Skypeはこれまで、“コンシューマー専用”という世間のイメージを変えようと努め、エンタープライズ分野に足掛かりを築いてきた。一方、ユニファイドコミュニケーション(UC)の専門家は受け入れに二の足を踏み、エンタープライズSkypeの採用を避けるべき理由として、品質、安定性、セキュリティ、サポートなどの不安を常に口にしてきた(参考:モバイルワーカーのSkype利用は是か非か)。しかしこの状況は、Microsoftが85億ドルでSkypeを買収したことにより、劇的に変化しそうだ。 「Skypeは真剣に考えるべき存在」になった これまでは懐疑的だった企業も、エンタープライズUCにおけるMicrosoftの影響力のおかげで、インターネットVoIP/ビデオ会議ツール提供企業としてのSkypeにあらためて目を向けている。 アシシュ・クドシア氏は、インドにいる両親との音声通話やテレビ電話のためにSkyp
KDDIは10月18日、Skypeとの提携を発表した。auのスマートフォンおよび従来型携帯電話にSkypeソフトを搭載する。 「IS03」を皮切りに、Androidスマートフォン、2011年にはBREW搭載の携帯電話にSkype auアプリを搭載する。回線交換方式で通信品質を高め、またアプリがバックグラウンドで動作する際にバッテリーの消費を最小限に抑えるアプリケーションもau one Marketで提供する。 料金体系など詳細は改めて発表するが、「Skype同士の通信は無料、という前提は守って決めていきたい」と、12月にKDDI社長に就任する田中孝司専務は話す。通常の音声通話とSkype通話の利用シーンは異なるとみており、「音声通話料金の減収にはつながらないと思う」としている。
KDDIとルクセンブルクのSkypeが提携し、auのスマートフォンでSkypeが使えるようになると、10月15日付けの日本経済新聞朝刊が報じた。KDDIは、18日に予定している秋冬モデル発表時に「禁断のアプリ」を発表すると予告しており、記事はSkypeがそのアプリだと報じている。 報道によると、11月下旬に発売予定のスマートフォン「IS03」など秋冬の新モデル向けに、Skypeが専用アプリを配信。au端末同士ならネットではなく携帯電話の交換網を利用し、電話並みの品質にするという。 KDDI広報部は報道について「当社が発表したものではないのでコメントできない」としている。 記事は「ドコモもSkypeを解禁する方針」と伝えているが、ドコモ広報部は「一般のスマートフォン向け料金プランでは、以前からアプリケーションや通信プロトコルによる規制はしていない。動作検証は行っていないが、Skypeアプリも
オークション大手eBayは、インターネット電話サービスを手がける傘下のSkypeを独立した公開企業としてスピンオフする計画を発表しているが、行く手には障害が待ち受けている。ライセンシングに関して論争が続く中、Skypeの創設者たちが技術の一部を取り返そうという動きを見せているからだ。 米国時間7月29日にBloomberg.comが報じたところによると、eBayの結論は、新たに作り出す、ということのようだ。 これは米証券取引委員会(SEC)に提出された四半期報告書で明らかになったが、eBayはこの書類に書かれている以上のコメントはしていない。継ぎはぎした製品ができたとして、それにふさわしい名称は「フランケンスカイプ(Frankenskype)」だろうか、それとも「スカイペンシュタイン(Skypenstein)」だろうか。 これまでのいきさつはこうだ。Skypeの共同創設者たちはJoltid
このところ仕事が立て込んでいるところへ、先日の36時間にわたるSkypeのサービス不具合。そして復旧した直後に香港出張があり、少し疲れ気味。特に障害に関してはユーザーの皆さんにはご迷惑をおかけし、大変心を痛めた36時間でもあった。 Skypeの不具合については本社からの情報以外は話せないので、こちらを参照してもらいたい。個人のblogでは今回の障害の詳細に触れられないのであしからずご了承いただきたい。 Skypeログイン障害詳細 - Skype 日本語ブログ Skype障害とマイクロソフトについて追記 - Skype 日本語ブログ そこで、個人的な感想を書くことにする。 実際、この期間にとても多くのことを学んだし、知った、そしてよく考えた。 [0]. 告知について、今後改善すべきことが明らかに - 不具合が、ユーザーの環境のせいか、Skypeのせいかわからなかったこと - それと相まって、
「ログイン障害前にもチャットが送れないなどの兆候はあった」──。Skype日本オフィスの岩田真一ジェネラルマネージャーは、8月24日に都内で開かれた記者会見で、今月16日に発生した障害について説明した。 Skypeにログインできなくなる障害は、8月16日から18日にかけて発生した。2日前の14日には、月例のWindowsのセキュリティプログラムが公開されており、Skypeのネットワークに何らかの影響を与えたのではないかとの見方もあった。 この点について、岩田氏は「Windows Updateはきっかけの1つにすぎない」とした上で、障害自体は「Skypeネットワーク自体の問題」と強調した。 Skypeネットワークにログインする時、クライアントはまず「ログインサーバ」にログインし、次いでコンタクトリストの処理や通話のルーティングを行う「スーパーノード」に接続する。このスーパーノードは、Skyp
