AMD,2013年には次世代GPU「Sea Islands」とAPU「Kaveri」などを投入へ ライター:本間 文 AMD 2012 Financial Analyst Dayは,新しく社長兼CEOに就任したRory Read(ロリー・リード)氏(President and Chief Executive Officer, AMD)お披露目の場ともなった 北米時間2012年2月2日,AMDはカリフォルニア州サニーベール市の同社本社において投資家向け会議「AMD 2012 Financial Analyst Day」を開催。そこで,今後の製品戦略を披露し,同時に2013年の製品ロードマップも公開した。以下,とくに断ることなく製品名を開発コードネームで表記するが,GPUは「Sea Islands」(シーアイランド),APUは「Kaveri」(カヴェリ)などが登場の予定だ。 2013年のAMD
Intel Core i7 3770K benchmarks leaked(VR-Zone) OBR-Hardwareに“IvyBridge”コア搭載のCore i7 3770Kのベンチマークスコアが掲載された。 使用されたのはC0 steppingのES品である。Core i7 3770Kは周波数が3.50GHz / TB 3.90GHzとなり、Core i7 2700Kと同じ周波数である。“IvyBridge”の対応チップセットはIntel 7 seriesとなるが、現行のZ68マザーボードでもUEFI/BIOSをアップデートすれば動作させることができる。 今回のベンチマークはCore i7 2600Kと比較する形で掲載された。 その結果であるがCore i7 3770KはCore i7 2600Kに対しおおむね9%程の性能向上を果たしている。周波数の向上が3%程あることから、それを考
スレッドの順序を決める スケジューリングアルゴリズム 前回で解説したように、スケジューリングでは次に実行すべきスレッドを選択するために、多くの条件を調べなければならない。すぐにでも実行可能なスレッドがあったとしても、スレッドにはそれぞれ優先度があり、優先度の高いものから実行する必要がある。しかし優先度だけを見ていると、優先度の低いスレッドは、いつまでも実行されなくなってしまうという話だった。 ここで登場するのが「スケジューリングアルゴリズム」だ。簡単に言えばスケジューリングアルゴリズムとは、「次に実行すべきスレッドを選択するための手順」である。 最も簡単なスケジューリングアルゴリズムは、「ラウンドロビン」と呼ばれる方法だ(図1)。これはすべてのスレッドを円環状に並べて、順番に実行していく方法だ。時計の針が文字盤のすべての数字をさすように、スレッドを順番に実行していく。このようにしておくと、
北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.) Dual-core Ivy Bridge comes in week of May 6th(Fudzilla) “IvyBridge”ことCore i 3000系は4月8日に登場する。この時登場するのは4-core版となる。 4月8日に登場するMobile向け“IvyBridge”はCore i7 3920XM, i7 3820QM, i7 3720QMの3種類となり、HM77, UM77, HM76, HM75チップセットとともに発表される。この4月8日の第1陣に続いて5月6日の週に第2陣が登場する。そしてこの第2陣で2-core版“IvyBridge”が登場する。5月6日の週と書いたがもう少しわかりやすく書くと5月6日から12日の間となる。 第2陣として登場する2-c
Intel,「X」「K」型番のCPUをOCして壊れたときに交換してもらえる“オーバークロック保険”サービスを開始。保険料は20〜35ドル 編集部:佐々山薫郁 Performance Tuning Protection PlanのWebページには「Go ahead and push it, we've got your back.」(攻めろ。後ろは守るから)という文言が躍っている 北米時間2012年1月18日,Intelは,「Performance Tuning Protection Plan」という有料のサービスを開始した。これは,正規ボックス版第2世代Core iプロセッサ倍率ロックフリーモデルのユーザーが20〜35ドルの保険料を支払うと,保証期間内,かつ1回に限り,オーバークロックが原因で故障した個体を交換してもらえるというものだ。 対象となるCPUと具体的な保険料は以下のとおり。支払
