特別検察官任命手続き開始=月内にも弾劾発議か-韓国 21日、韓国・ソウル中心部で、「朴槿恵退陣」と書かれたプラカードを手に、気勢を上げる人々(EPA=時事) 【ソウル時事】韓国政府は22日、柳一鎬副首相兼企画財政相主宰で閣議を開き、朴槿恵大統領の親友、崔順実被告らの国政介入疑惑に関し、政府から独立して調べる特別検察官の任命法案を承認した。国会は17日、任命法案を可決していた。朴大統領は閣議を欠席、拒否権を行使しなかった。これにより、特別検察官の任命手続きが開始される。 朴大統領は4日の国民向け談話で「必要なら検察の捜査に臨む覚悟で、特別検察官の捜査も受ける」と述べた。だが、弁護士は、検察が朴大統領の共謀を認定し、「容疑者」として立件したことに反発し、協力を拒否。一方、特別検察官の捜査には応じる考えを示している。 任命法施行後14日以内に、朴大統領が野党推薦の候補2人の中から1人を選ぶ。