「パパ、おっぱいちょうだい!」。上野動物園(台東区)で、この秋に生まれたベニイロフラミンゴの赤ちゃんが親鳥に“乳”をねだる姿が、来園者の人気を集めている。親鳥の雄も「ミルク」を出すのが特徴で、「父乳」でもスクスクと育っている。 (井上圭子) フラミンゴのひなは八月二十五日から九月二十八日にかけ、四羽誕生。成鳥は、朱色の羽、S字形の細い首、先の曲がったくちばしが特徴だが、ひなは白の綿毛に包まれ、首は短く、くちばしは真っすぐ。 ひなが自分でエサを食べられるようになるまでの一カ月余、親鳥は、のどにある分泌腺から「フラミンゴミルク」と呼ばれる栄養たっぷりの赤い液体を出し、ひなに与える。ひなは、それを飲んで成長し、徐々に赤く色づいてくる。“授乳”には体力が要るため、鮮やかになるひなとは対照的に、親鳥は色あせていくこともあるという。
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