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ブックマーク / nazology.net (18)

  • 「何しても楽しくない」退屈な日々を一気に楽しくする”簡単な方法” - ナゾロジー

    私たちは、TVやYouTubeなど、膨大なコンテンツから自由に選んで楽しむことができます。 しかし、それらのコンテンツを味わっていても、「どこか虚しい」「退屈だ」と感じる人は少なくありません。 カナダのトロント大学(University of Toronto)心理学部に所属するケイティ・YY・タム氏ら研究チームは、その原因が「チャンネルを次々と切り換える」ことから来ていると指摘しています。 私たちは、退屈から逃れて、より効率的に楽しむ目的でチャンネルを切り換えるものですが、実はその行為が退屈を増長させていたのです。 研究の詳細は、こちら(PDF)で確認できます。 またこの論文は、いずれ学術誌『Journal of Experimental Psychology: General』に掲載される予定です。 New psychology research shows “digital switc

    「何しても楽しくない」退屈な日々を一気に楽しくする”簡単な方法” - ナゾロジー
  • 実は生物学的な謎「繁殖できないおばあちゃんはなぜ存在するのか?」 - ナゾロジー

    私たちにとっておばあちゃんは身近な存在です。 しかし、ほとんどの哺乳類にはおばあちゃんにあたる存在がいません。 それもそのはず、生き物のあらゆる行動や生活様式は、自分の子孫を残すことに直結しており、子孫を残す能力を失ったおばあちゃんはふつう進化しないはずです。 そのため、「なぜ、私たちヒトにはおばあちゃんがいるのか?」という問いは長年にわたり学者たちを悩ませてきました。 我々ヒトと同じく、イルカやクジラの一部にも繁殖能力を失ったおばあちゃんがいることが知られています。 今回、イギリスのエクセター大学(University of Exeter)のエリス氏(Samuel Ellis)を中心とするチームは、ヒトとイルカ・クジラのおばあちゃんは共通のメカニズムで進化していたことを発見しました。 研究は2024年3月13日に科学雑誌「Nature」に掲載されました。

    実は生物学的な謎「繁殖できないおばあちゃんはなぜ存在するのか?」 - ナゾロジー
  • 「私の赤とあなたの赤は違う色?」誰もが一度は考える疑問に色覚細胞の研究が意外な発見 - ナゾロジー

    私が見ている赤は、他人にも同じような赤として認識されているのか? 私が赤と認識しているものは、別の人にとっては青である可能性はあるのか? これらは誰もが人生で一度は考える疑問だと言われており、古代から哲学者たちの頭を悩ませてきました。 個々の人が持つ主観的な感覚体験のことを「クオリア」と呼びますが、自分のクオリアと他人のクオリアが同じであるかどうかを証明することは困難だからです。 しかし米国のジョンズ・ホプキンス大学(JHU)で行われた研究により、私たちの網膜に存在する色覚細胞がどのような仕組みで生成されるか、またどんな比率で存在するかが確かめられ、この長年の哲学的疑問の答えとなり得る結果が得られました。 研究者たちは「正常な色覚を持つ人たちの間でも、同じリンゴに対して色が少し違って見える可能性がある」と述べています。 今回はまず実験の背景を解説しつつ、次ページ以降でクオリアに関連する発見

    「私の赤とあなたの赤は違う色?」誰もが一度は考える疑問に色覚細胞の研究が意外な発見 - ナゾロジー
  • 「自殺を考える人」は血中に検出可能な変化が起きていた!しかもその成分は男女で違う - ナゾロジー

    自殺の認識が変わるかもしれません。 米国のカリフォルニア大学(UC)で行われた研究によって、男女で異なる5つの化合物の血液濃度を測定するだけで、自殺念慮の高い人を90%以上の精度で特定できることが示されました。 また研究では男女共通の自殺念慮の因子として「ミトコンドリアの機能低下」を示す化合物も特定されました。 ミトコンドリアは細胞内のエネルギー生産工場として機能しているだけでなく、脳と体の間の信号を調整する「ミトコンドリア情報処理システム(MIPS)」の中枢を担っており、機能不全は全身の細胞に大きな悪影響を及ぼすと考えられています。 このことから研究者たちは、プレスリリースにて「自殺未遂は実際には、細胞レベルで耐えられなくなったストレスを(死によって)止めようとする、より大きな生理学的衝動の可能性がある」との仮説を提唱しています。 研究内容の詳細は2023年12月15日に『Transla

    「自殺を考える人」は血中に検出可能な変化が起きていた!しかもその成分は男女で違う - ナゾロジー
  • 「死は始まりに過ぎない」ナナフシは鳥に食べられることで版図を拡大していた! - ナゾロジー

