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CNN.co.jp：アウトソーシングの新たな拠点？ ワイオミング州
（ＣＮＮ） 米ワイオミング州の田舎町、テンスリープを拠点とするイルーシャン・テクノロジー社は、高速インターネットを通じてアジアの学生にリアルタイムで英語レッスンを提供している。 授業を担当するのはリストラされた米国人教員など有資格者ばかり。現在、７００人の教師が時給約１２ドルで働いている。安い労働力を求めて海外にアウトソーシングするのではなく、米国の失業者を雇用するためにインターネットを活用しているのだ。同社に出資したファンドの担当者は、この現象を「インソーシング」と呼ぶ。 社長のケント・ホリデー氏は２００６年に同社を立ち上げた。きっかけは、一家でテンスリープから引っ越そうとしたとき、２人の子どもが通っていた学校が生徒数減少で閉校になると知ったことだった。かつて韓国で通信の仕事をしていた同氏は、当時普及し始めていた高速インターネットを利用し、アジアの学生に英語の授業を提供するビジネスを思い
海外転職「逆アウトソーシング」の悲哀
不況が続くなか、フリーで働くアメリカ人に国外で職を得る人が増えている。「ｏデスク」「ｅランス」といった短期契約の求人情報サイトによれば、イギリスやオーストラリア、中国、インドなどの企業は人材をアメリカに求める傾向がある。いわば人材の「逆アウトソーシング」だ。 ｏデスクの仲介で国際企業に採用されたアメリカ人は、09年２月の１４２９人から、10年２月には４２８５人へと急増。ｅランスによれば、インドで働くフリーランサーの今年の所得の伸びは35％だったが、アメリカ人は45％だった。 国際企業は文書作成や編集、マーケティング、ＩＴ事業をサポートできる高度な英語力を求めている。「地元の雇用が消えた地方都市に世界中から仕事を呼び込める」とｏデスクのＣＥＯゲーリー・スウォートは言う。「自らの手でキャリアを切り開ける」 とはいえ人件費的にはシビアだ。国際企業の契約社員の時給は臨時雇いの例に漏れず平均５ドルか
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