細川先生は検査関連にたいへんお強い、感染症ドクターの仲間のひとりです。 素晴らしい本を執筆されました。「検査」の意味づけ、限界や評価の仕方を学べる本です。 初期研修の間に目をとおし、検査室の技師さんなどにも実際のところを解説してもらえるといいですね。 検査室の皆様どうぞよろしくお願いいたします。 どの検査にも強みやや弱点、そして限界があります。検査には費用もかかりますので、医師は必要性を考慮しながら検査を出します。 まず「万能じゃない」という理解が大事です。細川先生の感度・特異度のお話は、専門職以外ではあまりなじみがないかもしれませんが、「時期」なら想像がつくのではないでしょうか。 例えばインフルエンザ。 迅速検査キットがありますが、日本ではよくつかわれていますが、海外では日本のようにはばんばんつかわれていません。 理由はいろいろありますが、まずインフルエンザでは薬は出さない、ということが
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