昨年度、各地で相次いだクマの人里への出没。 全国で被害にあった人は過去最悪の219人にのぼりました。 今年度は8月末までに、昨年度を上回るペースでクマの出没が確認されています。 例年、クマによる被害が増える秋を迎え、いま山の中で何が起きているのか、そして有効な対策はあるのか、取材しました。 (社会部記者 岡崎瑶)
パリパラリンピック、アーチェリー日本代表の重定知佳選手から3年前に、ブログに匿名で「悪あがきもほどほどにした方がいい」などと投稿され、名誉を傷つけられたと同じ競技の選手が訴えた裁判で、東京地方裁判所は重定選手に120万円余りの賠償を命じました。 訴えていたのは、パラアーチェリーの小野寺朝子選手で、東京パラリンピック前の2021年1月、ブログに匿名で「代表入りも無理なの気づきませんか?悪あがきもほどほどにした方がいい」「代表選手になりたいならルールを守るのは最低限のマナーです」などと書き込まれました。 小野寺選手側が投稿者の開示請求を行ったところ、重定選手と分かり、名誉を傷つけられたと訴えました。 重定選手側は「代表選手としてふさわしくないという感想を述べたもので公益性がある」などと反論していました。 判決で東京地方裁判所の大久保紘季裁判官は「投稿は小野寺選手への攻撃が目的で、真実だとは言え
大手IT企業への規制を強めているEU=ヨーロッパ連合の執行機関、ヨーロッパ委員会は、旧ツイッターのXの青い認証マークについて、利用者にアカウントの信頼性を誤解させるなどEUの法律に違反しているという暫定的な見解を示しました。Xを所有するイーロン・マスク氏は「法廷での公開のたたかいを楽しみにしている」とXに投稿し、争う構えを見せました。 旧ツイッターの認証マークは著名人などのアカウントが本物だと示すものでしたが、Xになってからの変更で一定の条件を満たした有料サービスの加入者が付与の対象となっています。 この認証マークについてヨーロッパ委員会は12日、大手IT企業に偽の情報や違法コンテンツへの対策を義務づけたEUのデジタルサービス法に違反しているという暫定的な見解を示しました。 ヨーロッパ委員会は「誰でも有料サービスに加入して認証マークを得ることができる」としたうえで「実態は違うのに、マークが
立憲民主党は、選挙区内の行事で日本酒を渡したとして告発状が提出された梅谷守衆議院議員について、22日付けで3か月間の役職停止にしました。また1か月間の党員資格停止の処分に向けて今後手続きを進めることになりました。 衆議院新潟6区選出で立憲民主党の梅谷守議員は、ことし1月、選挙区内で行われた町内会の行事で有権者に日本酒を渡したとして陳謝し、その後、新潟県内の行政書士が公職選挙法違反の疑いで検察などに告発状を提出しました。 立憲民主党は、21日の常任幹事会で、党執行部が1か月間の党員資格停止の処分とする方向で手続きを進めたいと提案しましたが、出席者から「軽すぎる」などの意見が相次ぎ、改めて対応を検討していました。 そして、22日改めて持ち回りで常任幹事会を開き、党執行部は「極めて軽率で党の信頼を傷つける行為だった」として、新たに3か月間の役職停止の措置を加えたうえで、1か月間の党員資格停止の処
サッカーの元日本代表で、昨シーズン、J3、FC岐阜で現役を引退した柏木陽介さんが、11日に始まった岐阜市伝統の「長良川鵜飼」で観覧船の船頭としてデビューしました。 サンフレッチェ広島や浦和レッズに在籍し、サッカー日本代表としても活躍した柏木さんは、昨シーズン、FC岐阜で現役を引退しましたが、鵜飼を見て感動したことや知人からの紹介などもあり、「長良川鵜飼」の船頭として活動することにしました。 ほかの人と同じように面接などを受けて採用されたということで、実技研修なども経て、11日の鵜飼開きで観覧船の船頭としてデビューしました。 柏木さんは船が出る前、「皆さんの命を第1に進めていきますので、よろしくお願いします」と話すと、竹の棒を使って力いっぱい船を動かしていました。 FC岐阜のアンバサダーなども務めながら10月15日までの鵜飼のシーズン中に30日以上、乗船する予定だということです。 柏木さんは
