再生数はリニューアル前の1.5~2倍程度にまで増加 NTTドコモが提供する動画配信サービス「dTV」が好調だ。会員数は10月末現在で470万人(リニューアル以前の会員数は447万人)を突破し、ドコモユーザー以外を含め右肩あがりに数値を伸ばしている。特に、サービス名称を含めた大幅リニューアルを慣行した4月以降は退会率の低下が顕著となり、より安定した会員数を確保できるようになった。 dTVを運営するエイベックス通信放送の執行役員サービス推進部長の山下智正氏は、こうした状況について「(リニューアル後は)契約者1人当たりの動画視聴時間が着実に増加し、退会率の減少につながっている」と分析する。同社の統計によれば、人気コンテンツの配信と相まって動画ファイル再生数はリニューアル前の1.5~2倍程度にまで増加しており、従来のライト層の接触時間と再生回数が底上げされたことが安定につながっているようだ。 4月