-多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告- 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・虚血性心疾患・糖尿病などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5-6年(1993-1994年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9保健所(呼称は2011年現在)管内にお住まいだった方々のうち、ベースラインおよび研究開始から5年後に行なった調査時にがん、循環器疾患になっていなかった40~69歳の男女約6万人を、平成18年(2006年)まで追跡した調査結果にもとづいて、5年間のビタミンサプリメント摂取の変化と全がんおよび循環器疾患発生率との関連を調べた結果を、専門誌で論文発表しましたので紹介します。 (BMC Public Health 2