10日午後、東京・港区にあるオフィス街の歩道橋にハチが大量にいるのが見つかりました。けが人などはおらず区は、駆除はしない方針で静かに見守ってほしいと呼びかけています。 ハチは縦が30センチほど横が70センチほどの範囲でびっしり集まっていて、歩道橋の上には『ハチがいます。通行時は十分ご注意下さい』という表示とともにカラーコーンやポールを使って通行人が近づかないよう交通整理が行われています。 ミツバチの生態に詳しい国立環境研究所の坂本佳子主任研究員によりますとハチは「セイヨウミツバチ」とみられこの時期に、女王蜂と多くの働き蜂が移動して新たな巣を作る「分蜂」と呼ばれる習性があり、それが今回の大量発生の原因とみられるということです。 港区は駆除はしない方針で「むやみに近づいたりせず冷静に見守ってほしい」呼びかけています。 ミツバチの生態に詳しい国立環境研究所の坂本佳子主任研究員は「セイヨウミツバチ
「江崎グリコ」は、基幹システムの障害で「プッチンプリン」などのすべての冷蔵商品が全国で出荷できない状態になっていることを明らかにしました。会社は、5月中旬の出荷再開を目指しているということです。 江崎グリコによりますと、全国の物流センターで出荷を停止しているのは ▽「カフェオーレ」や「プッチンプリン」など冷蔵商品のすべてに当たる82品目と ▽冷凍や常温の一部商品です。 4月3日に商品の流通などを管理する基幹システムを新しいものに切り替えた際にシステム障害が発生し、会社が復旧作業を進めていました。 18日、いったん出荷を再開しましたが ▽データの不具合が見つかったことや ▽受注分の処理が間に合わなかったことから 再び出荷を停止したということです。 会社は、5月中旬の冷蔵商品の出荷再開を目指して復旧作業に当たっています。 江崎グリコは「多大なご迷惑とご心配をおかけしており、おわび申し上げます。
アイルランドで去年行われた体操の大会の表彰式で、黒人の選手にだけメダルを授与しなかったと批判が強まり、アイルランドの体操協会が25日、選手と家族に声明で謝罪しました。 アイルランド体操協会は、首都ダブリンで去年、男女別に行われた体操の大会の女子の表彰式で、協会の職員が1列に並んだ選手たちにメダルを順番に授与した際、黒人の選手1人だけ順番を飛ばしたことに関して、9月22日に声明を発表しました。 声明は、表彰式の映像がSNS上で拡散し「人種差別ではないか」などという批判が出たことを受けたもので、アイルランド体操協会は声明で「職員は、故意ではないと強調している」などとして、選手には、会場を立ち去る前にメダルを渡したと主張しました。 これに対して、順番を飛ばされた選手の母親は現地メディアの取材に応じ「公式に謝罪していない」などと批判した上で、動画が拡散したことでさらなる人種差別の標的になることに懸
ジャニー喜多川氏による性加害問題で、SNSなどで深刻なひぼう中傷が相次いでいるとして、被害を訴える元タレントでつくる当事者の会の代表は、警察への刑事告訴や国に対応を求める要請書の提出を検討していることを明らかにしました。 ジャニー喜多川氏による性被害を訴える元タレントでつくる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」は、6月に結成されて以降、会やメンバーに対してSNSなどでひぼう中傷が続いてきたことから、そうした投稿をやめるようホームページなどで呼びかけていました。 しかし、その後も同様の投稿がおさまらないことから22日、当事者の会の平本淳也代表が警察に相談し、まずは自身に対するひぼう中傷について、刑事告訴に向けて準備を進めていくことを明らかにしました。 ほかのメンバーについても今後、警察に相談していくとしています。 また、SNSなどインターネット上のひぼう中傷への対策を担当している総務省に対し、
来年の春に卒業する高校生の採用試験が今月16日から始まりますが、高校生の求人倍率は3.52倍と統計を取り始めてから最も高くなりました。厚生労働省は人手不足などを背景に企業の求人数が増えたことなどを要因にあげています。 厚生労働省によりますと来年3月に卒業する高校生のうち就職を希望している生徒は7月末時点で12万6069人で、去年の同じ時期に比べて7347人、率にして5.5%減少しました。 一方、企業からの求人は44万4187人と去年の同じ時期に比べて4万2793人、率にして10.7%増加しました。 この結果、就職を希望する生徒1人当たりの求人数を示す求人倍率は、全国平均で3.52倍と去年の同じ時期を0.51ポイント上回り、統計を取り始めた昭和60年以降最も高くなりました。 都道府県別でみると、最も高かったのが ▽東京の10.99倍で、次いで ▽大阪の6.94倍、 ▽広島の4.31倍などとな
