だのゴミとして捨ててしまうのはためらわれました 絵画や骨董品の収集が趣味だった祖父が亡くなったあと、遺族として頭を抱えたのはこれらの処分をどうするかでした。 祖父以外の親族はこういったものにあまり興味がなく、どれだけの価値があるのかも判りません。 鑑定書のついているアクセサリーや指輪ならば素人でも価値が判りやすいのですが、ぱっと見てはなんとも判断しにくい絵画や骨董品は本当に困りました。 いっそのこと不用品としてゴミに出してしまってもいいのですが、もしかしたら高価なものかもしれないと思うとなかなか決心できません。 私や親戚には暗い色調で描かれたよく判らない風景画に過ぎなくても、祖父が高いお金を出して購入したことには違いないのです。 高額を出すだけの理由があるとすれば、やはりただのゴミとして捨ててしまうのはためらわれました。 【あなたの大切なものを、大切にしてくれる人へ】 ビーバーズブックスで