<年金給付額>世代間・世帯間格差 70歳6.5倍/30歳2.3倍−−厚労省試算 5月27日7時35分配信 毎日新聞 厚生労働省は26日、公的年金の受給額に関する新たな試算をまとめた。受給額の世代間格差は04年改革時の試算に比べ、広がっている。また、「厚生年金の給付水準(現役男性の平均的手取り額に対する年金額の割合)は50%を維持する」との政府公約の対象は「夫はサラリーマン、妻は40年間専業主婦」のモデル世帯だけで、共働きや男性の単身世帯では50%を下回る。 さらに現在35歳のモデル世帯の場合、受給開始時の給付水準こそ50・1%だが、すぐに50%を割り込み、20年後には40・1%まで下がる。【鈴木直】 厚労省は04年改革時にも受給額の試算を公表している。しかし今年2月、経済成長率などの前提を見直したうえで現行制度を維持できるかどうかを検証したのにあわせ、受給額の詳細についてもあらためて試