ブックマーク / www.yukahisa.com (88)

  • 相手の気持ちを切り替える誘導テクニック:ペーシングからリーディング - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    メソメソ、シクシク‥ 落ち込んだ気持ちの人と同じ空間にいるときって、どうしたらよいのかわかりませんよね? 何とかその人の力になりたいと思っても、どうやって声を掛けたらいいか‥ そんな時、少しずつ相手を誘導し、最終的には気持ちを切り替えてしまうテクニックがあります☆ それは、『ペーシング』から『リーディング』に持っていくという方法です♪ この記事は、『心を上手に操作する方法』(トルステン・ハーフェナー、2012)から学んだことの記録です。 『心を上手に透視する方法』の続編です。タイトルは刺激的ですが、相手を操作するためにはその人との良好な関係作りが非常に重要なため、子育てや人間関係の中で有用なコミュニケーションのための方法についてのヒントも数多く含まれています♪ リンク ペーシングの延長でリーディングしよう! 相手の気持ちを切り替えようと思ったら、まずは丁寧なペーシングが必要です。 ペーシン

    相手の気持ちを切り替える誘導テクニック:ペーシングからリーディング - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
    domemi
    domemi 2019/11/16
  • 親子のコミュニケーションを活性化させる条件 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    「お子さんと上手にコミュニケーションが取れていますか?」 この質問に堂々と「Yes!」と答えられる方は少ないのではないでしょうか? できている人でも堂々とは答えにくいですよね(苦笑) そこで『子どもは「話し方」で9割変わる』の中に、親子のコミュニケーションが活性化するための条件について書かれていたので、ご紹介します。 「当たり前のことだけど、常に意識することは難しい」という内容だったので、忘れないようにしたいですね。 この記事は、『子どもは「話し方」で9割変わる』(福田健、2009)から学んだことの記録です。 著者の福田健氏は、言語科学研究所の指導部長・理事を歴任された後、株式会社話し方研究所を設立し、数々のセミナーの講師を務められています。 ついつい言ってしまうマズい声掛けや、心温まる理想的な声掛けなどを、事例を交えて軽快に説明されています。 子育てだけでなく、職場で部下と接するときにも

    親子のコミュニケーションを活性化させる条件 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/11/14
  • 子どもが指示を忘れない確率を上げるテクニック:リズムをつけよう♪ - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    言っても言っても忘れちゃう。 毎日毎日言ってるのに。 子どもは目の前の楽しいことに夢中ですからね♪ そんな時、子どもが指示を忘れないようにするためのテクニックがあります。 これを使えば、少なくともお子さんが指示を覚えている確率は上がるでしょう☆ この記事は、『瞬間説得~その気にさせる究極の方法~』(ケヴィン・ダットン、2011)から学んだことの記録です。 著者のケヴィン・ダットンはロンドン生まれの心理学者で、「社会的影響」研究の第一人者です。 の中では社会的な影響力を利用して相手に思わず「Yes」と言わせてしまうテクニックが数多く紹介されています。 詐欺師も使えるようなテクニックですが、お子さんや部下を望ましい方向に(エゴではなく)導いてあげたいときなどにも有用なヒントが豊富に含まれています☆ リンク シンプルであることは最大の武器! まずは、指示を出すということ全般に使える大前提からご

    子どもが指示を忘れない確率を上げるテクニック:リズムをつけよう♪ - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/11/12
  • 発達障害について(総集編):より良い理解、より良い対応のために - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    発達障害のお子さんたちは、どのように物事を捉えてる? 発達障害のお子さんたちは、どのように考えている? これらの問いに対する1つの考え方と、それに基づいた対応・関わり方についてお伝えしたく、シリーズ物の発達障害についての記事を作りました。 発達障害についての90分の研修の講師を務めた際の資料が基になっているので、19個も記事が出来てしまいました。 今後「発達障害についてはコチラをご覧ください」と紹介することもありそうなので、ひとまとめにしておきます。 「発達障害のお子さんと接する大人が、お子さんの特性を正確に理解することで、大人にとっては関わりやすく、お子さんにとっては過ごしやすい環境になる」ことのお手伝いになっていたら嬉しいです。 対応の前提は、特性の正確な理解 まず、「良い対応をするためには、お子さんの特性の正確な理解が何よりも大切です」ということを説明させていただきました。 発達障害

