元旦に新聞紙のトップページを眺めてみた。便利なことに今やインターネットで,世界中の新聞紙の第1面が無料で閲覧できる。元旦の新聞はやはり華やかである。 でも数年後には,閲覧できる新聞がぐんと減っているのでは・・・。特にアメリカでは,多くの新聞紙が消え去っているかもしれないからだ。 NYタイムズ紙やLAタイムズ紙,ワシントンポスト紙などの有力新聞までが膨らむ赤字で苦しんでいる。ボストングローブ紙にいたってはひん死の状態である。米国の新聞社を支えてきた広告売上が長期低落し回復の見通しが立たないだけに,延命させるにはとりあえず経費を削減するほかない。ということで,以下のように新聞社はこぞって記者などの社員を減らし続けているいるのである。 昨年(2009年),アメリカでの新聞の発行部数は14%近くも減った。西欧や日本などの先進国でも,新聞は構造的な不況業種となってきた。だが世界全体で見ると,新聞は必