    べられることで版図を拡大する昆虫が日にいたようです。 神戸大学大学院 理学研究科チームはこのほど、枝そっくりの飛べない虫「ナナフシモドキ」(以下ナナフシ)が鳥にべられることで、卵を日全国に長距離拡散している証拠を発見しました。 もちろんナナフシ自身は死んでしまうものの、体内にあった卵が無傷のまま排泄され、新天地で孵化するという。 ナナフシにとって自らの死は始まりに過ぎないのです。 研究の詳細は、2023年10月11日付で科学雑誌『Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences』に掲載されています。 飛べない昆虫「ナナフシ」の長距離分散の痕跡を遺伝解析で発見 ~鳥の摂による移動は頻繁に起こっていた!?~ https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2023_1

    「死は始まりに過ぎない」ナナフシは鳥に食べられることで版図を拡大していた! - ナゾロジー
  • 「重い布団の方が寝やすい」ADHD傾向のある人は特に有効だった - ナゾロジー

    重い毛布に快眠を促す効果があることはすでに知られています。 そんな中、スウェーデン・ハルムスタード大学(Halmstad University)の研究で、ADHD(注意欠如・多動症)の子供は重い毛布で寝ることで睡眠の質を改善できることが明らかになりました。 ADHDでは入眠までの時間が長かったり、夜中に何度も目覚めることで、睡眠の質が低下しやすくなります。 それによって、うつ病や不安症を併発するケースも少なくありません。 研究は子供を対象としたものですが、以前には大人でも同様の報告がなされているため、ADHD傾向のある人は重い毛布を使うと熟睡できるかもしれません。 研究の詳細は、2023年7月15日付で学術誌『Journal of Sleep Research』に掲載されています。 The efficacy of weighted blankets for sleep in childr

    「重い布団の方が寝やすい」ADHD傾向のある人は特に有効だった - ナゾロジー
  • 毎日生ワサビを食べるだけで記憶力が改善されると判明! - ナゾロジー

    誰でも歳を重ねるほど、記憶力が落ちていきます。 特に65歳以上の高齢者になると、相手の名前と顔を結びつける能力に大きな衰えが見られます。 しかし、そんな悩みをある身近な材が解決してくれるかもしれません。 東北大学の研究チームはこのほど、ワサビを継続的に摂取することで60歳以上の人の記憶力が有意に向上することを発見しました。 短期記憶と長期記憶の両方に改善が見られ、高齢者にとって難しい「顔と名前を結びつける能力」も高まったとのことです。 研究の詳細は、2023年10月30日付で科学雑誌『Nutrients』に掲載されています。 Test with volunteers shows wasabi improves short- and long-term memory in older people https://medicalxpress.com/news/2023-11-volunte

    毎日生ワサビを食べるだけで記憶力が改善されると判明! - ナゾロジー
  • 近親交配を長期間続けると逆に種の繁栄に転じる「遺伝子の浄化」が起きる⁈ - ナゾロジー

    血縁者同士で子供をなす「近親交配」は、ほとんどの社会でタブー視されています。 しかし一部の人々、特に王族たちはかつて、自らの高貴な血筋を守るために近親婚を積極的に行っていました。 その代償は大きく、一族の遺伝的多様性が乏しくなって、体が脆弱であったり、病気にかかりやすくなったのです。 このように近親交配は人・動物を問わず、”種の存続”にとって不利に働くものと考えられています。 ところがノルウェー科学技術大学(NTNU)の研究により、近親交配を高度に進めることで逆に種を繁栄させたトナカイがノルウェーの孤島に存在することが判明しました。 遺伝的多様性は乏しくなるはずなのに、彼らはどうして繁栄できたのでしょう? 研究の詳細は、2023年9月1日付で科学雑誌『iScience』に掲載されています。 These reindeer survived, isolated, for 7,000 years

    近親交配を長期間続けると逆に種の繁栄に転じる「遺伝子の浄化」が起きる⁈ - ナゾロジー
  • 安楽死の多様化問題!オランダで精神的苦痛が39件、社会的に誤ったメッセージになる恐れ - ナゾロジー

