「Blu-ray BOXを買った経験」は数あれど、まだ最終回を迎えていない放送中の番組の、それもまだ序盤の段階で、躊躇なくAmazonの予約ボタンを押したのは、おそらくこれが初めてのことであった。 『ウルトラマンZ』。2020年の特撮分野は、これを外しては語れない。毎週のようにSNSを中心に異常なまでの盛り上がりを見せ、最終回放送当日には同番組を指した「最高の最終回」という文字列ががトレンドに躍り出るなど、近年のウルトラシリーズでも屈指の人気を誇った。先日発表された「ネット流行語 100 2020」で見事6位を獲得したのも記憶に新しい。 本作の語り口は非常に豊富なのだが、単純に、とにかく「面白い」のだ。「面白いウルトラマン」。どこまでいってもこれに尽きる。特殊撮影による映像が面白い。登場するキャラクターが面白い。展開されれるストーリーが面白い。意欲的な演出の数々が面白い。月並みで、ともすれ
![総括『ウルトラマンZ』 立ちはだかる「壁」を取り込んで輝く、「さいきょうのうるとらまん」 - ジゴワットレポート](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/03313e80957dfbfc02d5019eb6b1cf2aa1bc1f64/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41Hflh1WtCL.jpg)