生まれて初めてもらったプレゼントが「グッピーの死骸」だった私に、世の女子代表ヅラしてクリスマスプレゼントを語る資格なんてない……。 中学生の頃、塾で同じクラスだった男の子に帰り際声をかけられ、無言で紙袋を手渡された。これってもしかしてプレゼントなのでは!? 学校も違う、ほとんど知らない男子からの唐突な贈り物にドキドキしながら封を開けると、中にはなんと、瓶詰めされたグッピーの死骸が! グッピーは黒いフタつきの小ビンの中で憂いに沈み、濁った瞳で無念を訴えている。尾びれは退色しボロボロで、小瓶の中に満たされている液体はうっすら黄色っぽく濁って見えた。 袋の中にはほかに手紙も入っておらず、意図が全くわからない。なんとか推測しようと知恵を絞っても、邪術の一種か快楽殺人者の殺人予告としか思えず、ただひたすら不気味なばかり。もしかしてイジメ? でもこんな猟奇的なやり口では、むしろ嫌がらせした側がサイコ野