ついに登場のBulldozerアーキテクチャ。“Zambezi”はゲーマーのためのCPUか FX-8150/3.6GHz Text by 宮崎真一 FX-8150。入手した個体のOPNは「FD8150FRW8KGU」となっていた 別途お伝えしているように,2011年10月12日13:01,AMDは,Bulldozer(ブルドーザ)アーキテクチャに基づく初のデスクトップPC向けCPU「AMD FX」(もしくは「AMD FX-Series」)を正式発表した。開発コードネーム「Zambezi」(ザンベジ)と呼ばれてきた同製品が持つ最大の特徴は,シリーズ上位の「FX-8150/3.6GHz」と「FX-8120/3.1GHz」で,デスクトップ向けCPUとして初の8コアモデルとなっている点だ。 4Gamerでは,正式発表に合わせて,最上位モデルとなるFX-8150を入手したので,「10月下旬以降,順次
AMD,Bulldozerアーキテクチャ採用の新世代CPU「FX」を正式発表。発売は10月下旬以降に ライター:本間 文 FXプロセッサのダイ写真 2011年10月12日13:01,AMDは,デスクトップPC向けの新世代フラグシップCPUにして「世界初のデスクトップPC向け8コアCPU」と位置づけられる「AMD FX」(もしくは「AMD FX-Series」)を正式発表した。同社は6月上旬の時点で製品名を明らかにしていたが,ようやく一般PCユーザー向け市場にお目見えするわけである。 開発コードネーム「Zambezi」(ザンベジ)として知られてきたAMD FXは,新世代マイクロアーキテクチャ「Bulldozer」(ブルドーザ)を採用する最初の製品だ。2003年のAthlon 64における「K8」以来――2007の「Phenom」で採用された「K10」はK8の拡張版と位置づけられる――久々のマ
CPU黒歴史インテル編のトリを飾るのは、「Merced」こと初代「Itanium」である。ちなみに対象はあくまでもMercedのみで、Itaniumシリーズ全体を黒歴史扱いするつもりはないことを明言しておきたい。 Itaniumの元となったHP PA RISCとは? Mercedは元々、ヒューレット・パッカード(HP)が開発していた「PA RISC」の、後継製品の研究から生み出されたものである。HPはPA RISCと呼ばれる独自の32bit RISC CPUを1986年から製造しており、1996年には64bit化した「PA-8000」シリーズを製造していた。 最終的な製品である2005年登場の「PA-8900」は、1.1GHz駆動のデュアルコア構成となっていた。なぜかPA-8900のベンチマーク結果は見つからないのだが、PA-8900の元になった「PA-8800」の1GHz版を搭載するマシ
インテルCTOであるジャスティン・ラトナー氏の基調講演は、必ず冒頭に寸劇というかお茶目なシーンが入る。今回は同僚でもあるムーリー・エデン氏の物まね。「ムーリーだとこんなかな」とか言いながら腕を広げて見せ、場内は大受けだった IDF 2011レポートの最終回は、15日(現地時間)に行なわれたインテル上級副社長兼CTOのジャスティン・ラトナー(Justin Rattner)氏による、インテルのメニイコアプロセッサーに関する基調講演をまとめてみた。 Larrabee改めIntel MICアーキテクチャー いよいよ製品登場? ラトナー氏はまず、ここ5年でのプロセッサー開発の動向を簡単に振り返りつつ、より多くのCPUコアが半導体ダイに搭載されるようになってきた昨今を紹介して、「今後はヘテロジニアス(異種混合)構成が登場する。ただし、それは単にGPUだけを指すのではない」として、「Intel MIC(
CPU黒歴史第6弾は、インテルの「XScale」である。こちらは技術的というよりも、政治的な理由で放棄されてしまったプロセッサーだ。そのXScaleの前身にあたるのが、「StrongARM」と呼ばれるプロセッサーである。まずはこちらの話から始めよう。 ARMとDECが共同開発 特許訴訟でインテルに買われたStrongARM 時は1995年。ARMとDEC(Digital Equipment)は共同で、新プロセッサーの開発プロジェクトを開始した。ARMは省電力で比較的素性のよいコアのIP(知的財産)を持っていたものの、高速化・高性能化に関しては今一歩であった、他方でDECは高速なプロセッサーに関する技術は十分に持っていたものの、小型機器に利用できるプロセッサーは持ち合わせていなかった。 そこでARMの持つプロセッサーIPを、DECの技術で高性能化しよう、というのがこの共同プロジェクトであった
