティの高いオリジナル商品をほぼ限定販売しているのに、それがまるで表に出てこない。俺のアンテナも相当感度は低いが、感度低い人間に伝わらないようでは発信レベルが低すぎると言わざるを得ない。 ■たかみちのフィギュアが発売  この表紙を覚えているだろうか。「たかみちが久しぶりにエロい絵を描いた」とLO読者を驚嘆させた、お風呂のイラストである。エロいといっても、不思議な清涼感がある。エロマンガの表紙にして、むしろ、性欲を削がれるような絵である。  ちなみに、LOを購読しとらん人には分からんだろうが、LOで女の子の裸が描かれた表紙はほとんどない。それどころか、精液に類するもの、半裸など性欲を刺激する類のイラストは滅多にない。半年ないし一年に一回、

    dododod
    dododod 2009/11/18
    "ダンジョンブックスは宣伝が下手すぎる"
  • 犬の本棚 『きのう何食べた?』を読んで、料理を作りたくなるか?

    ■サンラータンを作ってみた  『きのう何べた?』にサンラータンの作り方が載っていたので、作ってみた。豆板醤を炒め、鶏がらスープを加えて、酢入れたものがベースになる。マンガでは、ベースにしいたけと豆腐、かき卵を加えていた。俺は冷蔵庫に余っていたニンニクとネギ、小松菜を加えた。  これが思いのほか当たりだった。とても美味い。余りもの材だけで、手軽に作ったスープとは思えないほど、美味い。感動を伝えるべく、すぐに「サンラータンすごい」というmixi日記を書いた。すると、友人から「あのマンガ読んで、よく作れるね」とコメントされたのである。 ■「べたくなるマンガ」と「作りたくなるマンガ」  長い前フリだったが、ようするに、『きのう何べた?』は「読者に料理を作らせるマンガとして機能するのか」ということを考えたい。まず、考えるべきは「これをいたい」と思わせるマンガと、「これを作ってみたい」という

    dododod
    dododod 2009/11/12
    作りたくなる漫画
  • 犬の本棚 皆川亮二と連続短編

  • 犬の本棚 セルフパロディと商品

  • 犬の本棚 純愛ロリエロマンガで、なにゆえ「ロリまんこ」なんて単語を使ってしまうのか

    ■過激な淫語  ロリ系のエロマンガを読んでいると、独特な表現が多用されていることに気付く。「ロリまんこ」だとか、「中学乳首」だとか。年齢や学年に性器を繋げて単語にしているパターンである。これらの単語が使われている作品だと、どうも好きになれない傾向がある。 ■女性か、属性か  これは俺が「子供だから好き」という作品ではなく、「好きな人がまだ子供だった」というパターンの作品を好みとしているからだ。「ロリまんこ」というのは「ロリという単語がまんこの価値を上げるのだ」という意図であり、これはヒロインそのものではなく属性にしか価値がないという意味なのだ。 ■主人公とのミスマッチ  淫語が使われることと主人公の性格には関係性があるはずだ。例えば、あわじひめじのようなロリ陵辱作家が主人公に淫語を言わせるのは、アリなのである。何故なら、あわじひめじの作品に出てくる主人公は、少女を属性でしか見ていないからで

    dododod
    dododod 2009/09/28
    バカップル的作品や純愛ものにはロリまんこ合わないんじゃないかな問題
  • 犬の本棚 OPと本編、千石撫子のパラレルな関係

    ■一歩引くゆえの可愛さ  千石撫子がすごく可愛い。界隈ではロリだロリだと騒がれているが、千石撫子の質はロリでは決してないように思う。俺の基準でいえば、千石撫子はロリータとしては等身が高すぎる。身体の発育も良く、胸や尻の描写も肉感的で、子供染みていない。身体表現からいけば、ロリータとしての魅力は八九寺真宵の方が高い。  千石撫子の魅力は、その一歩引いた姿勢なのである。阿良々木暦という憧れのお兄ちゃんと話すだけで緊張し、かぼそい声しか出せない。わざわざ、高校の前で立ち尽くすほどであり積極性、呪いを解くために蛇を八つ裂きにするほどの行動力がありながら、なおおびえる。その気弱な心理描写が千石撫子の魅力である。 ■OPの自己主張  一方で、千石撫子はOPにおいて、積極性を見せている。おそらくは阿良々木暦に対してであろう、恋心を発露しているばかりか、挑発するような言葉すら使う。自身の可愛さを存分にア

