とある日、『ベル・カント』という、1996年に発生した在ペルー日本大使公邸占拠事件を題材にした小説を読んでいた時のこと(2018年にジュリアン・ムーアと渡辺謙主演で映画化もされました)。テロリストが公邸に立て篭もり、日本人を含む政府要人や駐在員述べ72人を四ヶ月以上も人質としたこの事件の詳細が気になり、ネットサーフィンをしていた所、面白い記事を発見。 事件発生から127日間に渡り監禁された人々のためにほぼ毎日食事を作り続けた日本人シェフへのインタビューでは、極限状態に置かれた人質の心身を少しでもいたわるため、日々のメニューにいかに工夫を凝らしたかが語られている。真夏の気温でも傷みにくく、動きが極端に制限されている人々のためにカロリーも抑えめ、かつ飽きが来ないよう毎食アレンジ。特に食中毒には気を揉んだそう。 お も し ろ い。現代においては、食材の選択から調理法、そして食事の供し方まで、あ
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