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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (54)

  • コロナワクチンでカブトガニに危機? 保護活動家らが危惧

    米ニュージャージー州、デラウェア湾からほど近いストーンハーバーの砂浜にいるアメリカカブトガニ。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 毎年春になると、満月に導かれて何十万匹というカブトガニが産卵のため米大西洋沿いの砂浜に上陸する。お腹を空かせた鳥たちにとっては、ご馳走。製薬会社にとっては、医薬品の安全を確保するために必須の資源だ。 カブトガニの青白い血液から得られるライセート試薬(リムルス変形細胞溶解物)は、内毒素(ないどくそ、細菌内の細胞壁に含まれる毒素)を検出できる唯一の天然資源だ。微量の内毒素が、ワクチンや注射薬、人工膝や人工股関節等の滅菌医療機器に入り込んだだけで、人を死に至らしめることがある。 「世界中の製薬会社がカブトガニに頼っています。私たちがいかにこの原始的な生物に依存しているかを思うと、気が遠くなりそう

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    doramata2 2020/07/23
  • ジャガー違法取引はトラの代わり? 中国の南米投資の影も

    ブラジル、マトグロッソ・ド・スル州パンタナールの川辺を歩くジャガー。最新の研究によれば、中国から多額の投資を受けているブラジルなどの中南米諸国では、ジャガーの密輸が盛んに行われているという。(PHOTOGRAPH BY STEVE WINTER, NAT GEO IMAGE COLLECTION) ジャガーの違法取引が増加している。最新の研究によれば、中南米への中国からの投資増加が関連しているようだ。ジャガーは国際自然保護連合(IUCN)により近危急種(near threatened)に指定され、個体数は約17万3000頭と推定されている。牧場主がウシを襲うジャガーを射殺することも個体数が減る一因だが、大きな要因は森林破壊だ。以前と比べて、ジャガーの生息に適した土地は50%も失われているのだ。(参考記事:「中南米に残るジャガー信仰、人をのみ込む秘薬」) 近年、それに加えて、ジャガーの体の部

    ジャガー違法取引はトラの代わり? 中国の南米投資の影も
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    doramata2 2020/06/21
    顔がでかくて、首が太くて、足が短くて…(略)
  • サメと巨大イカが対決、初の証拠、前代未聞

    カリブ海のバハマ諸島沖を泳ぐヨゴレ。ヨゴレは通常、海面近くで捕するため、今回の発見はいっそう興味深い(記事に登場する個体の写真は次のページに)。(PHOTOGRAPH BY BRIAN J. SKERRY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 米ハワイ諸島沖の深海で、サメが巨大なイカと格闘した。相手はダイオウイカかもしれない。 体長2メートルのヨゴレ(Carcharhinus longimanus)というサメの体表に、巨大な触腕によるゴルフボール大の吸盤の傷跡が残されていたのだ。 これは、ダイオウイカあるいは水深300メートル以上の深海に生息する大型のイカとサメが対決したことを示す、初の科学的な証拠だと研究者たちは言う。 深海へ潜るマッコウクジラとダイオウイカの闘いはよく知られているものの、サメが巨大な頭足類と対決しているという証拠はこれまでなかった。 偶然撮影された写真

    サメと巨大イカが対決、初の証拠、前代未聞
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    doramata2 2020/06/10
  • 奇跡の恐竜化石、世紀の大発見 写真18点

    写真家ロバート・クラーク氏は、何度も驚嘆の声を上げずにはいられなかった。 クラーク氏はこれまで40を超す「ナショナル ジオグラフィック」誌の特集の写真を撮影してきた。専門は太古の生命や文化だ。中国では見事な羽毛恐竜の化石を撮影した。5000年前に氷漬けになり、ミイラ化した有名なアイスマン「エッツィ」が研究者の手で解剖された際にも、その様子を見つめた。2300年前に生きていた人々が沼の中で保存されているのが見つかると、革細工のようになった彼らの顔を撮り、親しみを感じさせる肖像を残した。 だが、カナダのロイヤル・ティレル博物館にやって来て、これから撮影する被写体を初めて目にしたとき、クラーク氏は笑ってしまった。 鎧竜のトレードマークである装甲は、たいてい腐敗の初期段階でばらばらになってしまう。しかし、この恐竜の場合は例外だった。見事に保存されたこの装甲を研究することで、ノドサウルス類の外見や