まずは前回からのアップデートを少々。2011年10月に、既存の「Core i7-2600K」の動作周波数を、1段階上げた「Core i7-2700K」が発売された(関連記事)。定格動作周波数が3.40GHzから3.50GHzに、ターボ・ブーストの最大動作周波数が3.80GHzから3.90GHzと上がった以外の差はない。 価格はCore i7-2600Kが317ドルに対して、Core i7-2700Kは332ドル(いずれも本稿執筆時点の推奨小売価格)とやや高めだ。しかし円高のお陰もあってか、国内での店頭実売価格はCore i7-2600K発売時よりもむしろ下がっているという、ありがたい効果が生まれている。 この2700Kや、続く「Core i7-3000」シリーズは、Bulldozerベースの「AMD FX」シリーズを迎え撃つための布陣であった。しかし、そのAMD FXの不発もあって「これ以
適用で8コアのAMD FXが「4コア」に!? Microsoftの「Bulldozerアーキテクチャ最適化パッチ」を試す ライター:米田 聡 AMDは,Windows 8でスケジューラがBulldozerアーキテクチャに最適化されると予告したときに,「Windows 7にもパッチが提供される」としていた 2012年1月12日の記事でお伝えしたとおり,Microsoftから,Bulldozerアーキテクチャ向けの最適化パッチ(修正プログラム)が再公開された。Knowledge Base番号は「KB2645594」と「KB2646060」。AMDはかねてから,「Windows 8ではスケジューラがBulldozerアーキテクチャに最適化される。そして,Windows 7にも最適化パッチが提供される」と予告してきたので,このパッチに期待していた人も多いのではないかと思う。 そこで4Gamerでは
Microsoft,Bulldozerアーキテクチャのスケジューラ最適化パッチを再公開 編集部:佐々山薫郁 北米時間2011年12月14日に,Microsoftが「Bulldozerアーキテクチャ採用システム向けのスケジューラ最適化パッチ」を公開し,その後すぐに非公開化していたのは記憶に新しい(関連記事)。非公開化にあたって,Microsoftが,パッチ自体が完成していないという説明を行っていたことからすると,何らかの手違いで公開されてしまったのだろう。 あれから約1か月経った北米時間2012年1月11日,Microsoftからあらためて,Windows 7(+Service Pack 1)とWindows Server 2008 R2向けのパッチが公開された。Knowledge Baseの通し番号はKB2645594で,公開後すぐに非公開とされたKB2592546とは別の扱いになっている
北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.) AMD FX 8150 with Microsoft KB2592546 Put Through 'Before and After' Patch Tests(techPowerUp!) Test results: AMD FX-8150 with KB2592546 - Updated scheduler in Windows 7(SweClockers.com) 先週MicrosoftはWindows 7およびWindows Server 2008 R2向けのKB2592546をリリースした。これはAMDの“Bulldozer”アーキテクチャ採用CPUを搭載したシステムにおいて性能を向上させるためのものだった。このパッチにより“Bulldozer”アーキテクチャの構造
Prices of Ivy Bridge desktop CPUs(CPU World) Expected Ivy Bridge pricing leaked, stays mostly the same as Sandy Bridge(VR-Zone) Ivy Bridge will cost the same as Sandy Bridge(NordicHardware) “IvyBridge”は2012年第2四半期の登場が予定されており、CPUとGPU両方の改良が行われる。CPUコアでは最高15%の向上が成され、加えて100~300MHzほど周波数が高められる。 一方、GPUはHD 4000とHD 2500というDirectX 11に対応するものとなり、現行のHD 3000, HD 2000から大幅に高速化される。 さらに注目すべきはこれら性能向上を実現しながらTDPは(通常版で)2
