グーグルがWebを高速化するために何をしているか - Publickey を読んで、ちょっと自分なりの解釈をメモしておきます。尚、私はトランスポート層 (TCP) 以外は素人同然なので、トランスポート層の部分だけを見ていきます。 1 往復減らすと平均通信時間を 10% 短縮できる TCP の各チューニングを見る前に、クライアント-サーバ間での通信を 1 往復(1 RTT)減らす事へのインパクトを考えます。これについて、もっともはっきりと明示しているのは以下の SSL のスライドです。 グーグルがWebを高速化するために何をしているか - Publickey このスライドを見ると、ハンドシェイクにかかる回数を 1往復分削減する事によって 10% 速くなったと明記されています。ここから分かるのは、クライアント-サーバ間での(トランスポート層での)やり取りは平均で 10往復 (10RTT) 程度