    発達障害について(総集編):より良い理解、より良い対応のために - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/11/10
  • 発達障害について⑲:「今を基準にする」という子どもの良い所を見つけるためのスタンス - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    「もっとできる!」「まだ足りない!」とお子さんのパフォーマンスに焦ったりイライラすることってありますよね? ・・・からの、そんな自分に自己嫌悪となっている親御さんもいるかもしれません。 そこで今回は、その焦りやイライラを防ぐためのスタンスについてご説明させていただきます。 それは、『今を基準にする』ということです。 これから説明するお子さんと関わる際のポイントは、これまで焦点を当ててきた発達障害を中心とした関わる際に配慮が必要なお子さんに対してだけでなく、定型発達のお子さんも含めた全てのお子さんに対して有効なポイントであると思います。 もっと言ってしまうと、会社の部下や後輩など、支援する側とされる側、指導する側とされる側などに分かれる関係において、全ての支援する・指導する側の人にとって有効なポイントだと思います。 反対に、今を基準にしないと・・・ 自分の子どもの頃や周りのお子さんたちを見て

    発達障害について⑲:「今を基準にする」という子どもの良い所を見つけるためのスタンス - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/11/09
  • 発達障害について⑱:「ランク分け」という子どもの課題に取り組む際のポイント - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    宿題を嫌がる、片づけない、歯磨きが雑・・・ お子さんに直してほしいことや、出来るようになって欲しいことは、挙げたらきりがないですよね。 でも、お子さんが「覚醒」のような状態になっていきなりいろいろなことが出来るようになることはあり得ません。 そのため、お子さんの特性や状況に合わせて、重点的に取り組む課題を絞ることになるでしょう。 今回は、そんな「現状を何らかの方向に改善させようとする時」に有効な心構えについて説明します。 それは、『お子さんの色々な行動の仕分けをする』ということです。 ここで説明する考え方は、発達障害のある・ないに関わらず有効な考え方ですが、発達障害のお子さんは得意・不得意の差が激しいため、人の特性を考慮したうえで行動の仕分けをしていくことは重要であると思います。 子どもの行動を4つのグループに分ける お子さんの課題、親御さんが思っている課題がたくさんあると、何から手をつ

    発達障害について⑱:「ランク分け」という子どもの課題に取り組む際のポイント - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/11/08
  • 発達障害について⑰:「適切な目標設定」という発達障害児と関わる際にすべき心構え - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    お子さんに身につけて欲しいスキルや、「将来こうなってほしい」という理想の姿は、どんな親御さんでも持っていると思います。 それらは、『目標』という言い方が出来ると思いますが、この『目標』は設定次第で成長の基にも負担の基にもなります。 ずいぶん長くなったシリーズ発達障害ですが、ここ数回は実際にお子さんに働きかける際の具体的なポイントについて説明させていただきました。 終盤に迫った今回からは、ここまでの具体的な関わりよりももう少し大きな、お子さんと関わる際の「心構え」・「スタンス」のようなものについてご説明したいと思います。 これから説明する「心構え」・「スタンス」は、発達障害を中心とした関わる際に配慮が必要なお子さんに対してだけでなく、定型発達のお子さんも含めた全てのお子さんに対して有効なポイントであると思います。 ただ、発達障害等のお子さんたちは、その特性に特徴的な部分が多いため、これから説

    発達障害について⑰:「適切な目標設定」という発達障害児と関わる際にすべき心構え - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/11/07
  • 発達障害について⑯:指示を出す際のポイント - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    今回は、タイトルの通り、お子さんに『指示』を出すときのポイントについてです。 前回、前々回と、 そもそも『指示』という形にならないための下準備と、 『指示』をだす場合の内容とその後の対応 についてご説明させていただきました。 今回は、「指示の出し方」という部分についてのお話です。 これから説明するお子さんと関わる際のポイントは、これまで焦点を当ててきた発達障害を中心とした関わる際に配慮が必要なお子さんに対してだけでなく、定型発達のお子さんも含めた全てのお子さんに対して有効なポイントであると思います。 もっと言ってしまうと、会社の部下や後輩など、支援する側とされる側、指導する側とされる側などに分かれる関係において、全ての支援する・指導する側の人にとって有効なポイントだと思います。 ただ、発達障害等のお子さんたちは、その特性に特徴的な部分が多いため、これから説明させていただくようなポイントを抑