Microsoft,Bulldozerアーキテクチャのスケジューラ最適化パッチを公開 編集部:NAOKI 米国時間2011年12月14日,Microsoftは,Bulldozerアーキテクチャ採用システムに向けて,64bit版および32bit版のWindows 7とWindows Server 2008 R2用の修正プログラム(パッチ)を公開した。 公開された修正プログラムは,Bulldozerアーキテクチャにおけるマルチスレッド同時処理(Simultaneous Multithreading:SMT)のスケジューリングを最適化するというものである。 つい先日の話なので覚えている読者も多いと思うが,12月13日に掲載したAMD担当者へのインタビュー記事でSasa Marinkovic氏が述べていた,「Bulldozerアーキテクチャのスケジューラ最適化パッチ」がついに登場したわけだ。 この
AMD FXの性能が発揮されない理由をAMD担当者に聞く。性能向上のカギはOSやソフトウェアの最適化か ライター:本間 文 大きな期待とともに登場したAMDの新世代CPU「AMD FX」だが,競合製品はおろか,自社の従来製品にもベンチマークでは劣るところがあるなど,その船出は厳しいものとなっている(関連記事)。レビューの評価も全世界的に低調だが,そんな状況を受けて……かどうか,AMDのマーケティング担当者が緊急来日。デスクトップ製品のマーケティングを担当するSasa Marinkovic氏と,ソフトウェア全般のマーケティングを担当するTerry Makedon氏の両名が4Gamerのインタビューに応じ,「Bulldozerアーキテクチャの本領が発揮されるのはこれからだ」と語ってくれた。 今回は両氏の発言内容と,そこから分かったことをまとめてみたいと思う。 Sasa Marinkovic氏(
「AMD FX」の謎を探る基礎検証レポート。FXはなぜ「ゲーマー向けでない」のか ライター:米田 聡 FX-8150プロセッサ ビッグタイトルが数多く登場した2011年第4四半期。PCゲーマーのなかには,購入してインストールしたまではいいものの,手持ちのマシンではスペックが足りないことに気づいて,PC関連に投資しようかなと考えている人も少なくないだろう。 しかし,その“投資先”に,「AMD FX」を検討している読者はというと,あまり多くないかもしれない。4Gamerで先に掲載したレビューでは「アップグレードパスとしての意味はあるが,新規導入用としては微妙」という判断が下されているほか,メディアの評価は全世界規模で低く,少なくとも,離陸に失敗した感は否めない。 FXプロセッサでは,2003年の「K8」以来となる,完全なる新世代アーキテクチャ「Bulldozer」(ブルドーザ)を採用したのが大
ご好評いただいたCPU黒歴史も、インテルとAMDのネタが尽きてきた。もともとx86は、ほかのアーキテクチャーに比べてそれほど製品数が多くない。また、RiSE Technologiesの「mP6」のように、会社ごと黒歴史化しそうだったのにSiSに買収されて、今では台湾DM&P社としてといまだに残っているコアもある。RiSE社自身はともかく、mP6コアを黒歴史入りさせるのは、まだ時期尚早だろう。 お詫びと訂正:掲載当初、m6Pと記載していましたが、正しくはmP6でした。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2011年11月24日) そこで今回は黒歴史というよりも、「世に出なかったCPU」をまとめて解説しよう。 UMC U5S “黒”歴史という意味では、燦然と輝く真っ黒CPUのNo.1が台湾UMCの「U5S」シリーズだ。連載65回の冒頭でも触れたが、インテルの「Intel 486」をデッド
Intel Shows Off "Knights Corner" MIC Compute Accelerator, Beats Nvidia's Fermi.(X-bit labs) Intel's MIC Compute Accelerators May Adopt QPI Bus Instead of PCI Express.(X-bit labs) Intel Reveals Details of Next-Generation High-Performance Computing Platforms(techPowerUp!) Intel shows off 22nm Knights Corner with over 50 cores(NordicHardware) Intelは11月15日、Compute Acceleratorである“Knight Corner”をお披露目した。
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