というわけで前回の勿体ぶった前置きに続き、やっとワッシュさん提供:「SF映画ベストテン!」に行ってみたいと思います。 1位:地球に落ちてきた男 『地球に落ちてきた男』は、滅亡に瀕した故郷の惑星を救うために、たった一人で地球に訪れた異星人の孤独と漂泊の物語だ。この映画は、「自分の居場所はここではなく、どこか他の場所にあるのかもしれない」ということ、そして「でもだからといって、そこにはもう帰れないのかもしれない、自分は、場違いな場所で生き続けるしかないのかもしれない」というテーマを描いていた。「愛してくれている人は本当は君の事なんて何も理解してなくて、そして、本当に愛していた人達は、もうとっくに死んでしまっているのかもしれない。」、そして、「つまり、君は一人ぼっちで、孤独で、理解不能な有象無象の中で、一人で生きなくちゃならない」という《孤独》についての物語であり、「音楽を作ってみた。死んでしま
SF映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! 意外とアクセス数が伸びないと仰ってましたが、年末恒例ワッシュさんの映画ベスト企画。今年はSF映画のベストテンということで、当然ながら今年も参加させていただきたいと思います。この文章自体去年のものをコピペして改変してみた(どうでもいい)。 1.GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(95年 押井守) 2.妖星ゴラス(62年 本多猪四郎) 3.サイレント・ランニング(72年 ダグラス・トランブル) 4.THX-1138(71年 ジョージ・ルーカス) 5.ラ・ジュテ(62年 クリス・マルケル) 6.トゥモロー・ワールド(06年 アルフォンソ・キュアロン) 7.バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(89年 ロバート・ゼメキス) 8.フィフス・エレメント(97年 リュック・ベッソン) 9.ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀(86年
雄山「中川、今日の映画はなんだ?」 中川「『ワールド・ウォーZ』にござります」 雄山「ほう。有名なゾンビ小説の映画化だな。モキュメンタリーならぬ架空のオーラル・ヒストリー形式で、ゾンビ発生による世界的危機“世界ゾンビ大戦”を乗り越えた時点から語るという、なかなかに考え抜かれた小説だったな。映画も楽しみだ」 WORLD WAR Z 上 (文春文庫) マックス ブルックス Max Brooks 中川「この中川、雄山さまの好みは熟知しておりますゆえ」 雄山「ハハハ、こやつめ。それでは、観てみるとするか」 二時間後 雄山「……このゾンビ映画を作ったのは誰だあっ!」 中川「先生、どうか落ち着いてください」 雄山「だから私はこんな下衆なシネコン映画を観るのは嫌なんだ! 人に金と時間を払わせておいて、こんなものを観せるとは!!」 雄山「ええい、我慢ならん。監督を呼べ!」 マーク・フォースター「わ……私で
リーアムニーソンこえぇ〜!! 見たいものを、見たい尺で見せてくれたというだけで、非常に好感度の高い映画だった。 リーアムリーソン、かっこいいし。 とはいえ、自分の場合、もともと映画については語るべき言葉をあまり持っていなくて。 加えて、それがアクション映画となると、ますます何を語っていいかわからなくなる。 アクションのきれがいいとか?編集がかっこいいとか?そういう細かいポイントが、よくわからない。 加えて、もしわかったとしても、そういうことを、いったいどういう言葉で語ればいいのかよくわからないのだ。 だから、ただひたすら見ていて気持ちいいかどうかが全て。 ただ、まあこの映画に関しては90分という、尺がとにかくよかったってことは自分にもわかった。 その尺のおかげでずっと気持ちよく最後まで見ることができた。 この、ちょっと短いくらいの時間こそが、アクション映画を楽しめる塩梅なんだろうなぁってこ
