書きにくいことですが、最近、米国の郊外に乞食が増えています。 サンフランシスコ市内は、昔からホームレスや物乞いが多いことで知られていました。 1849年のゴールドラッシュの際、全米の食い詰めた連中が一攫千金を狙って押し寄せたので、それ以来、「悪徳の街」になったのです。社会の暗部が公衆の面前に晒されることに、市民は極めて無頓着です。 しかし、最近は、サンフランシスコ市内のホームレスに加えて、郊外でも、乞食や物乞いが沢山見られるようになってきています。 僕が住んでいるのはサンフランシスコからゴールデンゲート橋を渡り、北に行ったマリン郡です。このへんの売り家の平均価格は9千万円、税引き前平均家計所得は1400万円なので、本来であれば、貧困とは何のカンケーも無いはずの街です。 ところが、いつ頃からか交差点に物乞いの姿が見られるようになり、最初はチラホラだったのが、最近は常に、何人も、居るようになり