    普通に生きられない苦しみが、安楽死の理由になっていました。 英国のキングストン大学(KUL)で行われた研究が、安楽死が合法化されているオランダにおいて、安楽死が実際に実施された理由を分類したところ、複数の症例で自閉症や知的障害など障害者として生きる苦しみに対して適用されていることが判明しました。 オランダやベルギー、カナダ、コロンビアでは「改善の見込みがない耐えがたい苦痛」に対処する手段として安楽死が合法化されており、この苦しみには身体的なものだけでなく精神的なものも含まれています。 しかし研究者たちは、障害者としての生き辛さを「改善の見込みがない耐えがたい苦痛」と定義することは、医学的に誤ったメッセージを人々に送りかねないと述べています。 オランダで安楽死法が制定された2002年においては、主に末期がんの痛みに対処する手段として安楽死が行われていましたが、制定から20年以上を経て、その傾

    安楽死の多様化問題!オランダで精神的苦痛が39件、社会的に誤ったメッセージになる恐れ - ナゾロジー
  • 【過剰な群衆は流体になる】”立ったまま人が圧死”した韓国ハロウィン事故の物理学的説明 - ナゾロジー

    10月29日に発生した韓国・梨泰院のハロウィン圧死事故では、150人以上の死者が出ています。 事件が起きたのは夜間営業の店舗が多数存在する、緩やかな狭い坂道であり、被害者たちの死因の多くは「圧死」であると考えられています。 しかし事件関係者たちの証言から、被害者たちの中には「立ったまま死亡した」人々もいた可能性が浮かび上がってきました。 専門家たちは、このような「立ったまま」の死亡は大規模な倒れ込みに先行する形で発生していた可能性が高いと述べています。 壊滅的な悲劇が起こる直前、群衆たちにはいったいどんな物理法則が働いていたのでしょうか? 答えは意外にも「群衆の流体化」にあったようです。

    【過剰な群衆は流体になる】”立ったまま人が圧死”した韓国ハロウィン事故の物理学的説明 - ナゾロジー
  • 脳細胞に咲く「毒の花」がアルツハイマー病の真の原因と判明! - ナゾロジー

    私たちはとんでもない勘違いをしていたのかもしれません。 米国のニューヨーク大学(NYU)で行われたマウス実験によって、長年アルツハイマー病の原因と考えられてきたアミロイドベータの蓄積は、真の原因が起こした副次的な結果にすぎない可能性が示されました。 研究ではアミロイドベータが蓄積するより「かなり前」の段階で、既にマウスの脳細胞が麻痺状態にあり、「毒の花」と呼ばれる異常な構造が発生している様子が示されています。 アミロイドベータを排除するように設計された薬がどれも効果を発揮できていないのも、真の原因となる「毒の花」を見過ごしていたいたからだと考えられます。 認知能力を蝕む、美しくも恐ろしい「毒の花」の正体とはいったい何なのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年6月2日に『Nature Neuroscience』にて公開されました。

    脳細胞に咲く「毒の花」がアルツハイマー病の真の原因と判明! - ナゾロジー
  • 練習中ではなく「頻繁な休憩」がスキルを上達させると判明 - ナゾロジー

    上達したいなら頻繁に休んだほうがいいかもしれません。 2021年にアメリカの国立衛生研究所(NINDS)の研究チームは、ピアノのような新しいスキルを習得する練習では、頻繁な休憩を行う方が効果的な上達ができるという研究結果を報告しました。 またこの研究では、スキルの上達は練習中には起こらず、休憩中にのみ発生することが示されています。 新しい技術を習得しようとすると、私たちの脳内ではどのようなことが起こっているのでしょうか? この研究にかんする論文は、2021年6月8日付で科学雑誌『Cell Reports』に掲載されています。

    練習中ではなく「頻繁な休憩」がスキルを上達させると判明 - ナゾロジー
  • 音楽の快感は「アルコールと同じ脳領域」で発生していたことが判明 - ナゾロジー

    音楽の快感は、アルコールや薬物と同じ脳領域で生じていることが判明しました。 カナダ・マギル大学の神経科学研究チームは、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)とTMS(経頭蓋磁気刺激)を用いて、脳内におけるポップミュージックの影響を調査。 脳の報酬経路を刺激することで、音楽による快感やモチベーションが高まることが分かりました。 これは聴覚と報酬領域の間のコミュニケーションが、音楽に喜びを感じる理由であることを脳科学的に実証した初の研究となります。 研究は、3月29日付けで『JNeurosci』に掲載されました。

    音楽の快感は「アルコールと同じ脳領域」で発生していたことが判明 - ナゾロジー
  • 脳に埋め込んだ電極で「うつ状態」から「喜びに満ちた状態」へ感情を移行させることに成功 - ナゾロジー

