総務省は、家庭や企業の情報通信サービスの利用状況を調べた「2009年通信利用動向調査」の結果を4月27日まとめた。インターネットの利用者数は、前年から317万人増えて9408万人になり、人口普及率は前年比2.7ポイント増の78.0%に達した。ネットで購入した商品・サービスはデジタルコンテンツが最多。企業では20.0%(前年比4.5ポイント増)がASP、SaaSを活用していた。調査は今年1月に実施。無作為抽出した6256世帯と2870企業が回答した。 ネットの個人利用では、世代別で60歳以上の世代の伸びが著しく、特に65~69歳では同20.4ポイント増の58.0%と大きく増加した。世帯年収別にみると、低所得者ほど利用率が低かった。自宅のパソコンからの接続にブロードバンドを使っている世帯は76.8%(同3.4ポイント増)で、うち光回線が41.1%(同2.1ポイント増)を占めた。個人が使うネット