    発達障害について⑯:指示を出す際のポイント - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/11/06
  • 発達障害について⑭:お子さんへの指示・命令を『契約』という形に変える - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    宿題をやるつもりで帰ってきたのに、親に「宿題やりなさいよ」と言われた瞬間に宿題をやる気がなくなったという経験をしたことがありませんか? このやり取りは、お子さんと関わる際のポイントに反してしまったことによって生じてしまっています。 そのポイントが、「指示・命令を『契約』という形に変える」ということです。 これまで、『そのお子さんの特性の正確な理解』ということが非常に大切であるということを、手を変え品を変えというように繰り返ししつこく説明させていただきました。 今回からは、その把握できた特性を踏まえて、お子さんと関わる際のポイントとなることを説明しようと思います。 これから説明するお子さんと関わる際のポイントは、これまで焦点を当ててきた発達障害を中心とした関わる際に配慮が必要なお子さんに対してだけでなく、定型発達のお子さんも含めた全てのお子さんに対して有効なポイントであると思います。 もっと

    発達障害について⑭:お子さんへの指示・命令を『契約』という形に変える - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/11/04
  • 発達障害について⑬:子どもの行動を理解するために大切なこと - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    「ダメって言ってるでしょ!」 「また同じことして!」 やり方を教えてもできなかったり、やるなと言っても繰り返したり…。 大人には理解できない子どもの行動ってたくさんありますよね? そんな大人にとっては意味不明な子どもの行動も、しっかり考えれば起こるべくして起こっているということが分かります。 今回は、お子さんの行動の背景にあるものが何なのかを探り、理解するためにはどのように考えるべきかについて説明します。 今回の記事は、発達障害に限らずどんなお子さんの場合にも利用できる考え方ですが、発達障害についてのこれまでの記事と強く関係しており、また発達障害のお子さんと接する際には特に丁寧に意識すべきことであると思うので、発達障害の括りの記事としてお伝えさせて頂きます。 1つの行動には様々な仮説が考えられる お子さんの成功体験を増やしてあげる・失敗を減らしてあげる・問題行動をなくす…といったことのため

    発達障害について⑬:子どもの行動を理解するために大切なこと - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
    domemi
    domemi 2019/11/03
  • 発達障害について⑫:情報の入力・出力の難しさが引き起こす周囲を困らせる行動と二次障害 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    人は、様々な情報を入力し、得た情報に基づいて遂行(出力)します。 (しっかりした認知心理学ではもっと細かく分けますが…。) *コチラも参考にどうぞ。 そしてこのブログでは、発達障害等の配慮が必要なお子さんにある情報の入力・出力の難しさについて、カメラの例などを用いながら説明させていただきました。 今回は、そのような難しさがどのような状態や行動として表れてしまうのかを説明させていただきます。 感情のコントロールの難しさ 情報の入力・出力が難しいと、良い情報が入ってこなかったり、悪い情報ばかり入ってきたりということがあります。 ここには、人間というか、生物に組み込まれたメカニズムも影響しています。 生物は、一番の仕事が「生き残り、子孫を残すこと」です。 そのため、命の危険にさらされる可能性のあることに注目し、優先的に記憶されるようにできているそうです。 なので、おいしい焼き肉の味は忘れてしまっ

    発達障害について⑫:情報の入力・出力の難しさが引き起こす周囲を困らせる行動と二次障害 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/11/02
  • 発達障害について⑪:発達障害と『やる気』 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    「〇〇君は好きなことばかりやっている」は、発達障害を中心とした関わる際に配慮が必要なお子さんの親御さんからよく聞かれるコメントです。 裏を返せば、興味を持っていること以外のことをするのはなかなか気が乗らない=やる気が出ないということです。 世の中には、「やりたくはないけど、やらなければいけないこと」というものがたくさんあります。 特に義務教育の間は、全てのことを満遍なく器用にこなすことができるお子さんが、優秀なお子さんと評価されがちです。 必ずしもそういうものでもないだろうと思いますが…。 興味があることにしかやる気を出すことができないという特性は、将来のことを案ずる親御さんにとってとても心配になりやすい特性であると思います。 『やる気』が出ない理由 ではなぜ、発達障害のお子さんは、興味がないことに対してやる気を出しにくいのでしょうか? そこには、これまでお話させていただいてきた様々なこと

