新型コロナウイルスの感染が拡大し流行「第11波」に入ったとみられる中、医療現場では患者が感染を疑われても検査を拒否するケースが増えている。検査を勧められた患者の半数程度が拒んだ医療機関もあった。感染症法上の位置付けが「5類」に移行し、検査や薬の費用が自己負担となったことが背景にある。 「必要性感じない」東京都渋谷区の「みいクリニック」理事長の宮田俊男医師によると、クリニックにはこのところの酷暑で、熱中症の症状で受診する患者が増えている。 頭痛や倦怠(けんたい)感など新型コロナと重なる部分もあり、病院側はコロナ検査を勧める。ただ、およそ半数の患者は、検査を受けないという。 主な理由は費用面だ。同クリニックでは抗原検査で感染有無を調べており、自己負担は数千円程度だというが、宮田氏は「仮にコロナだと確定しても、何かが変わるわけでもなく、必要性をあまり感じていない方が多いようだ」と説明する。 5日
![新型コロナ、目立つ「検査拒否」 自己負担の医療費に忌避感「患者の半数が受けない」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/91c1300fbabe441fd31d31627bbe030677a508ca/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2Fc2vB9mJxWupQmT138u6c7fWtN1k%3D%2F1200x630%2Ffilters%3Afocal%28328x568%3A338x578%29%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2F4BHH53IDNJMARNC5YQRZ7PQQ44.jpg)