神保・宮台のコペンハーゲン報告1(12月17日) コペンハーゲンで開かれているCOP15(国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議)では、京都議定書の約束期間が終了する2013年以降、世界がいかにして温室効果ガスの排出を制限し、地球温暖化とそれに伴う気候変動を抑制していくかを決める、21世紀の人類にとって最も重要といっても過言ではない会議になるはずだった。 しかし、過去2年間、この日のために無数の準備会合を積み重ねてきたにもかかわらず、ことコペンハーゲンに至っても先進国と発展途上国の間の対立の溝は根深く、会議が始まるはるか以前からCOP15での議定書の採択は見送られることが決まってしまうあり様だった。 しかも、新たな議定書の代わりに何とか合意にこぎ着けようとしていた政治合意さえも、会議開始から約2週間を経た今、まったく採択のメドは立っていない。 COP15取材のためにコペンハーゲン