俳優の永山絢斗容疑者が大麻を所持した疑いで警視庁に逮捕されたことが捜査関係者への取材で分かりました。 逮捕されたのは、俳優の永山絢斗容疑者(34)です。 捜査関係者によりますと、東京・目黒区の自宅マンションの部屋で大麻を所持していたとして大麻取締法違反の疑いが持たれています。 15日夜、警視庁の捜査員が自宅を捜索したところ大麻が見つかり、16日逮捕したということです。 警視庁は大麻を所持していた詳しいいきさつや入手ルートなどを調べています。 永山容疑者は、平成19年にテレビドラマでデビューし、3年後の平成22年に初主演を務めた映画で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞するなど、数多くのテレビドラマや映画に出演していました。
流通大手のイオンは、自社ブランドで販売する冷凍食品のチャーハンの一部に製造過程で樹脂の破片が混入した可能性があるとして、対象の商品、およそ3万個を自主回収すると発表しました。 自主回収するのは、イオンの自社ブランドの冷凍食品「トップバリュベストプライス 2種類のにんにく油とねぎ油 香味チャーハン」のうち、▽賞味期限が2024年2月25日で、▽委託先のニチレイフーズ船橋工場で製造された商品、およそ3万個です。 会社によりますと、4月28日以降、商品を買った客から「中に異物が入っていた」とか、「商品を食べたら口を切ってけがをした」といった問い合わせが合わせて5件寄せられたということです。 このため会社が調べたところ、製造過程で破損した樹脂の破片が商品に混入した可能性があるとしています。 対象の商品はすでに売り場から撤去したということで、イオンは「お客様にご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し
国会への欠席を続け、「議場での陳謝」の懲罰処分となったNHK党のガーシー参議院議員は参議院に対し、帰国して本会議に出席し、陳謝に応じるとした文書を提出しました。自民党と立憲民主党は来週、本会議を開催することも視野に協議を続けることにしています。 NHK党のガーシー参議院議員はUAE=アラブ首長国連邦に滞在しているとして、去年の初当選以降、一度も国会に登院しておらず、参議院は先週、4つある懲罰処分のうち、3番目に重い「議場での陳謝」とすることを決め、石井議院運営委員長が、ガーシー議員側に対し応じる意思があるか回答を求めていました。 文書は、ガーシー議員本人の名義で「本会議に出席し、議決に従い、陳謝文を朗読する」としています。 石井委員長は尾辻参議院議長らに報告すると応じました。 ガーシー議員が「議場での陳謝」に応じる意思を表明したことを受けて、自民党と立憲民主党の参議院国会対策委員長が会談し
政府が示している、「屋外ではマスク着用は原則不要」のルールについて、加藤厚生労働大臣は、国民と共有できていないとして、さまざまな機会を通じて伝えていく考えを示しました。 新型コロナの感染対策としてのマスクの着用について、政府は、屋外では原則不要、屋内でも2メートルを目安に周りとの距離がとれ、会話をほとんど行わない場合には必要ないなどとするルールを示しています。 加藤厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で「政府が発信している今の時点におけるマスク着用の考え方は、必ずしも国民の皆さんと十分に共有できているとは言い難い状況だ」と述べました。 そのうえで「地元の人と話すと『マスクを外していると世間の目がある』という話も聞く。自分でマスクを着けたいという人はいいが、マスク着用の必要がない状況があることをいろいろな機会にしっかりとPRしていかなければいけない」と述べました。 自民 世耕参院幹事長「厳しい
東京都内の9日の感染確認は9716人で、1週間前の土曜日のおよそ2.7倍となりました。 4日前から、前の週の同じ曜日と比べて2倍を超える増加が続いていて、感染が急激に拡大しています。 東京都は9日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の9716人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 1週間前の土曜日のおよそ2.7倍で、6100人増えました。 前の週の同じ曜日を上回るのは22日連続です。 都内では4日前から、前の週の同じ曜日と比べて2倍を超える増加が続いていて、感染が急激に拡大しています。 9日までの7日間平均は6746.4人で、前の週の229.0%でした。 9日に確認された9716人を年代別に見ると20代が最も多く、全体の21.9%にあたる2129人でした。 65歳以上の高齢者は738人で、全体の7.6%です。 一方、人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使って
