以下、なぜこの結論になるのかを順に書きます。 そもそもVPC内は盗聴できるのか 最初に確認したかったのは、「物理的に同じLANにぶら下がっていて、他人のパケットが流れてくる」という昔のオフィスLANのイメージが、VPCにも当てはまるのか、でした。当てはまりません。 AWSのVPCは物理的な共有LANではなく、SDNの上に作られた仮想ネットワークです。この「オンプレのL2スイッチング(同じセグメントにフレームが流れ、隣の通信も物理的には見え得る)」と「VPCのSDN(パケットが宛先ごとに個別に転送される)」の違いが、今回の議論の出発点です。SDNとしての全体像はIvan Pepelnjak氏の "AWS Networking 101"(ipspace.net, 2020)が分かりやすく、盗聴の可否に直結する挙動は、AWSのLogical Separation on AWS(ホワイトペーパー)