    奇跡の恐竜化石、世紀の大発見 写真18点
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    doramata2 2020/05/25
  • 新型コロナの死亡率、大気汚染で悪化と判明、研究

    フランス、グルノーブルにある高さ約100mの塔の近くにある熱供給プラント(左奥)から、煙が雲よりも高く立ちのぼっている。(PHOTOGRAPH BY FRANCOIS HENRY, REA/REDUX) 世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスは、医療崩壊から極端な貧富の格差まで、現代社会の弱点を突きながら拡散している。しかし、無視されがちなある大問題との関係は、少々複雑だ。それは、大気汚染がパンデミック(世界的な大流行)を悪化させた一方、そのおかげで、一時的でも空がきれいになっているということだ。 米ハーバード大学T・H・チャン公衆衛生大学院の研究者が、1の論文を公開した。査読を受けて学術誌に発表されたものではないが、それによると、PM2.5と呼ばれる微粒子状の大気汚染物質を長年吸い込んできた人は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死亡率が大幅に高くなるという。 大気汚染

    新型コロナの死亡率、大気汚染で悪化と判明、研究
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    doramata2 2020/04/13
  • 韓国、中国、台湾―― アジアのライブストリーマーと、そのファンたちの実像

    台湾、高雄のホテルからライブストリーミングを行うララ(35歳)。7万5000人近いフォロワーを獲得しているライバーだ。まだ幼い娘モンモンちゃんをアパートに置いて仕事に出掛け、さまざまなホテルの部屋に一人きりで座り、携帯電話で見ている人々に笑顔を振りまく。(PHOTOGRAPH BY JEROME GENCE) 亡命待機シェルター 国境の街で待ち続ける家族の肖像 写真10点 歴史から抹殺されたカリブのタイノ族、復活の肖像、写真8点 日が沈むと、台北の夜空を「ララ」という女性の写真が照らし出す。高さ約30メートルの屋外広告に載ったララの顔が台北の街を見下ろしているのだ。ララは台湾で一二を争う有名なライブストリーマー(「ライバー」と呼ばれることが多い)だ。ライバーは、自分自身を撮影した動画をライブ配信する人々で、人気が出たごく少数は有名人の仲間入りだ。 アジアには多くのライバーがいて、彼らがジョ

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    doramata2 2019/10/15
  • 宿主を性転換させる寄生バクテリア

    寄生バクテリアの一種、ボルバキアに感染したハチの卵。染色により感染の様子が観察できる。 Photograph courtesy Merijn Salverda and Richard Stouthamer via NSF 急速にその数を増やしている寄生バクテリアがいる。このバクテリアは、宿主を性転換させて単為生殖化を引き起こすだけでなく、宿主を“気味の悪い怪物”に変身させてしまう。このような大惨事ともいえる生殖異常を引き起こす仕組みが最新の研究で解明された。その方法とは、免疫系を停止させることだという。 キョウソヤドリコバチをはじめとする寄生ハチ3種のゲノムを初めて解読した研究者チームによると、バクテリアの一種であるボルバキアはハチの遺伝子を操作し、バクテリアの侵入に対して警報を発するタンパク質を抑え込んでしまうという。その結果、バクテリアに対する防御機構が機能せず、ボルバキアは悪事を働く

    宿主を性転換させる寄生バクテリア
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    doramata2 2019/10/09
    “例えば、蚊に遺伝子を挿入し”おいフラグ建てるのやめろw
  • 珍獣センザンコウの取引禁止で巨大魚が危機に

    世界で最も密売されている哺乳類センザンコウ。その大半がウロコ目的だ。(PHOTOGRAPH BY BRENT STIRTON, GETTY/NATIONAL GEOGRAPHIC) センザンコウは、世界で唯一ウロコを持つ哺乳類であり、世界で最も密売されている哺乳類でもある。アジアやアフリカで横行する密猟の主な目当ては、中国の伝統薬に使われるウロコ。調査によると毎年、数十万匹が殺されているという。(参考記事:「こんなに愛らしい、希少な哺乳類センザンコウ」) しかし、センザンコウが狙われる理由はウロコだけではなく、需要の中心もアジアだけとは限らないとする論文が、学術誌「Conservation Science and Practice」に発表された。米国は2000年までセンザンコウの皮の主要な輸入国であり、その風変わりな皮がカウボーイブーツやベルト、財布に加工されていた。 2017年、センザン

