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ブックマーク / katokitiz.hatenablog.com (57)

  • タイトルがすべてを表している/Weezer『Pacific Daydream』 - シン・くりごはんが嫌い

    お久しぶりです。安田美沙子です。三ヶ月ぶりにブログ書いてます。7月から9月まで超繁忙期で一日平均14〜16時間、休憩も取れて40分、取れないときで10分。手当は出るものの、残業代ゼロという状態で働いていたので、ブログを書くどころではありませんでした。休みが隔週土日なんですけど、いろんな人からお誘いいただいて、それで遊んでいたということもあって、家で落ち着いて何かするということがホントになかったんです。最近の趣味はレコード収集となり、それをインスタにあげ、世界中のレコードコレクターとやりとりすることです。 さて、その忙しさにかまけてあいもかわらずWeezerの新譜を買い忘れたので、タワレコへダッシュした。ついでに『Everything Will Be Alright In the End』のアナログ盤もゲット。レコードコレクターとしては新品のレコードがネットよりも安く手に入るということでタワ

    タイトルがすべてを表している/Weezer『Pacific Daydream』 - シン・くりごはんが嫌い
  • 近代アイドルと題材の相性の良さ『ひぐらしのなく頃に』 - シン・くりごはんが嫌い

    NGT48のメンバーが多数出演した『ひぐらしのなく頃に』を観た。 超がつくほど人気のメディアミックス作品をNGT主演で、しかもオール新潟ロケで実写化するという負け戦感がプンプン漂う企画で、実際原作の大ファンである妹も「何を考えてるんだ」的なことを言っていたが、我々兄妹、絶賛NGT箱推し中ということもあって、高価なDVD-BOXをお金を出し合い購入。ところが、いざ蓋をあけてみるとこれが想像以上によくできており驚いた。というかとてもおもしろかった。 いきなりだが、そもそも『ひぐらしのなく頃に』という作品は萌え絵的なフニャフニャした甘酢パートから急転直下で八つ墓村的なミステリーになるのが魅力なのだが、それを実写にする場合、その二次元萌え要素を表現するのが難しく、2008年に映画化したときもそれをクリアすることができてなかった(当時AKBだった小野恵玲奈こそ出ていたものの)。ところが、「人差し指と

    近代アイドルと題材の相性の良さ『ひぐらしのなく頃に』 - シン・くりごはんが嫌い
    dododod
    dododod 2017/07/26
    オール新潟ロケ
  • ビートルズの偉大さを改めて実感/ASIAN KUNG-FU GENERATION『ソルファ』再録盤 - シン・くりごはんが嫌い

    いきなりだが「このアルバム、今改めてレコーディングしてくれないかな」と思うことが多々ある。 ぼくは音楽を聴く行為が好きだが、その一方でライブにいくことは少ない。理由は単純でレコーディング音源が好きで好きでたまらないからである。だからライブ盤を聴くこともほとんどなく、好きなライブ盤といえるものはあまりない。個人的嗜好の関係でツェッペリンとかハンブル・パイはさすがに聴くが、ライブの方がすごいといわれるクリームやオールマン・ブラザーズ・バンド、ミッシェル・ガン・エレファントのものもほとんど聴かない。もしかしたらビートルズが好きなのもレコーディングするということにこだわっていたからかもしれない。 だから、ライブによって育っていった曲が、アレンジや節回しも含め、レコーディング音源を超えてくると非常に困ってしまう。それこそ初期のナンバーガールの曲は明らかにライブ音源の方がかっこいいが、できればそれをス

    ビートルズの偉大さを改めて実感/ASIAN KUNG-FU GENERATION『ソルファ』再録盤 - シン・くりごはんが嫌い
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    dododod 2017/05/31
  • ファースト、セカンドの呪いから解き放たれた一枚/Weezer『Weezer(White Album)』 - シン・くりごはんが嫌い

    またしても遅ればせながらWeezerの『Weezer(White Album)』を購入。 Weezerは新譜が出たら必ず買うようにしていたのだが、仕事の忙しさにかまけて放っておいたらこんなことになってしまった。大変もうしわけない。しかもそのまえにタワレコで『Pinkerton』のアナログ盤を買って聴いてるしまつである。先に新譜買えよ。 今回もセルフタイトル(無題?)でジャケットが一色に統一される。ブルー、グリーン、レッドと続いて今回はホワイト。ところが今までと違い、確かに一色に統一されているものの、今回は海辺に立つ四人が写されている。 そのジャケットの通り、コンセプトはビーチで聴くのに適した軽いポップソング集。プロデューサーもビーチ・ボーイズみたいな感じでということで注文したらしく、それにリヴァースが応えたという形になる。それこそこないだ購入したサニーデイ・サービスの『DANCE TO Y

