「桜を見る会」の報道に押されて大分沈静化した感じがありますが、先日までは大学入試の民間試験導入に関する報道が注目されていました。 公教育が民営化されていくのはもはや世界的なトレンドです。教員評価のような見えづらい分野での民営化とそれに伴う汚職は一気に加速していくことが予想されますが、私立学校の拡大や英語教育のような誰からも見えやすい民営化領域は、まだしばらくはチェック機能が働いて、今回の様に水際で不正が止められるケースも見られるでしょう。 これほど目立つ領域で不正を働こうとしたのかは疑問に残りますが、筆者は以前より、なぜ日本では「英語教育」がここまで目立つ領域なのだろうかという疑問を持っていました。たまに日本へ戻ると、英会話のCMをテレビでも電車の中でも見かけます。子どもに英語を身につけさせようと躍起になっている保護者も多いでしょう。 しかし保護者が躍起になるほどの、そして政府が英語教育に
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