Skypeの日本オフィスは8月24日、東京都内で国内ビジネスの最新状況について説明を行った。16日に発生した世界規模のサービス障害について、岩田真一ゼネラルマネジャーは「Skype社内の問題」と話し、噂されるMicrosoft Windows Updateとの因果関係を否定した。 Skypeのサービス障害は8月16日に発生し、ユーザーがサービスにログインできないという事態が19日ごろまで続いた。同社は21日に、「P2Pネットワークの急激なリソース低下と急増したログイン要求の処理が機能しなかった」とする原因説明を行った。 障害の発生当初、14日に公開されたWindows Updateが原因だとする噂が駆け巡ったが、SkypeとMicrosoftは検証を行ってこの説を明確に否定(関連記事)。今回のWindows Updateでは、アップデート後にPCの再起動を行ったユーザーが折りしも続出したた
Skype Technologiesの日本オフィスは24日、Skypeの新機能に関する説明会を開催した。説明会ではジェネラル・マネージャーを務める岩田真一氏が、有料サービス「Skype Pro」や最新バージョン「3.5」について紹介したほか、8月に発生したログイン障害についても説明を行なった。 ■ Skype Proでは日本での通話定額プランも導入を予定 Skype Proは2007年2月に欧州で開始した有料のオプションサービスで、日本でも6月11日より導入されている。国によってサービスの内容が一部異なるが、Skypeボイスメールの無料提供、着信サービス「SkypeIn」の料金割引、着信転送の転送先をSkype以外の電話番号に設定できるといった機能や特典が共通機能として用意されている。 国ごと対応が異なるのは、国内固定電話への通話料金が接続料のみで利用できる料金プランと、Skypeを利用し
英語ブログでSkypeログイン障害詳細について更新されたので、取り急ぎ以下に訳します。[英文更新:日本時間8月20日21時ごろ] 2007年8月16日、Skype P2Pネットワークが不安定になり、大きな障害が発生しました。この障害は、Windows Updateによるパッチの定期ソフトウェアアップデートのため、世界中のユーザによる非常に短時間内でのほぼ同時再起動によるものです。 正常値を超える多数の再起動によって、Skypeのネットワークリソースが影響を受け、これがログイン要求の殺到につながり、P2Pネットワークリソースの不足と相まって重大な結果をもたらしました。 通常、Skypeのピアツーピアネットワークは、備えつけの自己回復機能を持っていますが、今回の障害でネットワークリソース分配アルゴリズムにおける、今までに顕在化していなかったソフトウェアのバグが発覚し、これが原因で 自己回復機能
Skypeを見舞った大規模なサービス障害は、世界中でユーザーがコンピュータを再起動したことが原因だった。同社が8月20日に明らかにした。 同社によると、Windows Update経由で月例パッチが配布された後、短時間の間に世界中の多数のユーザーが自分のマシンをリブートし、これがSkypeのP2Pネットワークリソースに影響した。大量のログイン要求があったことと、P2Pネットワークリソースが不足したことが連鎖反応を起こして大規模なサービス障害につながったという。 通常であればSkypeのP2Pネットワークは自己修復が可能だが、今回の件で、リソース割り当てアルゴリズムに、自己修復が迅速に行われなくなるバグが発見されたと同社は説明している。 Skypeは、今回のような事態が再発する可能性は低いが、そうなってもユーザーに影響が出ないよう、問題を特定し、ソフトウェアに改善を加えたとしている。また同社
Skypeの大規模障害とMicrosoftが8月14日に公開したセキュリティパッチとの関係が取りざたされていることについて、米Microsoftはセキュリティブログで20日、「Skypeの障害とMicrosoftのパッチは無関係」と強調した。 Skypeは今回の障害について、「Windows Updateを通じて定例パッチを受け取った後、短時間の間に世界中の多数のユーザーが自分のマシンをリブートしたことが障害の引き金になった」とサイトで説明。これを受けて、Microsoftには顧客からの問い合わせが相次いだという。 しかし「今月のパッチリリースに普段と違うことは何もなかった」とMicrosoftは強調。「Skypeが説明している通り、問題はSkypeソフトのバグにあり、14日のアップデートとは関係ない」と述べている。 MicrosoftはSkypeから連絡を受けて、調査に協力したという。ま
Skypeの大規模サービス障害は、Microsoftの月例パッチが原因ではない――Skypeは8月21日、障害の原因について改めて説明した。 Skypeは20日にサービス障害の原因について、「Windows Update経由で月例パッチが配布された後、短時間の間に世界中の多数のユーザーが自分のマシンをリブートし、これがSkypeのP2Pネットワークリソースに影響した」と説明していた。だがこれが一部で誤解を招いたとして、改めてMicrosoftのパッチとの関連を明確にした。 Skypeは、Microsoftを非難しているわけではないとし、Microsoftのパッチはサービス障害を引き起こした一連の出来事の引き金にすぎず、根本的な原因ではなかったとしている。Skypeはこれまでも定期Windows Updateに伴う再起動に対応してきたが、問題が起きたことはなかった。ただし今回は例外的で、当日
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く