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  • そして歴史は繰り返される/ジェイムズ・エルロイ『背信の都』 - シン・くりごはんが嫌い

    ジェイムズ・エルロイの『背信の都』が県立図書館にあったので、借りてきて読んだ。ありがとう図書館。 10連勤などもあり、読み終わるのに二週間かかったが、もっとじっくり読むことも出来たので、ヘタしたら一ヶ月以上はかかっていたかもしれない。戦争を知らない子供たちなので、上巻は「第五列」や「灯火管制」、「リトル・トーキョー」の歴史などを調べながら読み(つってもウィキペディアだけど)、10日もかかった。逆に下巻は事件の解決部分だけだったので4日でなんとか読んだが、再読するときは下巻の後半部分を重点的に時間をかけて読もうと思った。文庫版出たら買う……かもしれない。多分。 41年12月6日LA。日系人一家四人が「ハラキリ」で死んでいるのが見つかり、心中かと思われたが優秀な日系二世の鑑識官、ヒデオ・アシダの懸命な捜査により殺人と断定。ところがその翌日に真珠湾攻撃が起きてしまう……というのが主なあらすじ。

    そして歴史は繰り返される/ジェイムズ・エルロイ『背信の都』 - シン・くりごはんが嫌い
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    dododod 2016/12/18
    いつかちゃんと読みたい本
  • 演劇のえじき『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』 - シン・くりごはんが嫌い

    『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』をレンタルDVDで鑑賞。いわゆる後編。いいかげんほとんどの人が観てると思うのでネタバレします。 「うそだろ?」と言われるかもしれないがマジでおもしろかった。しかも観た人全員が怒り狂ったであろう、前半の50分が特に。理由は至極単純。演劇調で『死霊のえじき』をしていたからである。 『死霊のえじき』はゾンビ映画の始祖、ジョージ・A・ロメロのゾンビ三部作のフィナーレをかざる作品だ。もうすでにゾンビに覆いつくされてしまった世界のなか、地下の軍事基地にこもって生き延びた集団にスポットがあたる。特に『死霊のえじき』はゾンビを相手に暴れまくるというサバイバルアクションは少なめで、人間同士の争いがほぼ全編にわたって繰り広げられるというのが特徴。ゾンビを科学的に研究しはじめたりして、説明的なものが入り、全体的には地味。「ロメロのゾンビ三

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    dododod 2016/06/19
    ちょっとだいぶ見たくなった
  • 荒唐無稽なスパイ映画を継承するのはオレだ!『キングスマン』 - シン・くりごはんが嫌い

    『キングスマン』をBDで鑑賞。 ロンドンでクズ同然の生活を送っていた男の元にスーツを着た英国紳士があらわれ「君のお父さんは伝説のスパイだったのだよ!さあ君もスパイになろうじゃないか!」と言われ、そのまんまスパイになってしまうという映画。 スパイになるために過激な訓練をしなくてはならないなど、どっかで聞いたことある話だなぁと思った方は多いと思われるが、それは当然で、原作者であるマイク・ミラーの映像化作品『ウォンテッド』とあらすじはほぼ一緒。さらに“めざめ”や“継承”という根的な部分は『キック・アス』にも見られる。「同じ話しか作れないのか!」という意見もあるだろうが、監督と原作者が同じであれば観客としてはそれを期待するわけで、手を変え品を変え同じような味を新鮮に楽しませてくれればそれでいいのである。実際、日以外では大ヒットを飛ばしているらしい。 今しがた書いたように監督は『キック・アス』の

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    dododod 2016/01/11
    “めざめ”や“継承”
  • 例えばこれがラーメン屋だったら……『桐島、部活やめるってよ』 - シン・くりごはんが嫌い

    注・相当話題になった映画なので観た人にしか分からない書き方をしています。 『桐島、部活やめるってよ』ちょー遅ればせながらBSで放送したヤツを鑑賞。 そのカメラワークや、金曜日が何度もそれぞれのキャラクター目線で映されるなど、基的には襲撃が起きない『エレファント』といった具合。襲撃の変わりに起きるのは「桐島」という男がある日、急に学校へこなくなり、部活をやめるという噂がたち、いっさい連絡もとれなくなるということ。そのせいで高校の人間関係に微妙なズレと変化が生じていくというのがあらすじ。 のちにビックネームになる俳優たちの存在感、主役の神木隆之介でさえもつめたく突きはなす監督の第三者的視点、タランティーノシンドロームから一歩ぬけだした絶妙な固有名詞のチョイス、少ないセリフでわかりやすく提示する人物の関係性、ラストの対話を説明してるような高橋優のエンディングテーマなど地味ながら最後の最後まで見

