桐生市の庭山由紀市議(43)が市内の献血募集についてツイッターで「放射能汚染地域に住む人の血って、ほしいですか?」などとつぶやいた問題で、庭山氏は八日の市議会議会運営委員会で、発言を訂正しない意向をあらためて示した。議運は本会議に提案予定だった問責決議案の取り下げを決定。提出者の佐藤光好市議が「より重大な決議を検討する」と述べ、議運で一致した。 議運で発言の真意を問われた庭山氏は、原発事故後、放射性セシウムに汚染された汚泥などを抱える同市は放射能汚染地域だと指摘。安全性の判断基準を議運委員の市議たちより厳しく捉えているとの趣旨を述べ、「命と健康の問題には保守的になるべきだ」と訴えた。過去のツイッター発言も含めて問題視する委員と議論がかみ合わず、庭山氏は途中退席した。 (中山岳)