東京都内の2日の感染確認は、1週間前の土曜日より1400人あまり多い3616人で、15日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。東京都は2日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の3616人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 1週間前の土曜日より1456人増えました。 前の週の同じ曜日を上回るのは15日連続です。 2日までの7日間平均は、2945.9人で、前の週の150.0%でした。 2日確認された3616人を年代別に見ると、20代が最も多く、全体の22.1%にあたる798人でした。 65歳以上の高齢者は284人で、全体の7.9%です。 一方、人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、1日より1人増えて5人でした。 また、都は、感染が確認された80代の男性1人が死亡したことを発表しました。
厳しい暑さの影響で東京電力の管内では27日、電力供給の余力を示す「予備率」が5%を下回る見通しだとして、政府は新たに設けた「電力需給ひっ迫注意報」を初めて発令しました。熱中症の危険性が高まっているため冷房などを適切に使用しながら、使わない部屋の電気を切るなどの節電を求めています。 電力需給 最も厳しくなるのは 午後4時半~午後5時 関東地方では26日、東京の都心で35度以上の猛暑日となるなど厳しい暑さとなっています。 27日も厳しい暑さが予想され、冷房の使用など電力需要が増えることが見込まれています。 資源エネルギー庁によりますとこれによって東京電力の管内では27日、電力供給の余力、いわゆる「予備率」が5%を下回る見通しだとしています。 具体的には ▽午後4時から午後4時半にかけてが4.7%、 ▽午後4時半から午後5時までが3.7%と厳しい見通しです。 このため、政府は東京電力の管内に初め
性行為の際に、同意がないのにコンドームを使用しないなどの「ステルシング」と呼ばれる行為について、性暴力の一種だとして被害を訴える声が相次いでいて、専門家は、対策の必要性を指摘しています。 「ステルシング」は性行為の最中にコンドームを同意なく外すなどの行為で、望まない妊娠のリスクや性感染症のおそれのほか大きな精神的ダメージを受けることがあります。 性被害に詳しい弁護士などによりますと、最近は、恋人どうしであっても性暴力の一種ととらえられるようになり、アメリカなどでは社会的な問題にもなっているということです。 都内に住む30代の女性は去年、40代の男性と親しい関係になりましたが、性行為中にコンドームを装着するよう求めたところ装着するふりをして実際にはつけていなかったことが分かったということです。 男性に対し「妊娠のリスクを考えてくれていない。信じていたのに失望した」と伝えましたが、十分な謝罪が
17日開かれた山梨県議会の委員会で男性議員が、LGBTQと呼ばれる性的マイノリティーの人たちをめぐり、「病気といったら悪いが、県の施策では普通に戻していこうという取り組みがあまり見受けられないが元には戻らないのか」と発言しました。 性的マイノリティーの人たちを否定するような発言で、この議員はその後「私のことばや表現に勉強不足ということがあれば、撤回や謝罪をしようと思う」と述べました。 この発言は、山梨県議会の会派「未来やまなし」の山田七穂県議会議員が性的マイノリティーの人など多様な人に対する理解を深め共生する社会を目指すために設置された県議会の委員会で行いました。 山田議員は17日の委員会で、「LGBTQについて、少数の方の主張を認めることは非常に大事だと思う」としたうえで「病気といったら悪いが、県の施策では理解をしよう、理解の促進をしようという施策が多いが、これに対して普通に戻していくと
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く