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    dododod 2015/12/02
  • ごめんなさい、Negiccoをナメてました - シン・くりごはんが嫌い

    ちょー遅ればせながらNegiccoの『Rice & Snow』を聴いた。 まさか、ぼくがNegiccoについてブログを書くことになるとは想像もしていなかったが、ヲタではない一般の新潟県人にとってNegiccoというアイドルはそこまでたいしたポジションではなく、むしろ「何が“こんにちネギネギー”だよwwwww」みたいな印象の方が強かったのではないかと思われる。 Twitterでフォロワーさんも言っていたが、新潟にいてNegiccoを肯定的な文脈で聞いたことなど一度もなかったし「いいとも」や「からくりTV」に出たとしてもそれはあくまで「こういう苦労人のローカルアイドルがいますよ」的な扱いであり、企画ありきのものでNegiccoというアイドル自体をゲストに迎えるというものではなかったように思える。そこから全国的にブレイクしたかと言われれば絶対にそんなことはなかった。 ぼくがNegiccoをちゃん

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    dododod 2015/10/28
  • 二時間マジでカーチェイス『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 - シン・くりごはんが嫌い

    『マッドマックス 怒りのデス・ロード』鑑賞。 公開されたと同時にすさまじい熱量の感想がツイッターに溢れかえった。さらに新しく観た人が前に観た人の感想をリツイートしたりして、TLが「マッドマックスヤバイ」だらけになった。『マッドマックス』でこうなら『スターウォーズ』のときはどうなるんだろう……と、熱狂的なファンが多い映画の影響の強さを改めて思い知った。 あるシリーズの新作が、何十年ぶりにその監督によって撮られたり、リブートしてみたり、プリクエルなんつって、時間をさかのぼって作ってみたりということが目立ってきたが、それらのなかでいちばん反応がよかったかもしれない。今まで「おもしろいんだけど……もう一声……」みたいな人たちにとってはやっと出てきたどデカい打ち上げ花火だったのだろう。 ぼくはそこまで『マッドマックス』シリーズに思い入れがあるわけではないが、実際『怒りのデス・ロード』はすさまじかった

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    dododod 2015/06/24
  • 『仮面ライダーW』を全話観た - シン・くりごはんが嫌い

    子供の頃から日曜の朝に放送しているようなアニメや特撮モノを観るという習慣がなかったので、ずーっとスルーしていたが、レイモンド・チャンドラーと『探偵物語』が大好きだといったら後輩(@Gung_hoo_Guns)が「探偵を主人公にした仮面ライダーがあるんですよ」とおすすめしてくれてて、それだけは頭の片隅にあった。 月日は流れ、縁あってTwitterでやりとりさせていただいてる漫画家の二ノ宮知子さんとたまたま仮面ライダーの話題になり*1、「実は後輩からおすすめされてるんですよー」と書いたら「無料配信中だからすぐ見て」とプッシュされ「まぁ無料でしかもネットで観れるなら……」という軽い気持ちで観ることにした。 そうしたら、これがおもしろいのである。 最近、映画を観るテンションではないというのもあったが、日の土壌にピッタリあったアクションモノとして肩の力を抜いて観られるのが良い。だからといってお決ま

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    dododod 2015/03/02
  • くりごはんが嫌いな男が選ぶアニメ映画ベストテン - シン・くりごはんが嫌い

    毎年恒例の………って一年経つの早くね?マジかよ………SF映画選んだのも、ホラー映画選んだのも、もっといえばスポーツ映画選んだのもついこないだじゃん………今年はアニメ映画。アニメ映画ってのがいいね。 アニメ映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! 1.BLOOD THE LAST VAMPIRE(00年 北久保弘之) 2.マインド・ゲーム(04年 湯浅政明) 3.イノセンス(04年 押井守) 4.スチームボーイ(04年 大友克洋) 5.メトロポリス(01年 りんたろう) 6.人狼(01年 沖浦啓之) 7.妖獣都市(87年 川尻善昭) 8.空飛ぶゆうれい船(69年 池田宏) 9.ジャイアント・ピーチ(96年 ヘンリー・セリック) 10.ファンタジア(40年 ベン・シャープスティーン) ホントはもっと名作みたいなヤツを入れるべきなんだろうけど、吉田豪がおすすめCDを選ぶというインタビューでこんな

