非正規職員の問題点 非正規職員の問題を取材する中で、待遇の低さはもちろん前提としてあり、それが悪循環を招いている観はあるものの、何より一番の障害になっているのは「やる気の報われなさ」だと感じた。 給料の低さや時間、仕事量の制限もあるものの、それ以上に、委託や派遣という身分で与えられた仕事以上のことをやろうとすると、雇用側(図書館の正職員を含む)からストップがかかってしまう。非正規職員なんだから、おまえはそんなことまでしなくていいんだよ、と。 問題は、自治体の異動から図書館の知識がほとんどない職員が正職員となり、図書館に興味関心があり、自己研鑽も続けた職員が非正規職員となるパターンもあることだ。 (もちろん、その逆の場合もある。それが全体的にどれくらいの割合なのかはまだ明らかになっていない) 勤務している図書館の「良くないところ」が明らかであり、それを是正する能力があるにもかかわらず、雇用形