    感情を強制起動する脳のツボ脳に電気刺激を与えてうつ病を治す技術が大幅な進歩をみせている / Credit:Canva脳は心臓と同じく、電気的な臓器です。 そのため近年、うつ病患者に対して脳に電気刺激を行う手法が着目されています。 ただ既存の電気刺激法は非常に大味であり、脳全体に大電流を流す方法がメインでした。 そこでカリフォルニア大学の研究者たちは、5年もの長期に及ぶ臨床試験の結果を元に「神経マッピング技術」を開発しました。 この神経マッピング技術は脳の各地に差し込んだ電極から、患者一人一人の神経回路の特性を認識し、その患者にとって最適な治療部位(刺激場所)をピンポイントで探し出すように設計されています。 そして今回、マッピング技術の性能を確かめるために、難治性うつ病に苦しむ36歳の女性患者に対して、はじめての試験が行われました。 その結果は、まさに驚きでした。 女性患者は覚えている限り5

    脳に埋め込んだ電極で「うつ状態」から「喜びに満ちた状態」へ感情を移行させることに成功 - ナゾロジー
  • 古代イヌのDNAから「元祖・5タイプの犬種」を特定!急増した犬種のルーツにせまる - ナゾロジー

    イヌは私たちが最も古くから共生する動物であり、今日では700種以上の犬種が存在します。 一方で、人類がいつ、どこで、どのようにイヌの家畜化を始めたかは定かでありません。 科学者の国際研究チームはこのほど、古代イヌ27種のDNAを分析したところ、最終氷期の終わり頃、約1万1000年前にはすでに5種類の犬種が存在したことを特定しました。 さらに、犬種の多様化は人類の移動と深い繋がりがあったようです。 研究は、イギリスのフランシス・クリック研究所、オックスフォード大学、オーストリア・ウィーン大学らが参加し、10月30日付けで『Journal Science』に掲載されました。

    古代イヌのDNAから「元祖・5タイプの犬種」を特定!急増した犬種のルーツにせまる - ナゾロジー
  • カラスにも「自意識」があることを初めて実証!生物の主観は”大脳皮質”がなくても発生可能だった - ナゾロジー

    ドイツ・テュービンゲン大学・神経科学研究チームは、24日、「カラスにヒトと同じ主観的意識の存在が初めて認められた」と発表しました。 『Science』に掲載された実験では、カラスがスクリーン上に表示された視覚刺激に対し、意識的に知覚・判別できることが示されています。 こうした意識構造は、ヒトを含む霊長類でしか確認されておらず、鳥類では初のことです。 研究主任のアンドレアス・ニーダー教授は「この結果は、意識の起源と進化について新しい見方を切り開くもの」と述べています。

    カラスにも「自意識」があることを初めて実証!生物の主観は”大脳皮質”がなくても発生可能だった - ナゾロジー
  • トマトはお互いに「電気信号」を送り合っていることが判明! 地中の菌が植物の会話を伝えているかも - ナゾロジー

    愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味映画鑑賞で、月に30〜40観ることも。 高等学校での理科教員を経て、現職に就く。ナゾロジーにて「身近な科学」をテーマにディレクションを行っています。アニメ・ゲームなどのインドア系と、登山・サイクリングなどのアウトドア系の趣味を両方嗜むお天気屋。乗り物やワクワクするガジェットも大好き。専門は化学。将来の夢はマッドサイエンティスト……?

    トマトはお互いに「電気信号」を送り合っていることが判明! 地中の菌が植物の会話を伝えているかも - ナゾロジー
  • なぜ生んだ?反出生主義者の「深層心理」を心理学的に分析してみた - ナゾロジー

    一見すると荒唐無稽に思えるこの主張ですが、今ネットを中心に存在感を増してきています。 反出生主義とは、「人間は繁殖すべきではない」とする哲学的な立場です。一体彼らはなぜ、そのような考えに至ったのでしょうか? この疑問について、元臨床心理士で、ブログ「星乃かたちみ」を運営している春井星乃さんに話を聞きました。 反出生主義はなぜ生まれた?――いや〜ここ数年、ネット上で反出生主義の声をよく聞くなーとは思っていましたが、ついにこんな訴訟が起こってしまうとは…。 反出生主義的な思想自体は、19世紀の哲学者ショーペンハウアーも言及しているし、新しいものではないですよね。 ただ今回の件は、インドの社会背景も関わっているっぽいなと思いました。現在インドでは人口がかなりの速度で増加していて、現在13億人いる世界第1位の中国を追い越しそうな勢いです。 それに、インドでは「親を敬うべき」という考えが非常に強いら

    なぜ生んだ?反出生主義者の「深層心理」を心理学的に分析してみた - ナゾロジー
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