    dododod
    dododod 2009/09/25
    千石撫子可愛い
  • 犬の本棚 噛み合わない、ゆうきまさみ

    ■噛み合わない、つとむとバーディー  つとむとバーディーは驚くほど、会話が噛み合っていない。『鉄腕バーディー』の話である。偶然に一心同体となってしまった、地球人と宇宙人。男性と女性であり、高校生と警官でもある。立場が異なっているし、性格だって全然違う。噛み合う方がおかしいのだ。 ■噛み合うマンガ  マンガというのは、噛み合うものなのである。それは単純に、会話が噛み合うという意味でもある。あるキャラクターと別のキャラクターが、何の違和もなく会話をする。『とある魔術の禁書目録』はコミカライズされているが、上条さんはどんな相手でも力づくで論破する。会話は、噛み合っている。  もっとテクニカルなことでいえば、『アイシールド21』では、しばしば空間を越えて会話が噛み合っていた。フィールドに立つ選手の言葉を引き継いで、観客席のライバルが台詞を口にする。あたかも同じ空間にいるかのように、違和感なく喋って

    dododod
    dododod 2009/09/23
    噛み合う会話
  • 犬の本棚 マンガに登場するパンツは見せパンなのだろうか

  • 犬の本棚 好きな作品がアニメ化すると、逆にへこむ

    前々から知っている作品がアニメ化している。も杓子もアニメ化の風潮であるし、最近はライトノベルのアニメ化も数を増している。大変嬉しく思う反面で、素直に喜べない。なんとも形容しがたい心持ちになるのである。 ■好きな作品が続々アニメ化で、自尊心は刺激される  好きな作品がアニメ化したら嬉しいのである。「好きな作品が世間に認められた喜び」でもあるし、「応援していた作者が有名になる喜び」でもある。と同時に、「前々から知っている自分の審美眼の正しさ」を誇る気持ちも確実にある。  『GA』だって連載当初からアニメ化するだろうと推測できたし、『とらドラ』も第一巻から読んでいた。なんだかんだいって、『ハルヒ』も初巻を読んでいたし、西尾維新もデビュー当時からフォローしていた。「オレ強え」と誰かに自慢したくなるわけである。 ■知っている作品の母数が大きいので、確率は高い  しかし、一方で思うわけである。月に数

    dododod
    dododod 2009/09/13
    話題になるとそわそわする
  • 錯覚を使った表現 - 犬の本棚

    dododod
    dododod 2009/09/12
    "同じ構図には同じ意味がある"
  • FC2Blog - 現在アクセスが集中しています

    dododod
    dododod 2009/09/09
    オーズ
  • 犬の本棚 【ネタバレ】『国民クイズ』は「主人公=ラスボス」である

    dododod
    dododod 2009/09/07
  • 犬の本棚 『モテキ』に見る、キャラの呼びかけの違いと距離感

    呼び方には距離感が宿るのである。例えば、「先生」と呼びかければ、教師と生徒という間柄が生じる。「○○君」であれば、ちょっとした近しさと親しみがある。『モテキ』2巻発売を記念して、呼びかけの違いについて書いてみる。そのために『モテキ』の大まかなストーリーを語っておく。  主人公は派遣でいつなぐ三十男。女と縁のない生活をしていた主人公の下に、突然知り合いの女性三人から連絡が入る。主人公はそれぞれと苦い思い出と甘い期待の残る別れ方をしている。到来したモテ期を、主人公はどうするのか。 ■フルネームの「土井亜紀」  まず、土井亜紀。主人公からは「土井亜紀」とフルネームで呼ばれている。過去に派遣された会社で一緒に働いた女性であり、職場では親しく会話をしたことはなかった。偶然ライブイベントで合流することとなり、フラレた過去がある。  他人をフルネームで呼ぶのも普通でない。日常においてフルネームで呼ぶ対

  • 犬の本棚 現実にあるものをマンガに描くリスク(『ハックス』)

    ハックス:今井哲也  講談社で『ハックス』っていうマンガがある。アフタヌーンから出てる。高校の部活でアニメ作るっていうマンガ。女子高生が絵を描いて、同い年の美少年がパソコン使ってアニメーションにする。パソコンでアニメってのが、わりかし最近っぽいですね。  で、最近っぽいネタが他にもあって、彼らは作ったアニメをネット上にある動画サービスにアップする。何百万人が見ていて、気軽にコメントが書き込める。動画の右から左にコメントが流れていって、リアルタイムっぽいやりとりができる。  いや、誰もが思うわけ。「これ、ニコニコ動画だろ」って。関係ないけど、僕は「ニコニコ」と略す派ですが、世間的には「ニコ動」って略す人の方が多いみたいね。「ニコ動」って、なんか言いづらくない? まあ、いいんだけど。  この、いかにもニコニコっていうサービスの、マンガ内での名前は「二重丸動画」。略して「二○動」らしいです。つま

    dododod
    dododod 2009/06/10
    マンガの世界よりも現実の世界の方が変化が激しい