国連の平和維持軍(PKF)として紛争地アフガニスタンに駐留しているデンマーク治安部隊の兵士たち。市民を守るべく派兵された彼らが、戦場で許されない罪を犯してしまう…。アカデミー外国語映画賞にノミネートされた、緊迫のヒューマン・ドラマです。 長年紛争の続くアフガニスタンへ、平和維持軍として派兵を続けているデンマーク。現地で兵士たちはタリバンから市民を守るため地雷の除去作業を行なっていましたが、兵士の一人が足を吹き飛ばされて死亡する事件が起き、不満が爆発しそうになります。駐留軍隊長のクラウス(ピルー・アスベック)は、自ら先頭に立つことで部下の士気を高めようと、翌日からのパトロールに同行することを決めます。その日、タリバンからの助けを求めて村人の一家が来ますが、「明日行くから」と帰してしまうクラウス。 だが翌日、その村を訪れたクラウス率いる一隊が見たものは、昨日の一家の惨殺死体でした。「自分が見殺