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2010年7月5日のブックマーク (4件)

  • swimming » アカシックレコードの不在証明

    以下、アカシックレコードはこの世に存在しないことを証明する。 アカシックレコードとは過去、現在、未来を問わず、この宇宙のあらゆる事実が記された書物を意味する。 正確には、次の二つの性質を満たすものをアカシックレコードと定義する。 【無矛盾性】 アカシックレコードに記されているのはすべて真実であり、記述内容と事実が矛盾することはない。 【完全性】 アカシックレコードにはこの世界のすべての事実が記述されている。 まず、アカシックレコードはこの世界に存在すると仮定する。 このとき、必然的に次のことに思い至るだろう。アカシックレコードはこの世界に存在するのだから、完全性を満たすには当然、アカシックレコード自身のことも記述されていなければならない。 そこで、次の問いを考察する。 以下の文章Gは、アカシックレコードに存在するか? 文章G「アカシックレコードに文章Gは存在しない」 イエスだと仮

    dora_m
    dora_m 2010/07/05
  • Miksi(どうして)?←フィンランドの小学生を国語力世界一にした質問

    フィンランド語で「何故why」は、ミクシィ(Miksi)?という。 フィンランドの小学校では、先生も生徒も、Miksi?をよく使う。連発する。 たとえば先生が教室のみんなに質問する。みんなは手を挙げる。じゃあ○○君。 「答えは………です」 先生はもちろんこう畳み掛ける。 「Miksi(どうして)?」 「なぜなら~~だから」 生徒たちも負けてはいない。 「Miksi(どうして)?どうして~~だと………だと言えるの?」 「それは……」 先生の質問に答えるのですらこんな具合だから、「自分の意見」を言う機会だとさらにMiksi?は連発される。 「ぼくは~~だと思います」 「Miksi(どーうして)?」 こうして、自分の意見には、理由を付け加える習慣がつくられ、ただの「思いつき」は排される。 物語(おはなし)をつかった練習も行われる。 先生は物語を途中で中断して「この次はどうなると思う?」と尋ねるの

    Miksi(どうして)?←フィンランドの小学生を国語力世界一にした質問
  • 《五年後の自分》からの手紙に書く5つのこと 読書猿Classic: between / beyond readers

    Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しいが出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷

    《五年後の自分》からの手紙に書く5つのこと 読書猿Classic: between / beyond readers
  • どうして役にも立たない知識を入学試験で問うのか?

    どうして役にも立たない知識を入学試験で問うのか疑問におもったら、情報の経済学でいうシグナリング(signalling)について学ぶといい。 ブルデューのいう「卓越化」≒「お育ちによるふるまい(≒ハビトゥス)による選別」の仕組みから、クジャクは何故ああもムダに派手なのか、果てはヤンキーはなぜ早婚か(Theodore Bergstrom and Mark Bagnoli(1993), "Courtship as a Waiting Game", Journal of Political Economy , Volume 101, Issue 1, pp.185-202.)まで統一的に理解できる。 よく例につかわれる学歴ゲームで説明すると、以下のような感じである。 ある人が仕事ができるかどうかは、パッと見ではわからない。 そして学歴は、仕事ができるかどうかとは、多くの場合、無関係である。 なのに

    どうして役にも立たない知識を入学試験で問うのか?