JR京都駅前に設置された鳥よけの道路標識 鳥のフン害を防ぐ道路標識が、京の玄関口・JR京都駅前に登場した。観光客から標識の汚れを指摘され、府警が全国初の試みで先月に設置した。今のところ汚れは見られず、鳥よけの効果は出ているようだ。 標識は、「防鳥針」と呼ばれるステンレス製の金具を上部に取り付けたもの。長さ約30センチの針金26本が2センチ間隔で並ぶ。9月17日、京都駅烏丸口のタクシー乗り場周辺の5カ所に設置された。 府警交通規制課によると、8月上旬、観光客の男性から「京都の玄関口なのに見栄えが悪い」との声が寄せられた。調べると、標識が鳥のフンで汚れ、腐食も進んでいた。洗っても汚れが落ちないため、鳥が止まりにくくすることにしたという。 府警は「日本野鳥の会京都」(右京区)に相談。兵庫県尼崎市の鳥害対策機器製造会社の紹介を受け、防鳥針を調達。防鳥針と標識をつなぐ金具を標識設置会社「建巧