    珍獣センザンコウの取引禁止で巨大魚が危機に
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    doramata2 2019/08/07
    とんだトバッチリ
  • 常識覆す奇妙なカニの化石を発見、カニ界に激震

    新たに化石が発見された9000万年前のカニ、Callichimaera perplexaの復元図。史上最も奇妙なカニかもしれない。(ILLUSTRATION BY OKSANA VERNYGORA, UNIVERSITY OF ALBERTA) カニとは何か? カニをカニたらしめるものはいったい何だろうか? 奇妙なカニの化石の発見によって、その答えが簡単ではないことがはっきりした。さらに、大規模な遺伝子研究とあわせ、カニの進化にいま新たな光が当てられようとしている。 4月24日付けの学術誌「Science Advances」に、現在のコロンビアで発掘された約9000万年前の化石に関する論文が発表された。この場所で発掘された化石の保存状態は素晴らしく、1センチ以下の小さなエビが見つかるほどだ。そんなことは極めて珍しく、熱帯ではこれまでに数カ所しか見つかっていない。 この場所から、ある奇妙なカ

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    doramata2 2019/05/07
  • 魚を食べるカマキリを発見、科学者も驚く視覚

    捕まえたばかりの魚をべている最中のハラビロカマキリの一種、Hierodula tenuidentata。(PHOTOGRAPH BY RAJESH PUTTASWAMAIAH) カマキリは、トゲのある鎌(前肢)でハチドリほどの大きな動物を捕まえることがあるが、どうやら魚もその例外ではないらしいことが明らかになった。(参考記事:「動物大図鑑 カマキリ」) 9月20日付けの学術誌「Journal of Orthoptera Research」に発表された論文によると、野生のカマキリが人工池にいるグッピーを捕まえてべる様子が観察されたという。自然の状態にいるカマキリでは初めての報告だ。 カマキリは、カエルやネズミ、トカゲといった大きな獲物をべることもあるので、魚を襲うのは意外でないと思われるかもしれない。しかし、カマキリの視覚で水中の魚を捕まえられたことに、科学者たちは驚いた。今回の発見は

    魚を食べるカマキリを発見、科学者も驚く視覚
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    doramata2 2018/09/26
  • 従順か攻撃的かの遺伝子特定か、ペットのキツネで

    ロシアでは、1959年から友好的および攻撃的なキツネを作る交配が行われてきた。今回、これらのキツネのゲノムが解読されたことから、彼らの従順な行動や独特の身体的特徴を生み出す遺伝子の詳細な研究が可能になった。(PHOTOGRAPH BY DARYA SHEPELEVA) 野生動物の家畜化について研究するため、60年近くにわたり、ロシアの科学者たちは従順なキツネと攻撃的なキツネを作る交配実験を行ってきた。これらふたつの集団のゲノムに注目した新たな研究によると、交配はキツネのDNAに驚くべき変化をもたらしていたという。動物の家畜化だけでなく、人間の社会的行動の理解においても重要なこの成果は、8月6日付けの学術誌「Nature Ecology and Evolution」に発表された。(参考記事:「野生動物 ペットへの道」) 1959年、ドミトリー・ベリャーエフという名の生物学者とその同僚たちが、

    従順か攻撃的かの遺伝子特定か、ペットのキツネで
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    doramata2 2018/08/09
  • ウナギ、コカイン中毒の可能性、研究

    ヨーロッパウナギは絶滅の危機にさらされている。違法薬物などによる水質汚染も原因のひとつだ。(PHOTOGRAPH BY WIL MEINDERTS, BUITEN-BEELD/MINDEN PICTURES/NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 絶滅危惧種のウナギがコカイン中毒になっているかもしれない。2018年6月に学術誌「Science of the Total Environment」に発表された論文で、その可能性が明らかになった。(参考記事:「ウナギ大海原の旅、衛星タグで初めて追跡」) 社会は違法薬物の問題に取り組み続けているが、下水とともに川や海に流れ込んだ薬物がほかの種に及ぼす影響はよくわかっていない。(参考記事:「麻薬密売で中米の熱帯雨林に深刻な危機」) そこで、科学者たちは研究のため、ヨーロッパウナギを50日間、川に含まれている程度の微量のコカインにさ