    発達障害について⑪:発達障害と『やる気』 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/11/01
  • 発達障害について⑩:発達障害と『短期報酬』・『長期報酬』 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    前回の記事では、『刺激へのつられやすさ』という目の前の刺激に飛びついてしまう傾向について説明しました。 今回も、目の前の刺激に飛びついてしまう傾向についてを、別の視点から見ていきたいと思います。 それは、『短期報酬』と『長期報酬』という見方です。 『短期報酬』と『長期報酬』 『短期報酬』とは、「近くにある人にとっての良いこと」のことです。 ・・・ということは、『長期報酬』とは、「遠くにある人にとっての良いこと」のことです。 社会の中には、「小さな短期報酬を我慢して、大きな長期報酬を手に入れる」=「目先の小さな良いことを我慢して、遠くにある大きな良いことを手に入れる」ということが結構あります。 ダイエットや受験勉強がわかりやすい例ではないでしょうか。 ダイエットは、目の前のべ物をべるというその時の幸せを我慢して、スリムな体型という大きな良いことを手に入れるために行います。 受験勉強は

    発達障害について⑩:発達障害と『短期報酬』・『長期報酬』 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/10/31
  • 発達障害について⑧:発達障害とイマジネーションする力 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    発達障害を中心とした関わる際に配慮が必要なお子さんたちには、いろいろな特性があります。 私は、それらの特性の中で最も社会に適応することを難しくしているものとして、『イマジネーションすることの苦手さ』を挙げています。 イマジネーションする力とは 私の使う『イマジネーション』とは、『想像する』や『目の前にないことを頭の中で考える』ということを指します。 そして発達障害のお子さんたちは、このイマジネーションすることを苦手としている場合が非常に多いです。 世界は「目の前にあること+目の前にないこと」で構成されています。 そして、「目の前にないこと」の方がほとんどです。 そのため、目の前にないことを考えることを苦手としていると、生活をする中で様々なやりにくさが生じてしまいます。 ここまで、発達障害のお子さんの特性をカメラの例を使って説明してきました。 このカメラの例えの2カメ・3カメが、まさにイマジ

    発達障害について⑧:発達障害とイマジネーションする力 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/10/29
  • 発達障害について⑦:発達障害の特性をカメラの例えで考える(2) - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    (1)で、情報の入力・出力についてをカメラの例えを使って説明しました。 加えて、もう1つカメラの例えを使って考えるべきポイントがあります。 それは、その『カメラにムービー機能が付いているか』ということです。 ムービー機能とは 静止画しか撮影できないカメラで捉えてしまうと、情報は断片的なものになってしまいます。 下図が、静止画のみで情報を捉えているイメージ図です。 静止画だけで情報を捉えると、切り取った部分的な情報1つ1つで判断することになってしまい、『連続性』ということを考えることが難しくなってしまいます。 図のように悪い局面に注目してしまうと、それよりも前にあった良い部分は見えなくなってしまい、「今までずっと悪い状態だった!」と捉えたりしてしまいます。 反対に、下図がムービー機能で捉えた場合のイメージ図です。 ムービー機能が使えると、過去から現在への繋がりや、現在から未来への展望といった

    発達障害について⑦:発達障害の特性をカメラの例えで考える(2) - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/10/28
  • 発達障害について⑥:発達障害の特性をカメラの例えで考える(1) - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    前回、発達障害の特性を捉える上では『情報の入力、入力された情報の理解・判断、遂行』の過程を捉えることが大切だということをご説明しました。 今回は私がこの過程を考える際によく使っている例えをご紹介したいと思います。 それは、『カメラ』です。 人は3つのカメラを使って生活していると考える カメラに例えるということは、私が働きだした頃に国立秩父学園(現在は国立障害者リハビリテーションセンターの一組織のような位置付けになっているようです)という発達障害療育の総山のような施設の研修を受けた際にお伺いし、その後自分なりに解釈を重ねて下記のような捉え方として利用している考え方です。 人は、下の図のような3つのカメラを使って生活していると考えます。 ①1カメは、自分目線で、自分から見た相手や周囲を映しているカメラです。 ②2カメは、相手目線で、相手からどのように見えているかを映しているカメラです。 ③3