『悪の教典』鑑賞。 『牛頭』のUS盤DVDの特典にイーライ・ロスとギレルモ・デル・トロと三池監督が対談している映像が入っていた。 その中で、三池監督は「映画祭でおばさんに、こんな映画作るなんてあんたビョーキよ!と言われたことがある」と話し、その内容を受け、インタビュアーがイーライとデル・トロに「お二方から見ても三池監督はビョーキだと思いますか?」と気のきいた質問をした、そのとき二人は嬉しそうな顔をしてこう答えた。 「Yeah!!(もちろん!)」 特にイーライは筋金入りの三池ファンであり(作品の細かい部分まで見ている感じがあった)、自身の作品にも役者として登場させたくらいだが、この『悪の教典』をイーライに見せたら、きっとこう思うに違いない。 「やっぱりMIIKEはとてつもなく狂っている」と。 わりとネットでは「手ぬるい」というような感想がチラホラと散見されるが*1、シネコンで大規模に公開され
巷にあふれるゾンビ映画。ゾンビ映画初心者にとっては、どれも同じに見えるかもしれないが、当然のことながら出来のいいもの悪いものがあるわけで…。ホラー映画サイトHell Horrorでは、ユーザー投票によるTOP10ゾンビ映画を発表した。 「ショーシャンクの空に」監督が手がける、泣けるゾンビドラマ「ウォーキング・デッド」が全米で大ブーム! TOP10に選ばれたのは以下の作品。ジョージ・A・ロメロ監督の古典から、比較的新しいものまで揃っている。 1位:「ショーン・オブ・ザ・デッド」(04未) 2位:「ゾンビランド」(10) 3位:「ゾンビ」(79) 4位:「ドーン・オブ・ザ・デッド」(04) 5位:「28日後…」(03) 6位:「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」(68未) 7位:「キャプテン・スーパーマーケット(93)」 8位:「死霊のえじき」(86) 9位:「ブレインデッド」
この説明は面白いですね。 映画をこういうふうに見たことなかったです。 映画が抱えるお約束事 - 映画の見方 http://d.hatena.ne.jp/baphoo/20120109/p1 映画の画面で向かって右側の端に目的地がある、 もしくは物語の目的が在ると想定された場合、 そちらに向かうこと、そちらを向くことは、 物語上はポジティブなことになります。 それに反して<ー側を向くこと、 その向きへの移動は、物語的にはネガティブなことなのです。 (略) 映画が誕生して最初の三十年間は、サイレントの時代であり、 頻繁に画面に文字が映されていました。 それら文字の読み方はー>なのですから、 ー>方向の動きは文字との関連から目に心地よいストレスの少ないものです。 それに対して<ー方向の動きは、文字の流れと逆になりますから、 なるべくなら少なくして欲しいのですね。 物語の目的だけでなく、主人公の内
期待値あげまくりで見に行ってきた。 キャットウーマンはエロかったし。 刑事さん達のドラマは熱かったし。 あと、オープニングのアクションは、ちょっと他の映画では見たことのない感じのアクションで、震えたし。 ダークナイトみたいな魂の揺さぶられ方はさすがになかったけども、3部作のラストにふさわしい重厚な仕上がりだたことは間違いない。 ただ、まあそういう作品自体の評価とは別に。 やっぱり前作との比較はしてしまうわけで。 前作っていうか、ジョーカーね。 ジョーカーの不在。 これがわりと効いている。 てか、ライジングに足りないのはジョーカーだってことは明白だと思う。 ・・・・ってそんなこと言ったってどうにもならんのはさすがの自分もわかってますよ。 ヒースレジャーは死んじゃったわけだし。 でも、ここでしたいのはヒースレジャーはすごかったっていう話ではなくて。 この映画の立ち位置・・・・つまり「『リアル』