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    dododod 2014/11/02
    まさに映画好きそうな人ラインナップだ
  • 『マラドロワ』以来12年ぶりの傑作/Weezer『Everything Will Be Alright In the End』 - シン・くりごはんが嫌い

    Weezerの新作である『Everything Will Be Alright In the End』を聴いた。 このアルバムがリリースされた記念なのか、あるサイトでWeezerの歴代アルバムランクが発表された。大概は「的外れだわー」とパソコンの画面にむかって文句をいうわけだが、珍しくこの手のものでは完全同意である。ただ失敗作といわれて売り上げもガクっと落ち込んだ『ピンカートン』を最初に評価したのは日だということは強く主張しておきたい。 ウィーザーの歴代アルバムを米サイトConsequence of Soundがランク付け - amass さて、Weezerといえば『マラドロワ』以降、新作が出るたびに日盤の帯に“傑作”という文字が出てくるイメージがあって、ファンはそれに毎回躍らされるというのが通例であった。それもこれもファースト/セカンドがロック史に残るような名盤だったからである。「そ

    『マラドロワ』以来12年ぶりの傑作/Weezer『Everything Will Be Alright In the End』 - シン・くりごはんが嫌い
  • 限りないものそれが欲望『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 - シン・くりごはんが嫌い

    『ウルフ・オブ・ウォールストリート』鑑賞。 とある証券会社に入社したディカプリオ。面接で一発かましたことにより、あるブローカーに気に入られ、株の売り買いのノウハウを教わる。しかし大暴落によって職を失い、街の小さな小さな証券会社に再就職。コンピューターもなく、のほほんとした雰囲気に一抹の不安を覚えるが、今度はそこでバカに適当な株を売りつけて、その半額を手数料としてもらうというやり方を教わった。そのふたつのできごとによって一気に才能を開花させたデカプーは同じマンションに住む男と偶然出会い、ふたりで証券会社を設立。証券詐欺でもって金を荒稼ぎするが、当然のごとくFBIに目をつけられ………というのが主なあらすじ。 実話を元にした一代記という意味では『グッド・フェローズ』や『カジノ』と方法論は一緒。映像テクニックの雨あられみたいな過去二作とは違い、そこはやや抑えめで(とはいえすごいんだけど)、珍しく血

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    dododod 2014/02/09
  • やや盛り上がりに欠けるが観て損なし『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』 - シン・くりごはんが嫌い

    『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』をUK盤BDにて鑑賞。 http://blog.livedoor.jp/notld_1968/archives/35770752.html 未公開映画を多く紹介しているブログ“Tinker,Tailor,Soldier,Zombie”にもレビューがあがっているが、まったく同じ感想を持った。 前作はヒーローになりたいボンクラと父親によって生まれながらに殺人マシーンへと育てられた少女がたまたま出会ったことにより、ギャングと対峙することになるというストーリーで、その後に公開された『スーパー!』同様、結局ヒーローも犯罪者であり、殺人犯と変わらないという、スーパーヒーローの是非を『ウォッチメン』とは違うやりかたで問うた作品だったが、前作のように主人公がふたりいるという部分は割愛されているのでそこまでストーリーは入り組んでおらず、むしろ、キックアスによって父

    やや盛り上がりに欠けるが観て損なし『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』 - シン・くりごはんが嫌い
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    dododod 2014/01/14
    劇場公開は2月22日からなのでもしかしたら見る
  • くりごはんが嫌いな男が選ぶSF映画ベストテン - シン・くりごはんが嫌い

    SF映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! 意外とアクセス数が伸びないと仰ってましたが、年末恒例ワッシュさんの映画ベスト企画。今年はSF映画のベストテンということで、当然ながら今年も参加させていただきたいと思います。この文章自体去年のものをコピペして改変してみた(どうでもいい)。 1.GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(95年 押井守) 2.妖星ゴラス(62年 多猪四郎) 3.サイレント・ランニング(72年 ダグラス・トランブル) 4.THX-1138(71年 ジョージ・ルーカス) 5.ラ・ジュテ(62年 クリス・マルケル) 6.トゥモロー・ワールド(06年 アルフォンソ・キュアロン) 7.バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(89年 ロバート・ゼメキス) 8.フィフス・エレメント(97年 リュック・ベッソン) 9.ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀(86年

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  • 「リターナー」を再評価せよ!『安堂ロイド』第一話 - シン・くりごはんが嫌い

