ブレードPCを利用することで、ユーザーを一元管理することができる。データの流出などの心配もなくなるが、システム全体が落ちた場合にどうするかなどが懸念される。 PCを利用する業種によっては、従来のようにユーザーがそれぞれPCを持ち、それぞれが違う環境を作りこんで利用する形がふさわしくない場合がある。たとえば、医療機関などでは、患者の情報が複数の看護士などのPCのディスクに保存されているとしたら、情報漏えい事件につながる可能性もある。金融機関でも同様だ。 そこで、現在米国で注目されているのが、ブレードPCという選択肢だ。ブレードPCは、文字通りブレードサーバのPC版と言っていい。ブレード状のPCをユーザー数に合わせて数十台、数百台格納したシャーシを、企業のサーバルームなどに置いて運用する。ブレードPCの提供で知られる米ClearCubeのマーケティングディレクター、ケン・ノッツ氏、および、ユー
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