『アベンジャーズ』鑑賞。いわずとしれたスーパーヒーロー大集合の作品。 ぼくはこの手の映画は好きで率先して観にいくけれども、その反面。心の底からおもしろかったぁ!と思ってスクリーンを出ることはそんなになく、逆にいえば、ある程度のおもしろさを分かってて観にいっているみたいなところがどっかにあった。故に、世間的に大絶賛されている『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』や、サム・ライミの『スパイダーマン』シリーズもいうほどテンションが上がったわけではないし、今作の布石となっている『アイアンマン』も『マイティ・ソー』も『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』も、そこそこ楽しんだクチである*1。 しかも個々の作品のエンドロール後やエンディングで『アベンジャーズ』への予告ともいうべきボーナストラックがしこたま公開され、否が応でも作品への期待が高まるように仕向けてるというか、自らそんだけ
大学生(もちろん人間)の花と、おおかみおとこ(でも人を噛んだり満月の夜に変身したりはしない)との間に生まれた"おおかみこども"、姉の雪と弟の雨。でも父は不慮の事故で亡くなり、花は人間とおおかみの両方の性質を持った姉弟を女手ひとつで育てていこうと決心する・・・。タイトルからは想像不能だが、ファンタジーというよりも完全に子育て映画(!!)である本作は、『時をかける少女』『サマーウォーズ』以上に端正な絵柄と、繊細かつ生命力にあふれた感情表現、そして潔くも清々しい物語に、観る者の背筋もきりりと伸びる細田守の新展開だ。取材・文/ミルクマン斉藤 Profile 細田守 (ほそだ・まもる) 1967年生まれ、富山県出身。91年に東映動画(現・東映アニメーション)に入社。アニメーターとして活躍後、演出家に転向。その後フリーとなり、06年に手がけた劇場版『時をかける少女』では日本アカデミー賞 最優秀アニメー
■トラ・トラ・トラ! 素晴らしい火薬。 重厚な戦闘シーン。うっとりしちゃう。 ■ハンバーガー・ヒル 「ようこそハンバーガーヒルへ」 戦争映画の戦闘シーンとしてかなりいい。 その後の映像作品への影響多数。押さえておきたいカットと演出。 ■プライベート・ライアン 戦争ジオラマを1/1で作ってみました。てへ。 みたいな凄い映像。 冒頭のオマハビーチ上陸作戦だけで腹いっぱい。 各種映像作品に与えた影響数知れず。各種ゲームへ与えた影響数知れず。これを避けて戦争映画は語れません。 凄い映像、凄い火薬、ドリフのコントのようなドラマ。手堅いですわー。大好きだー。 ■スターシップ・トゥルーパーズ 残酷描写には定評のあるバホーベンがノリノリで描いた宇宙虫戦争。 軍国主義をかっこよく描いてる皮肉映画なんだけど、普通に軍隊入りたくなるレベルのかっこよさ。 極右バリバリの軍事礼賛から、冒頭の厳しい訓練、高揚ムードか
このところ予想外のロングラン上映を続けるSFや人間ドラマの映画が増えている。「何が当たるか分からない」と映画宣伝のプロが嘆く時代に、何が決め手となったのか。 《宇宙人(ただし自称可)を連れて3人以上で劇場を訪れれば1人1000円》 奇抜な割引制度でヒットをつかんだのが「宇宙人ポール」(グレッグ・モットーラ監督)だ。実施した映画館のひとつ、東京・渋谷シネクイントでは、700組以上がこの制度を利用した。 英国からアメリカにやってきたSFオタク2人が宇宙人のポールを故郷の星に帰そうと奮闘するコメディーだが、配給サイドは「下品で口が悪いポール」のキャラクターをアピール。「英国人にとって米国人はエイリアン」という風刺もこめた痛快な中身がツイッターなどインターネット上の口コミでジワジワ広がった。配給側では最終興行収入1億5000万円を見込んでいる。 昨年の流行語大賞にもノミネートされるほど話題
人気マンガ「BLEACH」のハリウッド実写化が本格始動!「HEROES」マシ・オカがプロデュース シネマトゥデイ 2月23日(木)13時26分配信 久保帯人の人気マンガ「BLEACH ブリーチ」のハリウッド実写映画化が本格始動したとバラエティーが報じている。同誌によると、北米出版元であるViz Mediaと米ワーナー・ブラザーズが契約を結んだという。 2001年より週刊少年ジャンプにて連載中の同マンガは、コミックスが既刊50巻を超えている人気マンガ。死神になってしまった高校生・黒崎一護の活躍を描いた物語で、テレビアニメ化・アニメ映画化のみならず、ゲーム化もされるなど、現在のジャンプ人気を支える作品だ。 米ワーナー・ブラザーズは、2010年から同作のハリウッド映画化を企画。今回のバラエティーの報道によると、実写になることは確定であり、当初はプロデューサーを務めるとみられていた映画『ゲット
