ニンジャで外国人観光客も呼び込め――。そんな全国組織を作ろうと、忍者に縁のある自治体や観光協会が動いている。三重県・伊賀、滋賀県・甲賀の両市長らが8日に東京で記者会見を開き、「日本忍者協議会(仮称)」を半年後をめどに立ち上げると発表する。 参加自治体は4市と5県。来年のNHK大河ドラマの主人公・真田幸村ゆかりの地で、「真田十勇士」でPRする長野県上田市や、「風魔一族」で町おこしをする神奈川県小田原市、忍者のテーマパークがある佐賀県も名を連ねる。 2020年の東京五輪に向け、伊賀市の伊賀上野観光協会などが全国的な「忍者観光」戦略をと関係者に呼びかけてきた。協議会の準備事務局によると、「応援団」に歌舞伎俳優の市川海老蔵さんやサントリーホールディングス社長の新浪剛史さんを予定している。 今年は2月22日が日本記念日協会認定の初の「忍者の日」となり、各地で町おこしイベントが開かれるなど機運は高まっ