IDF Day 3: Multi Core, Many Core and Many More(VR-Zone) 【IDF 2011レポート】Justin Rattner氏キーノートスピーチ~メニイコア時代が到来する(Impress PC Watch) IDFの最終日は毎年これからの展望を語るキーノートで締めくくられてきた。今回はIntelのCTOであるJustin Rattner氏のキーノートが最終日を飾った。 Justin Rattner氏は2006年のCore2 Duo以来、Multi-coreに関して多くの変革をもたらしてきた人物である。 Multi-coreは一般的なデスクトップにもたらされ、Mobile向けやサーバーでも勢力を広めるだろうという。そして同様にMany-coreのアーキテクチャとして開発されているMIC(Many Integrated Core)を搭載した拡張カード
北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.) Intel's Ivy Bridge Architecture Exposed(AnandTech) Intel次世代CPU「Ivy Bridge」は“Tick+”(Impress PC Watch / 後藤弘茂のWeekly海外ニュース) やや断片的なものとなっていたIDF 2011の“IvyBridge”関連情報ですが、AnandTechとImpress PC Watchで総まとめともいえる記事が掲載されたので紹介します。内容自体は過去のいくつかの“IvyBridge”関連情報を併せたものとなります。 この5年間Intelは“Tick-Tock”に従い、非常にアグレッシブなスケジュールをほぼ守り続けてきた。数ヶ月ほどの遅れは時にあったものの、おおむねこの“Tick-T
「Kal-El」は“5コア”CPUだった。NVIDIA,消費電力と性能を最適化する4+1コア技術「vSMP」の存在を明らかに 編集部:佐々山薫郁 “クアッドコアTegra”として予告されてきたNVIDIAの次世代SoC(System-on-a-Chip),「Project Kal-El」(プロジェクト カルエル,以下 Kal-El)が,実際には,もう1基のCPUコアを搭載した5コア仕様であることが明らかになった。 “5コア”仕様だと明らかになったKal-Elのブロック図 これは,日本時間2011年9月21日付けでNVIDIAが公開したホワイトペーパー「Variable SMP A Multi-Core CPU Architecture for Low Power and High Performance」により明らかとなったもの。従来のTegraでも,2基の「Cortex-A9」コアとは別
Intel spills details on 22nm Ivy Bridge chip architecture(HEXUS) Ivy Bridge takes Intel up to AMD A6 series GPU performance(NordicHardware) IDF Day 1: Many bridges abound... Sandy, Ivy, and more(VR-Zone) IDF 2011でIntelの上級主研究者であるVarghese George氏が2012年上半期に予定されている“IvyBridge”のアーキテクチャの詳細について講演を行った。 George氏によると“IvyBridge”のCPUコアの設計は“SandyBridge”と類似したものになるという。まずプラットフォームであるが“SandyBridge”同様CPUとPCHの2チップ構成となる
IDF 2011速報。明らかになったIvy Bridgeのグラフィックスアーキテクチャ ライター:本間 文 Ivy BridgeとSandy Bridgeで共通の要素 Intelが「Tick+」と位置づけるほど,Ivy Bridgeのグラフィックスアーキテクチャには大幅な変更が Intelは,米カリフォルニア州サンフランシスコ市で開幕した「Intel Developer Forum 2011 San Francisco」(以下,IDF 2011 SF)において,同社が2012年前半の市場投入を計画している次世代メインストリームCPU「Ivy Bridge」(アイビーブリッジ,開発コードネーム)の詳細なアーキテクチャなどを公開した。 Intel初の22nmプロセス世代CPUにして,新型トランジスタ「3次元トライゲート・トランジスタ」を採用して製造される初のCPUとなるIvy Bridge。C
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