『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』をレンタルDVDで鑑賞。 なんでもかんでも録画しないと気がすまない「普通の男」ティエリーのドキュメンタリー。 彼が妙な人脈で伝説のアーティスト、バンクシーに出会う。壁にスプレーでペイントする「ストリート・アート」で有名になったバンクシーだったが、いわゆる「落書き」であるため、その作品は数日で消されてしまったり撤去されてしまったりしていた。バンクシーは「そろそろ自分の作品を記録に残してもいいかもしれない」と、ティエリーを信用のおける人物として撮影係に任命する。それと平行して自身の作品が高値で取引されるようになったバンクシーは思わず自分の心情をティエリーに吐露してしまう「作品がいくらで売れるかは問題ではない、アートの真実を語る映像を今こそ世に出す時だ」この言葉に触発されたティエリーは今まで録りためたビデオテープを編集し、作品にしてバンクシーに見せた。本
やはり...。 元ネタであるSlateが報じたところによりますと、3D映画は2009年から2010年初めにかけては利益を上げていたようですが、トイ・ストーリー3の辺りからは下降の傾向にあるようです。トイ・ストーリー3の興行収入は1億1030万ドル(約84.6億円)という大ヒットでした。が、内訳を見てみるとそれぞれの映画館で3D版の売り上げは2D版よりも5%少なかったという結果がでています。もちろん映画によっては3D版が大成功を収めているケースもあります、Tronがその良い例でしょう。3Dで大ヒットを記録したアバターのジェームズ・キャメロン監督はこう言います「素晴らしい映画体験にならないのなら、わざわざ余分なお金を払ってまで人は見たいと思わない。」と。3D版があれば誰でもそちらを見たがるというわけではないのです。3Dのかいがある映画の内容で、その3Dの質も上質なものでなければ3D版でなくても
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 22:49:44.50 ID:3lWtX9vS0 それだけ面白いってことだろうから 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 22:50:23.01 ID:i8AZXXzT0 ジュラシックパーク 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 22:50:24.69 ID:8a6IN2M/0 ビッグフィッシュ 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 22:51:11.30 ID:GBXmIfML0 アバウトアボーイ 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 22:51:30.38 ID:Jl3ej4Wi0 少林サッカー 100:以下、名無しにかわりましてVIPが
ストーリーは強引もいいところなのですが――慰問コンサートの許可あっさり下りすぎだろ! とか、そもそも刑務所の一連のシーン自体が「捕まったシェリル」ってシチュエーションがやりたかっただけですよね? とか――そんなことがどうでも良くなるくらい、圧倒的に映像と音楽が良い。菅野よう子やっぱ天才だわー……と思わずにいられない。 ヱヴァ破を観たときにも思ったのですが、凄まじい映像って、それ単体で存在価値とか説得力を持つじゃないですか。「このシーンだけで元取れたわー」みたいな。 そしてストーリー的にも、1シーン1シーンの突き抜け方がすごいです。「フォーメーション・ビッグ・ウェンズデー」とか「あいつ……歌舞いてやがる……」とかレジェンドクラスのシーンやらセリフが頻出。 自分がこういうバカっぽい(褒め言葉です)ノリ大好きなのもありますが、インパクトのあるセリフとか単語って、それだけで価値があると思うの
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