ブックマーク / gendai.media (5)

  • アダム・スミスの「神の見えざる手」を多分、あなたも誤解している(高 哲男) @gendai_biz

    アダム・スミスの「神の見えざる手」を多分、あなたも誤解している 「自由放任でOK」なんて言っていません 市場経済は、放っておけば「神の見えざる手」によって自然とバランスする——18世紀イギリスの哲学者・経済学者アダム・スミスのこの思想は、その後の国際社会に大きな影響を与えた。しかし、彼は単なる「自由至上主義者」ではない。『アダム・スミス 競争と共感、そして自由な社会へ』を著し、スミスの重要著作『道徳感情論』の邦訳も手がけた経済学者・高哲男氏が、巷にはびこる大きな誤解を撃つ。 「公共事業」は意外と大事 アダム・スミスは、現代的な市場経済システムが「自己完結的」であるということを、歴史上初めて明確に定義した経済学者である。 「自己完結的」というのは、人間が生まれつきもっている「自己利益の追求」という個人的な動機を自由に解き放っておけば、市場も社会もおのずと成長し続ける、ということだ。 たとえひ

    アダム・スミスの「神の見えざる手」を多分、あなたも誤解している(高 哲男) @gendai_biz
  • ビットコインはついに崩壊するのか?「Xデー」8月1日に起きること(真壁 昭夫) @moneygendai

    バブル相場から一転「クラッシュ」 最近、仮想通貨が”弱気相場”に入ったとの見方が増えている。これまで破竹の勢いで上昇してきた仮想通貨が、少しずつ転換点に差し掛かっているようだ。 仮想通貨の代表格であるビットコインは、6月中旬に1BTC=3000ドル台まで上昇した。その後は軟調に推移し、7月12日には2200ドル台まで下落した。6月下旬にはイーサリアムがフラッシュ・クラッシュ(急落)するなど、不安定な動きが増えている。 ビットコインの場合、”8月1日”への懸念が相場を圧迫しているようだ。この日、一部の仮想通貨の取引業者は、独自の情報処理のルールをビットコインに適用する方針を示している。これにより、ブロックチェーンが分岐することへの懸念が高まっている。それを理由に、仮想通貨取引のポジション(持ち高)を手仕舞おうとする投資(投機)家が増えつつあるようだ。

    ビットコインはついに崩壊するのか?「Xデー」8月1日に起きること(真壁 昭夫) @moneygendai
  • ご存じですか?アメリカでは「共謀罪」はこんな風に使われている(竹内 明) @gendai_biz

    「共謀罪」(テロ等準備罪)が国会で成立した。法務委員会での採決を省略し、参院会議で可決成立させるという異例の手段をとった。 共謀罪は周知の通り、犯罪の計画に合意した者を処罰する罪だ。「市民生活に影響を及ぼす」、「日常会話が処罰の対象になりかねない」など、様々な反対意見がある。 しかし法案が成立したからには、私たちはこの条文を捜査機関が”どのように使うのか”、それによって”どんな社会になっていくのか”に、冷静に注意を払わねばならない。 米国には古くから「共謀罪」が存在し、捜査で幅広く使われている。実は私の取材対象だった、ニューヨーク在住のイスラム教徒2人も、この共謀罪でFBIに逮捕された。「共謀罪」が米国の捜査の現場でどう使われるのか、まずはお読み頂きたい。 男は”良い人”の仮面をかぶってやってきた 舞台はニューヨーク州の州都オルバニー。モハメド・ホサインが経営するピザ屋にある男がやってき

    ご存じですか?アメリカでは「共謀罪」はこんな風に使われている(竹内 明) @gendai_biz
  • 文学と建築のあいだ 〜なぜまったく違うジャンルなのに響き合うのか(青木 淳,平出 隆) @gendai_biz

    文学と建築。まったく異なるジャンルでありながら、そのたたずまいやなりたちに文学を思わせる建築、そして構造、手法に建築を思わせる文学がある。 日を代表する建築家・青木淳さんが、自ら編纂した『建築文学傑作選』をめぐって、収録作家の一人である平出隆さん(作家・詩人)と特別トークを繰り広げた。なぜ文学と建築は響きあうのか? 文学と建築のつながり 平出隆:このアンソロジーのタイトルは『建築文学傑作選』ですが、「建築文学」というのは、青木さんが作った言葉ですか? 青木淳:そうですね。最初に考えたのは「建築物が登場しない建築文学」を集めてはどうか、という案だったんです。建築物が出てくる建築文学って結構パッと思いつくでしょう。「金閣寺」とか。 平出:具体的な固有の建築物ですね。 青木:あるいは今回「中隊長」という作品を収録させていただいた筒井康隆さんで言うと、「家」という、ちょっと変わった構築物が登場す

    文学と建築のあいだ 〜なぜまったく違うジャンルなのに響き合うのか(青木 淳,平出 隆) @gendai_biz
  • 自閉症者が人類社会に「不可欠」である理由 〜実は障害ではない!(正高 信男)

    自閉症スペクトラムと呼ばれているような障害は、実は障害でない。生物としての人類のバリエーション(変異)のひとつである。 自閉症スペクトラムは、来は人類の、生息環境に対する適応の一つのあり方だというのが、稿で紹介するニューロダイバーシテイ(脳多様性)という考え方にほかならない。 なぜ自閉症はこれほど多いのか 自閉症スペクトラムというものの実態は、(1)対人関係とりわけコミュニケーションが不得手で、(2)興味・関心の幅が著しく限られていたり、こだわりが激しいという二点を特徴とする。つまり、いわゆるオタク的傾向が顕著な発達「障害」として、一般にもよく知られるようになってきた。 この「障害」はおおよそ、遺伝的要因によって生ずると考えるのが定説となっている。発症率はどんなに少なく見積もっても1~2%。25人に1人と主張する研究者もいる。この値は、ほかのたいていの遺伝的障害に比べて極端に大きい(通

    自閉症者が人類社会に「不可欠」である理由 〜実は障害ではない!(正高 信男)
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