塩崎恭久厚生労働大臣が成立させようとしていた受動喫煙対策法案は国会に提出できなかった。結局、受動喫煙対策は1ミリも前進しなかったのである。塩崎氏を応援する医療者は多い。ぼくは塩崎氏を個人的には知らないし、人間的にどうこう評価する気もない。しかし、ぼくは今回の受動喫煙採択法案の問題は彼の失敗だと考える。少なくとも、途中で路線変更すべきだったし、できたはずだ。 こんなことを書くと、禁煙主義者の医療者から「お前は受動喫煙を許容するのか」とヒステリックに非難される。もちろん、許容すべきではない。法案が通らなければ受動喫煙対策は今のままなのだ。現状維持になってしまうほうがはるかに悪いに決っている。 塩崎大臣の敗因ははっきりしている。エビデンスとサイエンスを無視し、観念論、イデオロギー、嫌煙主義に入ってしまったからだ。 受動喫煙対策が世界で一番うまくいっているスペインでもニュージーランドでも、屋外での
個人的には、ティッシュでは対応できない喀血はBEA適応と考えています。もちろん、喀血の専門の先生からしてみたら確たる基準はあるのでしょうが・・・。 日本の喀血診療で最先端をひた走っている岸和田盈進会病院の止血率も90%以上と報告されており(BMJ Open. 2017 Feb 17;7(2):e014805.)、期待をもって紹介状を書くことができるのは、呼吸器内科医としても頼もしい限りです。 さて、国内の呼吸器内科医にとってはよく知られていた「特発性喀血症」。次第に国際的にも認められるようになるでしょうか。 Takahiro Ando, et al. Clinical and Angiographic Characteristics of 35 Patients with Cryptogenic Hemoptysis Chest. 2017. doi:10.1016/j.chest.201
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