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    doramata2 2018/06/25
  • ホホジロザメの謎を解明、「暖水渦」に長期滞在

    オーストラリア、ネプチューン諸島周辺の海を泳ぐホホジロザメ。(PHOTOGRAPH BY BRIAN J. SKERRY) ホホジロザメの生活は、その悪名の高さにもかかわらず、まだよくわかっていない。(参考記事:「ホホジロザメ 有名だけど、謎だらけ」) ・主にどこで時間を過ごしているのか? ・彼らの不思議な動きは何によるものなのか? ・幼魚のころは餌の多い沿岸にいることが多いのに、成魚になると遠い外洋に向かっていくのはなぜか? これらの疑問に対し、新たな研究成果が手がかりを与えてくれた。 学術誌「サイエンティフィック・リポーツ」に最近掲載された研究で、科学者チームは高精度の衛星発信器(サテライトタグ)を使い、2匹のメスのホホジロザメ「メアリー・リー」「リディア」を大西洋西部で追跡した。その結果、2匹が外洋に出ると、高気圧性渦と呼ばれる暖水渦に潜って長時間を過ごしていることが判明した。全体と

    ホホジロザメの謎を解明、「暖水渦」に長期滞在
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    doramata2 2018/06/25
  • ヒット曲はますますヒット、鳥で判明、最新研究

    長く歌い継がれてきた歌を歌うヌマウタスズメのオス。(PHOTOGRAPH BY ROBERT LACHLAN) 毎年夏になると、北米の湿地には数千羽のヌマウタスズメ(Melospiza georgiana)の明るい鳴き声が響きわたる。この小さな茶色の鳥たちは数曲の歌しか知らないが、どの鳥も完璧にマスターしている。 科学者たちはこのほど、人気のある歌を覚えるという理由により、ヌマウタスズメが500年以上同じ歌を歌い継いでいることを発見し、6月20日付けの「Nature Communications」に発表した。ヌマウタスズメの幼鳥は、成鳥が歌う歌を厳密に模倣し、歌のレパートリーは長年ほとんど変わっていない。科学者たちは、ヌマウタスズメが人間と同じくらい正確に文化を伝え、守っていると主張している。(参考記事:「700年前のサルの道具を発見、100世代継承」) 人間と同様、ヌマウタスズメの幼鳥は

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    doramata2 2018/06/25
    “ヌマウタスズメが500年以上同じ歌を歌い継いでいる”
  • 鳥 大特集2018

    年間35億羽の鳥を米国で死なせる「見えない殺し屋」とは、研究 世界でははるかに多くの鳥たちが死んでいるはずだ。一方、「その気になれば、明日にでも鳥たちを救えるのです」と論文の著者は言う。 カッショクペリカンが謎の大量餓死、餌はあるのになぜ、米西海岸 絶滅の危機から復活したカッショクペリカンが、米西海岸で2022年に続いて2度目の飢餓に直面している。原因はまだわかっていない。 【動画】棚氷の崖から落ちるコウテイペンギンのひなたち、初 2024年1月にドローンで撮影された世界初のこの珍しい光景は、海氷が減少し、コウテイペンギンが適応を余儀なくされれば、一般的になるかもしれない。

    鳥 大特集2018
  • 昆虫採集兵器ノムラホイホイ(野村周平/甲虫研究者)

    「ノムラホイホイ」というふざけた名前のツールをご存じだろうか? 何のためのツールかというと、昆虫採集のためのトラップ(わな)である。不肖野村が、今を去ること20年以上前に福岡で発案し、さんざん使い倒して虫を採りまくった末に、今でも毎年使っているという代物である。 「ノムラホイホイ」という名前は、しばしば開発した野村人が功名心に駆られて命名したと誤解されがちであるがそうではない。当初この道具には、あまりはっきりとした名前がなかった。それで、初期の開発にかかわった、開発者の虫採りの師匠である野田亮氏(現福岡県森林林業技術センター)が命名した。このことはすでに、当時の昆虫雑誌「ルカヌスワールド」(No. 7, pp. 5-9)に発表されている。 ノムラホイホイがそもそも、どのようにして創意されたのか記しておきたい。1994年当時、開発者野村は九州大学農学部昆虫学教室の助手で、新たな大学キャンパ