    『安堂ロイド』の第一話を観た。 その人を喰ったようなタイトル。さらに演技がいつも一緒と評判のキムタク主演でSFをやるということで、放送される前から散々叩かれていたが、正直かなり楽しんで観た。 まず木村拓哉が「いつものキムタク」じゃないのがとても良い。 どの程度制作に関わってるのかはうかがい知れないが、主人公のキャラクターが「コンセプト・設定協力」としてクレジットされている庵野秀明にそっくりである。いや、正確にいうならば庵野秀明をモデルにした安野モヨコの『監督不行届』に出てくるカントクくんということになるのだろうが、あの天化のキムタクが他人とコミニュケーションをはかれない偏屈なオタクを堂々と演じており、さらにウルトラマンのポーズまで決めるしまつで、後に出てくることになるアンドロイドとの差別化をはかるためかもしれないが、その時点で「いつものキムタク作品ではない」と所信表明をする。 いろんな人が

    「リターナー」を再評価せよ!『安堂ロイド』第一話 - シン・くりごはんが嫌い
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    dododod 2013/10/19
    『安堂ロイド』面白そう!
  • アンチ!難病モノ!ファック!説明過多!『風立ちぬ』 - シン・くりごはんが嫌い

    ちょっと前にある人からこんなことを聞かれた。 「こないだ『大人は判ってくれない』を観たんですけど、ラストで主人公が海までいって無言で振り返るじゃないですかー?あれって何だったんですか?」 この作品のなかで最も印象的なシーンとして名高いが、このとき主人公は何も言わないし、ナレーションで何かが説明されるわけでもない。彼が何を考えていたのか?彼が何を思っていたのか?それは撮った監督にしかわからない。そして、そのシーンにたいして監督が何も語らない以上、観客はそのシーンについての解釈を迫られる。 これは小津安二郎の映画にも印象的に出てくる。トリュフォーが参考にしたかは定かではないが、日を代表する……いや、世界を代表する名作『東京物語』のラスト。人生の伴侶を失った笠智衆が無言で窓の外を見つめる。カメラは視線の先の海を写す。そして映画が終わる。同じく小津の代表作『晩春』では無言でリンゴの皮をむき、その

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    dododod 2013/08/29
  • 『刑事コロンボ』の名作とされてるヤツをいくつか観た - シン・くりごはんが嫌い

    今更ながら『刑事コロンボ』シリーズにハマっていた。 BSでの再放送やディアゴスティーニの販売などでふたたび盛り上がりをみせている『コロンボ』だが、なんとなく録画して観た回がエド・マクベイン原作の誘拐モノであり、全然コロンボ関係ねぇじゃん!と思って検索したところ。それはファンの間では失敗作として有名であるということが分かった。 それが逆に火をつけてしまったというか、小生『古畑任三郎』のマニアであり、コロンボを数話観てやめてしまった身としては今がいいチャンスかもしれないと、Twitterでおすすめを教えてもらいながら大量にコロンボを借りてきて片っ端から観ていた。 今、改めて観ると、いろんな監督が挑戦的な演出をしていることが分かったし、何よりも『古畑』がいかに『コロンボ』に影響されて作られていたか! そこで今回は代表作とされるものを中心に観てきた作品の感想を『古畑』とからめながら書いていく。これ

    『刑事コロンボ』の名作とされてるヤツをいくつか観た - シン・くりごはんが嫌い
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    dododod 2013/07/30
    "そこで今回は代表作とされるものを中心に観てきた作品の感想を『古畑』とからめながら書いていく"
  • ブラッシュアップされた“イングロ”『ジャンゴ 繋がれざる者』 - シン・くりごはんが嫌い

    『ジャンゴ 繋がれざる者』鑑賞。新潟では一ヶ月遅れで公開だが、そういう地域も少なくないようで、同じような嘆きがTwitterで散見された。どういうことなのだろう。きっちり説明していただけるとありがたいのだが。 タランティーノがマカロニ・ウエスタンを敬愛しているのはかなり前から知られており、そもそも『レザボア・ドッグス』の三すくみはジョン・ウーというよりもセルジオ・レオーネの影響なんじゃないかと言われていたりもした。 英語ではメキシカンスタンドオフというらしい その偏愛ともいうべきオマージュ具合は『キル・ビル』でより顕著になるものの、あくまでワンシークエンスや演出手法のみであり、まさか後にタランティーノがマカロニ・ウエスタンというジャンルそのものに手を染めるとは夢にも思ってなかった。しかしファンとしてはついにそれが実現に至ったかと感慨深かったりもするが、その反面どういう作品に仕上がるのだろう

    ブラッシュアップされた“イングロ”『ジャンゴ 繋がれざる者』 - シン・くりごはんが嫌い
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    dododod 2013/04/09