    発達障害について⑥:発達障害の特性をカメラの例えで考える(1) - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/10/27
  • 発達障害について⑤:発達障害の特性を理解するためにしていること - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    ここまで、「発達障害」、「スペクトラム」、「発達凸凹」と、手を変え品を変えのように『特性の正確な理解が適切な対応への第1歩』ということを主張してきました。 今回は、そのお子さんの特性を理解するために、私が相談を受けた際にお子さんの何に注目しているのかをご説明したいと思います。 それは、「その子がどう情報を処理しているか?」です。 情報の入力、理解・判断、遂行の特徴を捉える 私がお子さんの特性を理解するためにしていることは、『そのお子さんは「情報を収集して、それを理解・判断し、それに基づいて遂行する」という過程のどこに苦手さがあるのかを把握する』ということです。 人は皆、様々な情報を入力し、それを理解したり判断したりして、それに基づいて行動を遂行・実行します。 例えばお子さんがお父さんに「新聞取って。」と言われたら、お子さんはその「新聞取って。」と言われた情報を入力し、「机の上にある新聞を取

    発達障害について⑤:発達障害の特性を理解するためにしていること - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/10/26
  • 発達障害について③:発達障害における『スペクトラム』という言葉 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    『スペクトラム』という考え方は、発達障害の特性について誤解なく理解してもらうために非常に有用な言葉だと思います。 「発達障害はスペクトラムとして捉える」ということは、10年以上前から言われていました。 そして2014年からは、アメリカ精神医学会の診断基準であるDSM-Ⅴの中で、それまで「広汎性発達障害」と括られていたものが「自閉スペクトラム症」という名前に変わり、『スペクトラム』という考え方は診断名に組み込まれるぐらい前面に押される考え方になりました。 『スペクトラム』とは? この『スペクトラム』という言葉の意味ですが、ネットで検索してみると、 1.可視光及び紫外線、赤外線などを分光器で分解して波長の順に並べたもの。 2.意見、現象、症状などが、あいまいな境界を持ちながら連続していること。 だそうです(デジタル大辞泉)。 ちなみに、私は働き出した頃に受けた研修では「帯。連続体。」という意味

    発達障害について③:発達障害における『スペクトラム』という言葉 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/10/24
  • 発達障害について②:子どもの特性の理解における『発達障害』という言葉 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    発達障害』・・・ 医療職や福祉職の人、当事者やその家族以外にもすっかり浸透した言葉になりましたね。 『発達障害』は、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害などが含まれ、「その子はどんな子か?」を理解するために有用な概念であると言えます。 しかしその反面、とても広い概念のため、『発達障害』という言葉だけでは「その子はどんな子か?」を捉えられないこともあります。 『発達障害』という言葉の持つ意味はとても広い 私は、『発達障害』という言葉を「風邪」や「酒」ぐらい広い意味の言葉だと捉えています。 「風邪」という言葉からは、「何かしらの症状が出ていて、体調が悪いんだろうな。」ということはわかります。 しかし、「風邪」という言葉からは咳が出るのか、鼻水が出るのか、喉が痛いのか、熱があるのかといったことははっきりはわかりません。 「酒」という言葉からも、それが「アルコールが入っている飲料である

    発達障害について②:子どもの特性の理解における『発達障害』という言葉 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/10/23
  • 発達障害について①:特性の正確な理解が適切な対応への第1歩 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

    子育てのジャンルのブログを書き始め、そのジャンルのコミュニティに参加させていただくと、「発達障害」がテーマのブログや記事が多いなぁと感じます。 「発達障害」についてであれば、お役に立てる部分があるかもしれないので、これから少しずつになりますが情報発信させていただければと思いました。 これまでの仕事の中で得た知識、発達障害の当事者やご家族から学ばせていただいたこと、親御さんに対してや研修講師をした際にご説明していることなどを書いていこうと思います。 今回はまず初めに、発達障害に限らずお子さんと接する際の大前提についてです。 子どもの個性は千差万別です。 1つの方法ですべての子どもに対する対応がうまくいくということはあり得ません。 そうであるならば、スポーツのチームの監督が相手によって戦術を変えるように、お子さんと接する際にもその子に合った対応をすることが大切になります。 対策するためには特性

    発達障害について①:特性の正確な理解が適切な対応への第1歩 - 子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック
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    domemi 2019/10/22