バングラデシュの首都ダッカのレストランで起きた人質事件で、過激派組織「イスラム国」(IS)バングラデシュを名乗る組織が2日夜、インターネット上に犯行声明を出した。 声明は「5人の戦士が周到な準備と調査を経て、クルセーダー(十字軍)諸国の国民を襲撃した」とし、イタリア人7人を含む22人とバングラデシュの警察官2人を殺害、50人以上を負傷させたとしている。実際の死者数とは異なっている。日本人に関する言及はない。 目的について、「十字軍諸国の戦闘機がイスラム教徒を殺している限り、彼らはイスラム戦士からの攻撃を避けられないことを知らしめるため」とし、米軍主導の有志連合がシリアやイラクで対IS空爆を続けることへの報復であることを示唆。今後の攻撃を予告している。(カイロ=翁長忠雄)