「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」など、全国に約3000店舗を構え、2014年10月には再上場を果たしたファミレス最大手のすかいらーく。同社の店舗には、年間のべ4億人がおとずれる。そのすかいらーくで、ビッグデータを活用したマーケティング施策を手がけているのが、マーケティング本部 インサイト戦略グループ ディレクターの神谷勇樹氏だ。第3回ITACHIBA会議に登壇した神谷氏は、2014年の上半期において「(前年同期比で)広告宣伝費を3億円削減したが、売上は40億円増となった」と取り組みの成果を明かした。 すかいらーくの2014年の上半期の広告宣伝費は前年同期比で10%減となった。その要因について、神谷氏は「一番大きかったのは費用対効果の高い施策へ資源をシフトしたから」と語るが、その背景にはさまざまなプロモーション活動のROIを明確化し、ROIの低いプロモーションを改善したり、廃止するとい