「出前が来るのが遅い、何とかして」。こんな迷惑な110番が後を絶たない。1月10日の「110番の日」にあわせ、県警が発表した県内の昨年の110番通報の概算では、いたずらや間違いが約4万2千件あり、全体の約2割を占めた。県警は「緊急の時以外は、最寄りの警察署や警察安全相談室(#9110)に電話を」と呼びかけている。 昨年1年間に県警が受けた110番は約24万5千件。2009年の24万5834件と同程度で、1日平均約670件の通報があった。 内訳は、「交通関係」が約6万1千件(前年比約3千件増)と最も多い。続いて「要望・苦情・相談」が約3万4千件、「けんか」が約1万1千件。いずれも前年並みの件数だった。 全体の中で「いたずら・間違い・110番にふさわしくないもの」に分類された通報が約4万2千件(同5千件減)あり、17%を占めた。 県警によると、ここ5年間で、いたずらや間違いが最も多かったのは、