    昆虫採集兵器ノムラホイホイ(野村周平/甲虫研究者)
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    doramata2 2018/06/04
  • ギャラリー:旅に出たくなる!野生動物の写真22点

    海水の湿地を歩いて渡るフラミンゴ。メキシコ、セレストゥンでボート上から撮影。(PHOTOGRAPH AND CAPTION BY JONATHAN ROSS, 2018 NATIONAL GEOGRAPHIC TRAVEL PHOTOGRAPHER OF THE YEAR) タンザニアとケニアの国境をなすマラ川を渡って移動するオグロヌー。 (PHOTOGRAPH AND CAPTION BY GURDYAL SINGH, 2018 NATIONAL GEOGRAPHIC TRAVEL PHOTOGRAPHER OF THE YEAR) 数々の素晴らしい瞬間の1つ。ウガンダの山で、わずか数メートルの距離からゴリラの母子を見ることができた。(PHOTOGRAPH AND CAPTION BY MARK PAUL, 2018 NATIONAL GEOGRAPHIC TRAVEL PHOTOGRA

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    doramata2 2018/06/01
  • 脳に入る寄生虫が温暖化で北上、ナメクジに注意

    葉の上でシルエットに見えているバナナナメクジ。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) オーストラリア人のサム・バラード氏は19歳のとき、パーティで友人たちにけしかけられてナメクジをべた。数日のうちに、彼は珍しいタイプの髄膜炎にかかり、それから1年以上昏睡状態が続いた。意識が戻った後も首から下の麻痺は治っていない。 医師によると、バラード氏の病気の元凶はナメクジに寄生する広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis)だという。(参考記事:「驚愕!ナメクジの腹に潜んで旅をする線虫」) 広東住血線虫の感染者はバラード氏の他にもいる。なかには氏と同じように、周りにけしかけられた結果として罹患した例もある。これまでに少なくとも3件の感染例で、少年や青年がナメクジやカタツムリをべていたことがわかっ

    脳に入る寄生虫が温暖化で北上、ナメクジに注意
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    doramata2 2018/03/22
  • ジャガーとオオアリクイが遭遇、結末やいかに?

    【動画】ブラジルで、大人のオスのジャガーとオオアリクイが遭遇した。その一部始終を写真家がとらえた。(解説は英語です) ブラジルのパンタナールと呼ばれる熱帯性湿地。そこにある牛牧場の真ん中で起きた出来事だ。うっそうと茂った木々の中からオオアリクイが姿を現し、湖のほとりで水を飲み始める。野生動物写真家は、これを撮影しようとおんぼろのカヌーに乗ってカメラを構えていた。すると、視界の隅で何かが動いた。大型のオスのジャガーだ。 ジャガーの首の筋肉はがっちりとたくましく、足はボクシングのグローブよりも大きい。そっとオオアリクイに歩み寄り、その後ろでかがみ込む。そして飛びかかるかと思えたとき、どういうわけかジャガーは動きを止めた。(参考記事:「【動画】激闘!ヒョウ vs 巨大ニシキヘビ」) 世界中でネコ科動物の写真を撮っているルーク・マッセー氏にとって、この2017年9月の光景は、それまで野生の世界で目

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    doramata2 2018/03/12
  • 虹色の恐竜が見つかる、ハチドリ似の構造色

    1億6000万年前の獣脚類の恐竜Caihong jujiの想像図。現在の中国北東部で見つかった。(ILLUSTRATION BY VELIZAR SIMEONOVSKI, THE FIELD MUSEUM) 中国で、虹色に輝いたであろう恐竜の新種が発見された。化石の保存状態は非常によく、頭と胸は現在のハチドリに似たきれいな羽毛に覆われていたと考えられている。 このような鮮やかな姿には、現在のクジャクの尾のように求愛やコミュニケーションの役割があるのかもしれない。この恐竜は鳥に似た体形で、飛行に使えそうな羽のほか、頭にとさかもついていた。(参考記事:「羽毛恐竜に鳥のような翼を発見、とさかも、始祖鳥以前」) 1月15日付けで学術誌「Nature Communications」に掲載された論文で、この羽毛恐竜はCaihong jujiと命名された。中国語で「大きなとさかのある虹」という意味だ。

    虹色の恐竜が見つかる、ハチドリ似の構造色
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    doramata2 2018/01/18
    “アヒルほどの大きさの肉食恐竜で、体重は500グラムほど”