平山夢明(作家)×黒木あるじ(怪談作家)対談 「大事なのは信じて書くこと。自分が信じないまま書いたら、読者はついてこない」 第43回は作家の平山夢明さん。今回は、弟子筋にあたる黒木あるじ氏を司会に、受講生との質疑応答を中心にして、創作について語っていただきました。 ◆構成の作り方/地図を作り、山に登る/説明に逃げないで書く黒木 ではここからは、私が司会進行を務めさせていただきます。と言っても時間的な制約がありますし、平山さんに質問したいという受講生もたくさんいると思います。そこで、会場から質問を募り、それをもとに話を進めていきたいと思います。平山さん、そのような形でいかがでしょうか?平山 そうですね。書いているときに、こういうところが難しいんだとか、こういうときはどうすればいいんだとか、そういうのがあれば、僕のわかる範囲でお答えして、それ以外は多分ぐちゃぐちゃ喋ります(笑)。女性の受講生